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29回

第29回理容師筆記試験問題
(平成26年3月2日)



[関係法規・制度]

問題1 法令に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)理容師法のような法律は、国の行政機関が定める。
(2)理容師法施行令のような政令は、内閣が定める。
(3)理容師法施行規則のような省令は、各省の大臣が定める。
(4)理容に関する条例は、地方公共団体がそれぞれの団体の議会の議決を経
   て制定することができる。
1


問題2 理容師法の目的に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはど
    れか。

a 理容技術を開発する。
b 理容業務が適正に行われるよう規律する。
c 理容師の資格を定める。
d 理容業の振興を図る。

(1)aとb   (2)bとc
(3)cとd   (4)aとd
2


問題3 管理理容師に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)複数の美容所の開設者であっても、自ら主として管理する1つの理容所
   の管理理容師になることができる。
(2)理容師である従業者の数が常時2人以上である理容所の開設者は、当該
   理容所の経営管理をさせるため、管理理容師を置かなければならない。
(3)理容師である従業者の数が常時2人以上である理容所の開設者が、管理
   理容師を置かないときは、理容所の閉鎖を命じられることがある。
(4)理容師の免許を受けた後、3年以上理容の業務に従事し、かつ、都道府
   県知事が指定する講習会の課程を修了すれば、管理理容師になることが
   できる。
2


問題4 理容所の開設に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)理容所の開設者について相続があったときは、相続人はその理容所につ
   いて新たに開設の届出を行わなければならない。
(2)理容所の開設者となる者は、理容師の免許を受けた者でなければなら
   ない。
(3)理容所の開設者は、届出事項を変更するときは、事前に都道府県知事等
   に届け出なければならない。
(4)理容所の開設の届出書には、理容師につき、結核、皮膚疾患その他厚生
   労働大臣が指定する伝染性疾病の有無に関する医師の診断書を添付しな
   ければならない。
4


問題5 理容所の立入検査に関する次の記述のうち、正しいものの組合せは
    どれか。

a 立入検査を正当な理由なく拒んだり、妨げたり、忌避したときは、その
  理容所の閉鎖を命じられることがある。
b 環境衛生監視員は、必要があれば、開設者の住居にも立入検査をするこ
  とができる。
c 環境衛生監視員は、立入検査を行う場合、その身分を示す証明書を携帯
  しなければならない。
d 立入検査を正当な理由なく拒んだり、妨げたり、忌避した者は、理容所
  の開設者だけでなく、従業員、家族等の区別なく処罰の対象とされる。

(1)aとb    (2)bとc
(3)cとd    (4)aとd
3



[衛生管理]

[公衆衛生・環境衛生]

問題6 公衆衛生の歴史上の人物で、コレラの流行様式を解明したのは、次
    のうち誰か。

(1)ウィンスロー   (2)ジョン・スノー
(3)パスツール    (4)コッホ
2


問題7 わが国の出生に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)第1次ベビーブーム期の出生数は、200万人以上である。
(2)2009年の出生数は、約100万人である。
(3)2009年の人口千人あたりの出生率は、10以下である。
(4)2009年における1人の女性が産む子どもの数は、平均2人以上である。
4


問題8 予防医学に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)早期発見は、第1次予防である。
(2)過度な運動と休養は、第1次予防である。
(3)早期治療は、第2次予防である。
(4)リハビリテーションは、第3次予防である。
1


問題9 廃棄物の処理に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。

(1)一般廃棄物 ──── 市町村長の責任
(2)産業廃棄物 ──── 事業主自身又は許可業者に委託
(3)感染性廃棄物 ─── 焼却
(4)美容所の毛髪 ─── 産業廃棄物
4


問題10 わが国の下水道未整備地域でのし尿処理に関する次の記述のうち、
     誤っているものはどれか。

(1)公共下水道未整備地域では、し尿を処理する浄化槽によって水洗化して
   いる。
(2)し尿と家庭雑排水を一緒に処理する合併処理浄化槽の使用が推進されて
   いる。
(3)下水道による水洗化率と、浄化槽による水洗化率は、ほぼ同率である。
(4)浄化槽の設置、保守点検及び清掃などは浄化槽法に基づいて行われる。
3



[感染症]

問題11 微生物の増殖に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)細菌の増殖には、酸素が不可欠である。
(2)細菌の増殖に紫外線は、有害である。
(3)ウイルスの増殖は、2分裂で行われる。
(4)ウイルスの増殖には、有機物の栄養源が不可欠である。
2


問題12 次の感染源と感染症に関する組合せのうち、誤っているものはど
     れか。

(1)病原体を保有する土壌が感染源 ──── 狂犬病
(2)病原体を保有する動物が感染源 ──── ペスト
(3)病原体を保有する節足動物が感染源 ── 日本脳炎
(4)病原体を保有するヒトが感染源 ──── 赤痢
1


問題13 次の感染症のうち、感染症法に基づき、その病原体を保有しなく
     なるまでの期間、理容の業務に従事してはならないものはどれか。

(1)マラリア    (2)破傷風
(3)A型肝炎    (4)エボラ出血熱
4


問題14 次の感染症のうち、予防接種法の対象でないものはどれか。

(1)風しん    (2)急性灰白髄炎(ポリオ)
(3)C型肝炎   (4)百日せき
3


問題15 感染症に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 麻しんに感染した疑いがある者は、強制的に入院させる。
b 腸管出血性大腸菌感染症の患者には、就業禁止の措置をとることがある。
c 日本脳炎は、人から人への感染はない。
d 後天性免疫不全症候群(エイズ)は、発生動向調査が行われていない。

(1)aとb    (2)bとc
(3)cとd    (4)aとd
2



[衛生管理技術]

問題16 消毒の方法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはど
     れか。

a 血液が付着した器具の消毒には、1㎠あたり85マイクロワット以上の紫外
  線を20分間以上照射する。
b 血液が付着していないタオルの消毒には、逆性石けんが0.1%以上の水溶
  液に10分間以上浸す。
c 血液が付着していない器具の消毒には、両性界面活性剤が0.1%以上の水
  溶液に10分間以上浸す。
d 血液が付着した布片類の消毒には、次亜塩素酸ナトリウムが0.1%以上の
  水溶液に10分間以上浸す。

(1)aとb   (2)bとc
(3)cとd   (4)aとd
3


問題17 消毒薬使用液(希釈液)の交換時期に関する次の記述のうち、正
     しいものの組合せはどれか。

a 0.05%グルコン酸クロルヘキシジン水溶液は、毎日取り替えなければな
  らない。
b 0.1%逆性石けん水溶液は、汚れの程度により7日以内に取り替えなけれ
  ばならない。
c 0.01%次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、毎日交換するが、0.1%水溶液は
  7日以内に取り替えなければならない。
d 76.9~81.4%エタノール水溶液は、蒸発や汚れの程度により7日以内に取
  り替えなければならない。

(1)aとb   (2)bとc
(3)cとd   (4)aとd
4


問題18 消毒薬の特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)エタノールは、結核菌をはじめ栄養型の細菌やウイルスだけはなく、芽
   胞のある細菌にも効果がある。
(2)逆性石けんは、普通の石けんと混合しても効果は低下しないが、結核菌
   には効果がない。
(3)グルコン酸クロルヘキシジンは、栄養型の細菌には幅広い効果が見られ
   るものの、芽胞や結核菌には効果がない。
(4)次亜塩素酸ナトリウムは、栄養型の細菌だけではなく、ウイルスにも効
   果があり、濃度変化を起こしにくい。
3


問題19 殺菌灯から照射される紫外線に関する次の記述のうち、正しいも
     のはどれか。

(1)目や皮膚に直接照射しても害はない。
(2)透明な油膜でも遮蔽される。
(3)波長は320nm前後である。
(4)芽胞やウイルスには効果がない。
2


問題20 消毒薬使用液(希釈液)の調製法に関する次の記述のうち、正し
     いものの組合せはどれか。

a 0.1%逆性石けん水溶液は、10%逆性石けん製剤10mlに水990mlを加える。
b 5%次亜塩素酸ナトリウム製剤5mlを水495mlで希釈すると、0.05%次亜塩
  素酸ナトリウム水溶液になる。
c 0.05%グルコン酸クロルヘキシジン水溶液は、5%グルコン酸クロルヘキ
  シジン製剤5mlに水995mlを加える。
d 10%両性界面活性剤製剤1mlを水499mlで希釈すると、0.1%両性界面活性
  剤水溶液になる。

(1)aとb    (2)bとc
(3)cとd    (4)aとd
1



[理容保健]

[人体の構造および保健]

問題21 頭蓋に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)脳頭蓋と顔面頭蓋に区分される。
(2)眉弓(びきゅう)は耳介の後下方にあり、指圧の対象になる。
(3)外後頭隆起は項部の正中にあり、コームの運びに工夫がいる。
(4)頭蓋の構造は複雑で、中には脳、眼、内耳など重要な器官が存在して
   いる。
2


問題22 血液に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)必要な物質を細胞に送り、不要な物質を運び去る役割を持つ。
(2)体重の約20%を占めている。
(3)細胞成分はなく、すべて液体成分である。
(4)血管から出ると固まり、これを血清という。
1


問題23 次の筋肉のうち、顔面にあるものはどれか。

(1)大胸筋   (2)三角筋
(3)頬筋    (4)広背筋
3


問題24 次の臓器のうち、泌尿器でないものはどれか。

(1)肝臓    (2)膀胱
(3)尿道    (4)腎臓
1


問題25 循環に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)心臓は、ポンプの働きをしている。
(2)大動脈には、大静脈と比べ、酸素の含有量の多い血液が流れている。
(3)小循環は、肺循環のことである。
(4)肺静脈には、静脈血が流れている。
4



[皮膚科学]

問題26 皮膚の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)表皮は、角化細胞、色素細胞、ランゲルハンス細胞、メルケル細胞とい
   う4つの異なった系列の細胞から成る。
(2)角化細胞は、表面より角質層、透明層、顆粒層、有棘層、基底層の5つ
   の細胞層から成る。
(3)真皮内の線維成分は、大部分がエラスチンというタンパク質から成る弾
   性線維である。
(4)皮下組織は、多量の脂肪を含み、外界からの外力に対してクッションの
   作用をする。
3


問題27 皮膚及び皮膚付属器官に関する次の記述のうち、正しいものはど
     れか。

(1)健常な成人の頭毛では、全体の85~90%が休止期で、1%が生長期にあ
   たる。
(2)トリハダ反応は、皮下組織内にある横紋筋の収縮により生じる。
(3)アポクリン腺は、手掌と足底に最も多く分布し、皮膚表面に直接開口し
   ている。
(4)爪は、爪母でつくられ、成長周期がない。
4


問題28 皮膚及び皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っ
     ているものはどれか。

(1)皮膚で体温調節を積極的に行っているものは、毛細血管と汗腺である。
(2)皮脂は、皮下組織にある脂肪細胞でつくられ、皮膚の表面に分泌される。
(3)経皮吸収には、表皮経路と皮膚付属器官経路の2つの経路がある。
(4)パッチテストは、接触皮膚炎(カブレ)の原因を見いだす最も実用的で
   確かな方法である。
2


問題29 皮膚及び皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤ってい
     るものはどれか。

(1)皮膚表面のpHは弱アルカリ性を示し、皮膚の分泌がこの値に最も影響を
   与える。
(2)蕁麻疹、円形脱毛症、多汗症では、精神状態が病気の経過に影響を及ぼ
   すことも少なくない。
(3)サンスクリーン剤は、紫外線の吸収作用をもつタイプと紫外線の散乱作
   用をもつタイプの2つに分けられる。
(4)油性のフケ症では、よくシャンプーして、汚れやフケを落とすことが大
   切である。
1


問題30 皮膚疾患と病原体に関する次の組合せのうち、正しいものはど
     れか。

(1)尋常性毛瘡(カミソリカブレ)─── 真菌(カビ)
(2)男性型脱毛症 ────────── 化膿菌
(3)頭部白癬(シラクモ)─────── ヒゼンダニ
(4)帯状疱疹(帯状ヘルペス)───── ウイルス
4



[理容の物理・化学]

問題31 絶対温度(K)とセルシウス温度(℃)との間には、次の関係式
     が成り立つ。

絶対温度T=273+セルシウス温度t
次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)100Kは173℃である。
(2)200Kは73℃である。
(3)300Kは27℃である。
(4)400Kは-127℃である。
3


問題32 物質の三態の変化に関する次の記述のうち、誤っているものはど
     れか。

(1)固体が液体にならずに、直接気体になる変化を昇華という。
(2)液体が気体になる変化において、液体の表面で起こる場合を蒸発とい
   う。
(3)液体が気体になる変化において、液体の内部から起こる場合を沸騰と
   いう。
(4)気体が液体にならずに、直接固体になる変化を凝固という。
4


問題33 光に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)光は電磁波の一種であり、その速度は水中で最も速い。
(2)電灯のように光を出す物体を光源といい、その明るさを光度という。
(3)平面鏡を用いれば、鏡に映る照明の反射光の分だけ照度が増し、明る
   くなる。
(4)殺菌作用の強い紫外線は、普通のガラスをほとんど透過しない。
1


問題34 化学結合に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 共有結合では、原子間で、それぞれの不対電子を共有している。
b イオン結合は、陽イオンと陰イオンの電気的な引力による結合である。
c 塩化カルシウムは、塩化物イオンとカルシウムイオンが1:1の比でイ
  オン結合している。
d 水分子は無極性分子、水素分子は極性分子である。

(1)aとb   (2)bとc
(3)cとd   (4)aとd
1


問題35 エタノールに関する次の文章の(   )内に入る語句の組合せ
     のうち、正しいものはどれか。

「エタノールの( A )は極性をもつために、エタノール分子間で
 ( B )が生じている。エタノールと水を混ぜると、エタノール
 分子は水分子によって取り囲まれ、( C )を作る。」

     A         B       C
(1)エチル基 ───── 水素結合 ── 水和分子
(2)エチル基 ───── イオン結合 ─ 水和イオン
(3)ヒドロキシル基 ── 水素結合 ── 水和分子
(4)ヒドロキシル基 ── 共有結合 ── 水和イオン
3


問題36 有機化合物に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)メタンは、最も簡単な構造をもつ飽和炭化水素の有機化合物である。
(2)プロパンは、燃料に用いられる飽和炭化水素の有機化合物である。
(3)メタノールは、毒性が弱いので化粧水などの液体原料として使用され
   る。
(4)エタノールは、皮膚に塗布するとサッパリした感じを与える収れん作
   用を有する。
3


問題37 次の化合物のうち、高分子化合物に該当しないものはどれか。

(1)ケラチン    (2)ブドウ糖
(3)デンプン    (4)コラーゲン
2


問題38 硬水と軟水に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)硬水中では、石けんがよく泡立ち、効果的な洗浄作用を発揮する。
(2)軟水とは、カルシウムイオンやマグネシウムイオンを多量に含む硬度の
   高い水をいう。
(3)一時硬水は、煮沸すると軟化する。
(4)永久硬水とは、カルシウムイオンやマグネシウムイオンが炭酸水素塩と
   して含まれる水をいう。
3


問題39 香粧品に用いられる色材に関する次の記述のうち、誤っているも
     のはどれか。

(1)酸化チタンは、白色顔料で、収れん・消炎作用もある。
(2)酸化鉄は、光や熱の影響を受けにくい着色顔料である。
(3)雲母チタンの持つパールのような光沢は、雲母と二酸化チタンの屈折
   率の違いから生じる。
(4)コチニールは、エンジ虫から得られる青赤色の天然色素である。
1


問題40 香粧品に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。

(1)酸化染料 ───────────── パラフェニレンジアミン
(2)パーマネントウェーブ
    用剤第2剤(2液) ────────── 臭素酸カリウム
(3)パーマネントウェーブ
    用剤第1剤(1液) ─── チオグリコール酸又はその塩類
(4)酸化染毛剤第2剤 ─────────── システインの塩類
4



[理容理論]

問題41 下図は櫛を表したものである。A、B、Cに該当する名称の組合せのう
    ち、正しいものはどれか。
29-1 400
   A      B     C
(1) 歯先 ――― 胴 ――― 肩
(2) 目 ―――― 背 ――― 肩
(3) 歯先 ――― 背 ―― 親歯
(4) 目 ―――― 胴 ―― 親歯
4        


問題42 理容用具に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) ミニシザーズは、基礎刈用と仕上げ刈用に分けられる。
(2) 替え刃式レザーは、刀身全体が同一の鋼材でつくられている。
(3) エレクトリッククリッパーはモーター式とマグネット式がある。
(4) セットコームには、直角櫛と角度櫛がある。
3    


問題43 スタンダードヘアのスタイル別分類に関する次の記述のうち、正し
    いものはどれか。

(1) ラウンドブロースやショ一トカットパーティングは、長髪型である。
(2) ミディアムヘアやハーフロングは、中髪型である。
(3) 丸刈や原型刈は、短髪型である。
(4) オールバックやリーゼントは、最短髪型である。
2   


問題44 スタンダードヘアのカット技法に関する次の記述のうち、正しいも
    のの組合せはどれか。

a まわし刈は、長髪部の面をそろえるために、主として基礎刈として用いら
 れる技法である。
b 片手直鋏は、シザーズとコームの合同操作により行う技法である。
c すくい刈は、主として長髪部に用いられ、手関節を軸とした円運動で行う。
d 固定刈は、主として短髪部の毛髪の面をそろえるために用いられる技法で
 ある。

(1)aとb   (2)bとc
(3)cとd   (4)aとd
3    


問題45 マテリアルカットの技法に関する次の組合せのうち、誤っているもの
    はどれか。

(1) スライドカット ――― 毛束感をつくる時に使う技法である。
(2) チョップカット ――― アウトラインをそろえる技法である。
(3) ブリックカット ――― 一つのパネルの中を間引くようにする
              技法である。
(4) ツイストカット ――― 毛束をねじった状態でカットする技法
              である。
2       


問題46 ヘアセッティングに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) ドライヤーセットは、毛髪の性質を利用してドライヤーの熱風をあて、
  ブラシやコームで形をつけながら冷やして形を固定させる。
(2) アイロンセットは、毛髪をアイロンのロッドとグルーブで挟みながら
  110~130℃くらいの熱を作用させて形づくる。
(3) 基本セットは毛髪に水分や油分などの整髪料をつけ、コームやブラシを
  用いて整髪するもので、スタンダードヘアのみに行われる。
(4) アイロンセットには、ストレートにするものとカールやメッシュに仕上
  げるものがあり、ストレートに仕上げるアイロンセットは、主にスタン
  ダードヘアの仕上げに用いられる。
3   


問題47 シェービングにおけるレザーの運行に関する次の記述のうち、正しい
    ものはどれか。

(1) レザーを円滑に運行するには上肢を合理的な自然運動で使う。
(2) 手関節・指関節による運行は、広い面積を大きくシェービングするのに
  適している。
(3) 肘関節による運行は、比較的狭い部位のシェービングに適している。
(4) 刃元によるシェービングよりは、レザーの中心から刃先の部分を使うほ
  うが安全である。
1   


問題48 レディースシェービングに関する次の記述のうち、誤っているもの
    はどれか。

(1) 化粧の下地を整えるために行う。
(2) ブライダルやフォーマルの装いのときは、襟足や肩、背中までのシェー
  ビングを行う。
(3) 肌に強い刺激を与えないように、対皮角度を30度くらいとする。
(4) ネックラインは産毛を残さず剃り込んでかたちを整える。
4      


問題49 ヘアチェックに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 日本人に多い黒色の毛髪は、ドライヤー、紫外線、アルコールなどでタン
 パク変性を起こすと変色する。
b 毛髪の引っ張り強度が100kg、伸度が約5%の場合、正常な弾力であり、毛髪
 は傷んでいないといえる。
c 毛髪は、太いとキューティクルが厚く、コルテックスは少ないので弾力が
 ある。
d 健康な毛髪の水分量は約13%で、11%以下なら乾燥性毛や損傷している状態
 である。

(1)aとb   (2)bとc
(3)cとd   (4)aとd
4    


問題50 理容マッサージに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 揉撚法は、手指や手掌で皮膚を圧迫する手技で、エフルラージュとも
  いう。
(2) 強擦法は、皮膚を押さえつけながら強くこする方法で、指先や手掌で円
  形運動を行う。
(3) 機器を使わずに手指だけで行うマッサージをマニピュレーションという。
(4) 理容マッサージの目的は、血液・リンパ液の循環をよくして、頭皮の生
  理機能を高める。
1    










出典

公益財団法人
理容師美容師試験研修センター
https://www.rbc.or.jp/