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46回

第46回理容師筆記試験問題
(令和 4年 9月 4日)


■関係法規・制度及び運営管理

問題 1 理容師法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 公衆衛生の向上に資することで国民全体の利益を図っている。
(2) 理容の業務が適正に行われるように規律している。
(3) 理容業の経営の健全化を促進することにより、理容業の振興を図ってい
  る。
(4) 理容師の資格を定め、理容師の免許を受けた者でなければ理容を業とし
  てはならないとしている。



問題 2 理容師の免許に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 理容師が住所を変更したときは、速やかに理容師名簿の訂正を申請しなけ
  ればならない。
(2) 理容師が氏名を変更したときは、 30日以内に理容師名簿の訂正を申請し
  なければならない。
(3) 理容師が免許取消処分を受けたときは、速やかに住所地の都道府県知事に
  免許証(免許証明書)を返納しなければならない。
(4) 理容師が業務停止処分を受けたときは、速やかに厚生労働大臣に免許証
  (免許証明書)を返納しなければならない。



問題 3 次のうち、理容師の免許取消処分の対象となるものはどれか。

(1) 伝染性の疾病にかかり、その就業が公衆衛生上不適当と認められる場合
(2) 理容師法等で定める衛生上必要な措置を講じなかった場合
(3) 法の規定による業務の停止処分に違反して、理容の業をした場合
(4) 理容師法の政令又は都道府県等の条例で定める特別の事情がないにもかか
  わらず、理容所以外の場所で理容の業をした場合



問題 4 管理理容師に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 管理理容師は、理容師である従業者が常時 2人以上の理容所に設置しなけれ
 ばならない。
b 同一人が複数の理容所の管理理容師となることはできない。
c 管理理容師は、理容所の施設を衛生的に管理するものであり、理容の業務を
 衛生的に管理することまでは求められていない。
d 管理理容師は、理容師の免許を受けた後 2年以上理容の業務に従事し、厚生
 労働大臣の指定する講習会の課程を修了した者でなければならない。

(1) aとb    (2) bとc
(3) cとd    (4) aとd



問題 5 理容所の開設に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 理容所の開設者は、理容師の免許を有する者でなければならない。
(2) 理容所を開設する者は、使用開始後に届出を行い、構造設備の検査確認を
  受けなければならない。
(3) 会社が従業員の福利厚生のために設ける理容所については、開設の届出は
  不要である。
(4) 理容所の開設者の地位を承継する相続人は、その旨を都道府県知事等に届
  け出なければならない。



問題 6 次のうち、理容所の閉鎖命令の対象となるものはどれか。

(1) 開設者が、理容師でない者に理容の業務を行わせた場合
(2) 開設者が、構造設備の変更届を怠った場合
(3) 従事する理容師が、精神の機能の障害により業務を適正に行うことができ
  ない場合
(4) 従事する理容師が、環境衛生監視員による立入検査を妨げた場合



問題 7 生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律に関する次の
    記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 厚生労働大臣は、衛生上の規制措置のための適正化規程を定めることがで
  きる。
(2) 生活衛生同業組合は、営業に関する技能の改善向上についても事業として
  いる。
(3) 都道府県知事は、振興指針を定めることができる。
(4) 全国生活衛生営業指導センターが定める標準営業約款では、営業日の統一
  についても定めている。



問題 8 会計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 損益計算書では、一定の期間における利益や費用がどのような状況になっ
  ているのかを把握することができる。
(2) 損益計算書において、利益は「利益 = 収益(売上) - 費用(コスト )」に
  より求められる。
(3) 貸借対照表では、一時点においてどれだけの資産があるのか、借金はどれ
  だけあるのかなどの状況を把握することができる。
(4) 貸借対照表において、1年以内に返済しなければならない借金は固定負債
  に分類される。



問題 9 医療保険制度に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 国民健康保険の保険者は、国民健康保険組合と全国健康保険協会である。
(2) 国民健康保険の保険料は、保険者にかかわらず全国一律である。
(3) 健康保険の保険料には、被保険者負担はない。
(4) 健康保険においては、育児休業中の保険料が免除される制度がある。



問題 10 労働保険に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 雇用保険の保険料には、被保険者負担と事業主負担がある 。
(2) 雇用保険の基本手当は、自己都合で退職し失業した場合には支給されな
  い。
(3) 労働者災害補償保険の適用事業に雇用される者は、国籍や身分、年齢な
  どにかかわらず適用労働者となる 。
(4) 労働者災害補償保険は、通勤途上の事故に対しても適用されることがあ
  る 。




■公衆衛生・環境衛生

問題 11 わが国の死亡に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 年齢別死亡率は、一般的に思春期のころ最も低くなる。
(2) 年齢調整死亡率は、人口 1,000人に対して 1年間に死亡した人の数であ
  る。
(3) がんによる死亡数は、減少傾向にある。
(4) 粗死亡率は、低下傾向にある。



問題 12 2015年のわが国の平均寿命に関する次の記述のうち、正しいものは
    どれか。

(1) 平均寿命の伸長は、公衆衛生の向上発展とは無関係である。
(2) 男女とも 80年以上である。
(3) 男女とも世界第1位である。
(4) 男女の差は、3年以下である。



問題 13 次の疾病のうち、生活習慣病に該当しないものはどれか。

(1) がん    (2) 脳卒中
(3) 肺炎    (4) 心臓病



問題 14 一酸化炭素に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 不完全燃焼により生じる。
(2) 不快な臭いがする。
(3) 赤血球のヘモグロビンと結合する。
(4) 空気中の濃度が高くなると、頭痛、めまい、吐き気などを起こし、死に至
  る場合もある。



問題 15 採光と照明に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 自然光には、直射日光と、雲を通してくる光や北の窓からの光などの天空
  光がある。
(2) 一般に日常生活に不自由のない明るさは、10ルクス程度である。
(3) 照明には、作業場所だけを明るくする局所照明と部屋全体を明るくする全
  般照明がある。
(4) 直接照明は、照明効率は高いが、コントラストが強かったり影をつくった
  りして、眼精疲労を起こすことがある。




■感染症

問題 16 感染症とその病原体の身体への侵入・媒介経路に関する次の組合せの
    うち、誤っているものはどれか。

(1) 百日せき ―――――――――――――― 気道
(2) 腸管出血性大腸菌感染症 ――――――― 飲食物
(3) C型肝炎 ―――――――――――――― 動物節足動物
(4) 後天性免疫不全症候群(エイズ) ―――― 直接接触・傷口



問題 17 細菌に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 細菌の成分の約 80%は、タンパク質である。
(2) 細菌の芽胞は、熱や乾燥に弱い。
(3) 細菌のなかには、酸素があると発育、増殖できないものがある。
(4) 細菌は、生きた細胞内でないと発育、増殖できない。



問題 18 細菌の変異に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 変異には、細菌が新たな性質を獲得する場合と本来持っていた性質を失う
  場合がある。
(2) 変異によって、細菌の病原性が低下することがある。
(3) 変異によって、化学療法剤や消毒剤に対する耐性を獲得することがある。
(4) 変異によって、細菌の形態が変化することはない。



問題 19 感染と発病に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 病原体が体内に侵入しても、発育、増殖することができず、体外に排出
  されてしまう状態のことも感染という。
(2) 健康な人であれば、通常、感染を起こさないような病原性が低い病原体に
  よって感染、発病する感染症を日和見(ひよりみ)感染症という。
(3) 感染していても発病していない状態を不顕性感染という。
(4) 病原体が体内に侵入してから最初に症状があらわれるまでの期間を潜伏期
  という。



問題 20 結核に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 2015年のわが国の新登録患者数は、約 100人である。
b 感染経路は、主として飛沫核(ひまつかく)感染である。
c 患者の早期発見のため、定期の健康診断が行われている。
d 肺以外の臓器は侵されない。

(1) aとb    (2) bとC
(3) cとd    (4) aとd



■衛生管理技術

問題 21 次の文章の (   )内に入る語句の組合せのうち、正しいものは
    どれか。

「微生物を殺すことの総称は、( A )である。微生物のなかでも、病原微
 生物を殺すか除去して感染力をなくすことを( B )という。また、
 ( C )とは、あらゆる微生物を殺すか除去して微生物の存在をなくすこ
 とをいう。」

   A       B       C
(1) 殺菌 ――― 防腐 ――― 滅菌
(2) 滅菌 ――― 消毒 ――― 殺菌
(3) 殺菌 ――― 消毒 ――― 滅菌
(4) 滅菌 ――― 防腐 ――― 殺菌



問題 22 理容師法施行規則に定められている消毒法に関する次の記述のうち、
    正しいものの組合せはどれか。

a 血液が付着していないブラシは、逆性石けんが 0.1%以上である水溶液中に
 10分間以上浸す。
b 血液が付着したはさみは、 1㎠あたり 85マイクロワット以上の紫外線を20
 分間以上照射する。
c 血液が付着していないかみそりは、エタノールが 76.9~8l.4%の水溶液を含
 ませた綿もしくはガーゼで表面を拭く。
d 血液が付着したくしは、次亜塩素酸ナトリウムが 0.1%以上である水溶液中
 に10分間以上浸す。

(1) aとb     (2) bとc
(3) cとd     (4) aとd



問題 23 消毒・殺菌に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 同じ時間と温度であれば、湿熱は乾熱より効果が高い。
(2) 消毒薬水溶液の温度は低いほど効果がある。
(3) 消毒薬には、消毒しようとする対象によって適した濃度がある。
(4) 蒸気消毒は、煮沸消毒より長く時聞がかかる。



問題 24 消毒用エタノールに関する次の記述のうち、誤っているものはどれ
    か。
(1) 逆性石けんと併用すると効果が低下する。
(2) 細菌の芽胞には効果がない。
(3) 揮発性が強いので、濃度が変化しやすい。
(4) 引火性があるので、保管や取扱い時に火気を避ける 。



問題 25 消毒薬の希釈方法に関する次の記述の (   )内に入る数値のう
    ち、正しいものはどれか。

「15%次亜塩素酸ナトリウムを用いて 0.1%の水溶液をつくるには、5%次亜塩素
 酸ナトリウム5mLに水を加えて (   )mLの溶液とする。」

(1) 100      (2) 250
(3) 500      (4) 1,000




■保 健 人体の構造及び機能

問題 26 次の頭頚部の部位のうち、頬骨部と接しているものはどれか。

(1) オトガイ部      (2) 鼻部
(3) 前頚部        (4) 眼窩(がんか)部



問題 27 骨を形づくる次の構造のうち、造血作用を持つものはどれか。

(1) 海綿質     (2) 骨膜
(3) 赤色骨髄    (4) 綴密質



問題 28 次の筋のうち、眼を閉じるときに働く骨格筋はどれか。

(1) オトガイ筋    (2) 眼輪筋
(3) 頬筋       (4) 前頭筋



問題 29 次の神経のうち、中枢神経系に分類されるものはどれか。

(1) 脳神経      (2) 脊髄
(3) 自律神経     (4) 体性神経



問題 30 次の耳の部分のうち、聴覚に関与しないものはどれか。
 
(1) 前庭      (2) 蝸牛(かぎゅう)
(3) 耳小骨     (4) 鼓膜




■皮膚科学

問題 31 皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 表皮は、基底層、有棘(ゆうきょく)層、顆粒層、角質層の4つの層から
  なる。
(2) 角化細胞(ケラチノサイト)は、表皮内に侵入した抗原物質(アレルゲン)を
  取り込む性質がある。
(3) ランゲルハンス細胞は、約1か月かけて基底細胞から角質細胞に分化する。
(4) 色素細胞(メラノサイト)の数は、同一部位で比較すると人種によって大き
  く異なる。



問題 32 皮膚付属器官の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはど
    れか。

(1) すべての毛に毛髄質はある。
(2) 毛は、皮膚表面に出ている部分を毛幹、皮膚の内部にある部分を毛根と
  いう。
(3) 毛は、毛母でつくられる。
(4) 毛は、ケラチンという硫黄を含んだタンパク質でできている。



問題 33 皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っている
    ものはどれか。

(1) ヒトでは、皮膚呼吸はほとんど行われない。
(2) 皮膚表面の脂肪膜と角質層のケラチンは、化学的刺激に対する保護の働
  きをしている。
(3) 皮膚表面の脂肪膜は、 pHは7ぐらいなので、細菌の発育を抑制しない。
(4) 温度と関係なく精神的な感動によって手掌や足底、腋窩(えきか)から急
  激に汗が出ることを精神性発汗という。



問題 34 皮膚 と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているも
    のはどれか。

(1) 抗しわ療法として、ボツリヌス毒素による筋弛緩(しかん)作用を利用す
  ることがある。
(2) 尋常性痤瘡(ニキビ)、蕁麻疹、湿疹のなかには、便秘により悪化するもの
  もある。
(3) 男性ホルモンの増加は、脂腺の発育を促し、尋常性痤瘡や脂漏を引き起こ
  す。
(4) UVAは真皮にまで達し、色素細胞の働きを弱める。



問題 35 皮膚疾患に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 脂漏性皮膚炎は、フケ症やあぶら症の人に多い皮膚炎で、紅斑や落屑
  (らくせつ)がみられる。
(2) 手には、足のように白癬菌による病変は生じない。
(3) 化粧品によるアレルギー性の接触皮膚炎(カブレ)は、薄めれば発症しな
  い。
(4) 尋常性疣贅(ゆうぜい)は、 真菌によってできる。




■香粧品科学

問題 36 溶媒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 水は、有機溶媒である。
(2) メタノールは、化粧水の溶媒として用いられる。
(3) イソプロパノールには、殺菌力がない。
(4) アセトンは、エナメルリムーバーに用いられる。



問題 37 香粧品に含まれる有機化合物とその分類に関する次の組合せのうち、
    正しいものはどれか。

(1) セタノール ――――― 炭化水素
(2) ワセリン ―――――― ロウ
(3) ステアリン酸 ―――― 脂肪酸エステル
(4) システイン ――――― アミノ酸



問題 38 香粧品に含まれる成分とその配合目的に関する次の組合せのうち、誤
    っているものはどれか。

(1) パラアミノ安息香酸エステル ――――――― 紫外線吸収剤
(2) パラオキシ安息香酸エステル(パラベン) ―― 防腐剤
(3) パラフイン ――――――――――――――― 水性原料
(4) パラフェノールスルホン酸亜鉛 ―――――― 収れん剤



問題 39 パーマ剤に含まれる成分とその配合目的に関する次の記述のうち、誤
    っているものはどれか。

(1) システインは第2剤に含まれ、酸化剤として働く。
(2) 臭素酸ナトリウムは第2剤に含まれ、酸化剤として働く。
(3) チオグリコール酸は第l剤に含まれ、還元剤として働く。
(4) モノエタノールアミンは第1剤に含まれ、アルカリ剤として働く。



問題 40 ヘアカラー製品に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはど
    れか。

a 酸性染毛料は、医薬部外品に分類される。
b 脱染剤には、強い酸化剤である過硫酸塩が用いられる。
c 酸化染毛剤第2剤中の過酸化水素から放出される酸素により、メラニン色素
 の分解が起こる。
d パラフェニレンジアミンは、もともと色を有する直接染料である。
 
(1) aとb    (2) bとc
(3) cとd    (4) aとd




■文化論及び理容技術理論

問題 41 明治時代から昭和時代の服装に関する次の組合せのうち、正しいもの
    はどれか。

(1) 明治時代 ―――――― 国民服
(2) 大正時代 ―――――― 鹿鳴館スタイル
(3) 昭和時代(戦前) ――― マンボズボン
(4) 昭和時代(戦後) ――― 落下傘スカート



問題 42 1945年から1950年代の髪型に関する次の記述のうち、誤っているもの
    はどれか。

(1) 髪をきれいに分ける手間がいらないことからヨーロッパに広がったオール
  バックが伝えられた。
(2) アメリカ兵の髪型をまねた短髪のGI刈が取り入れられた。
(3) 作家の石原慎太郎の髪型をまねた慎太郎刈が若者の間に流行した。
(4) 女優のオードリー・ヘップバーンのヘップバーンカットが流行した。



問題 43 男性の洋装礼装に関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。
 
(1) 昼間の正式礼装 ―――――― モーニングコート
(2) 昼間の略式礼装 ―――――― メスジャケット
(3) 夜の正式礼装 ――――――― タキシード
(4) 夜の略式礼装 ――――――― 燕尾(えんび)服



問題 44 レザーの形態と機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) レザーは、てこの原理によって破壊部分を押し開き、毛髪を切断する。
(2) 刃の中心線と切断面が一致しないレザーの切断様式を切削という。
(3) 日本かみそり型ホルダーは、ハンドルがないので皮膚に対する圧力の加減
  は必要ない。
(4) レザー型ホルダーは、ハンドルを45度以上に開くと皮膚に対する圧力が強
  くなる。
2    


問題 45 コームに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 目は、毛髪の根元に分け入り、毛髪を起こす役割をする。
(2) 親歯は、目に入った毛髪を一線にそろえる役割をする。
(3) 歯は、起こされた毛髪を両側から支える役割をする。
(4) 歯元は、歯並びの端にあり、コーム全体を支える役割をする。
3   


問題 46 ヘアデザインの構成要素に関する次の記述のうち、誤っているもの
    はどれか。

(1) シンメトリーとは、形の中心から左右同じ形を持った静的なつりあいのあ
  る状態をいう。
(2) アシンメトリーとは、形の変化を左右につくり、変化を持ちながらつりあ
  っている状態をいう。
(3) ムーブメントとは、形の表現を強烈にするために、つくる人の主観に基づ
  いて形を変化させることをいう。
(4) プロポーションとは、部分と部分、全体と部分の間の比のことをいう。
3   


問題 47 カッティングの姿勢に関する次の記述のうち、誤っているものはど
    れか。

(1) 重心は、両足の幅の範囲から出ないようにする。
(2) 基本足位で立ち、背筋を伸ばして顎を引き胸を張って、肩の力を抜き視線
  をまっすぐにするのが基本姿勢である。
(3) 体を低くするときは、必ず腰を引くことにより体を前屈させる。
(4) 肘を張ると手の動きが悪くなるので、肘は常に体につけておく。
4   


問題 48 スタンダードヘアの線とぼかしに関する次の文章の (   )内に
    入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。

「線とは髪型の( A )の線のことで、ぼかしとは( B )における色彩
 の濃淡をいう。( C )では、ぼかしに重点をおく。」

    A         B                C
(1) ボリューム ――― 長髪部 ――― 後頭部
(2) シルエット ――― 短髪部 ――― 後頭部
(3) ボリューム ――― 短髪部 ――― 前頭部
(4) シルエット ――― 長髪部 ――― 前頭部
2    


問題 49 次のスタンダードヘアのカット技法のうち、主に短髪部に用いられる
    ものの組合せはどれか。

a 押し刈
b 指間刈
c すくい刈
d まわし刈

(1) aとb    (2) bとc
(3) cとd    (4) aとd
4    


問題 50 ドライヤーセットに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 毛髪を曲げたり形をつくったりしてから熱風をあて、次に冷える時間を与
  えて形を固定させる。
(2) ドライヤーのノズルとブラシは、常に平行に操作する。
(3) 毛髪を充分乾燥させてからドライヤーセットを行う。
(4) ドライヤーの熱風が頭皮にあたらないように操作する。
3   


問題 51 ワインディングに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 輪ゴムは、ピボットポイント側の圧力が強くなるようにとめる。
(2) ハーフステムは、輪ゴムを頭皮面に対して垂直になるようにとめる。
(3) ノンステムは、輪ゴムを頭皮面と45度になるようにとめる。
(4) ロングステムは、輪ゴムを頭皮面と平行になるようにとめる。
4    

問題 52 染毛剤のパッチテストに関する次の記述のうち、正しいものの組合
    せはどれか。

a パッチテストは、アレルギーの有無を確認するため行う。
b 脱色剤・脱染剤もパッチテストは必ず行う。
c テスト部分は絆創膏(ばんそうこう)等で覆い、テスト液が乾かないよう
 にする。
d 48時間経過後、異常がないことを確認したらすぐに施術する。

(1) aとb    (2) bとc
(3) cとd    (4) aとd
4    


問題 53 シェービングに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 毛が硬くて量も多く、抵抗が大きい場合には、対皮角度は大きくして運行
  する。
(2) 運行速度は、1ストローク1秒くらいが標準である。
(3) 添え手とは、レザーを持つ手と逆の手指によってシェービングするのに適
  した皮膚の状態にする技法である。
(4) 1回目のラザーリングは、皮膚の汚れやあぶら分を取り除くことが目的で
  ある。
1   


問題 54 シャンプーイングに関する次の記述のうち、誤っているものはど
    れか。

(1) お湯の温度は、40℃ぐらいが適温である。
(2) 1回目のシャンプーイングはクレンジングを目的とし、2回目はマッサージ
  を目的とする。
(3) リンシングの際は、シャンプー剤が残らないようにお湯をたっぷりと使
  う。
(4) 汚れがひどい場合は、毛髪を強くこすり合わせて洗う。
4    


問題 55 ヘッドマッサージに関する次の記述のうち、誤っているものはど
    れか。

(1) 軽擦法には、表面軽擦法と深部軽擦法がある。
(2) 強擦法は、皮膚を押さえつけながら強くこする技法である。
(3) 圧迫法は、手指や手掌で頭皮をもむ技法である。
(4) 振動法は、振せん法又はバイブレーションともいう。
3   




















出典

公益財団法人
理容師美容師試験研修センター
https://www.rbc.or.jp/