1. HOME >
  2. 44回

44回

第44回理容師筆記試験問題
(令和 3年 9月 5日実施)



■関係法規・制度及び運営管理

問題1 保健所に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 保健所の設置や役割などを定める法律は、地域保健法である。
(2) 保健所の業務には、感染症以外の疾病の予防に関する事項が含まれる。
(3) 保健所の業務には、人口動態統計などの統計に関する事項は含まれない。
(4) 保健所の業務は、基本的に全国共通であるが、具体的な業務内容について
  は、地域の実情や設置主体によって異なることがある。
3


問題2 次の理容師法の制定日航関する規定の(   )内に入る語句の組合せ
   のうち、正しいものはどれか。

「この法律は、理容師の( A )を定めるとともに、理容の( B )が適正
 に行われるように規律し、もって( C )の向上に資することを目的とす
 る。」

   A      B        C
(1) 責務 ── 業務 ── 国民生活
(2) 責務 ── 経営 ── 公衆衛生
(3) 資格 ── 経営 ── 国民生活
(4) 資格 ── 業務 ── 公衆衛生
4


問題3 理容師の免許に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 免許を申請するときは、理容師免許申請書に精神の機能の障害に関する医
  師の診断書を添付しなければならない。
(2) 免許を申請した場合に、かつて無免許で理容を業とした者には免許が与え
  られないことがある。
(3) 理容師が氏名を変更したときは、2か月以内に免許証の書換え交付を申請
  しなければならない。
(4) 理容師が免許証を紛失し再交付を受けたのち、紛失した免許証を発見した
  ときは、その免許証を5日以内に返納しなければならない。
3


問題4 管理理容師に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 管理理容師の職務には、理容所という施設の衛生管理のみならず、理容所
  での理容の業務についても衛生的に管理することが含まれる。
(2) 同一人が同時に複数の理容所の管理理容師となることができる。
(3) 理容所の開設者は、理容師の数に関わりなく従業者が2人以上の場合には、
  管理理容師を置かなけれぼならない。
(4) 管理理容師は、理容師の免許を受けた後3年以上理容の業務に従事し、か
  つ、厚生労働大臣の指定する講習会の課程を修了した者でなければならな
  い。
1


問題5 理容所の開設者の行う届出に関する次の記述のうち、正しいものはどれ
   か。

(1) 開設届には、記載したすべての理容師について精神の機能の障害に関する
  医師の診断書を添付しなければならない。
(2) 理容師が結核や伝染性の皮膚疾患にり患したときは、30日以内に医師の診
  断書を添付して届け出なければならない。
(3) 施術料金を変更したときは、すみやかに届け出なければならない。
(4) 開設の届出事項に変更が生じたときは、すみやかに届け出なければなら
  ず、これを怠った場合には、30万円以下の罰金に処されることがある。
4


問題6 出張理容に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 特別の事情があるとして出張理容が認められる場合については、理容師
  法の政令と都道府県等の条例で定めている。
(2) 婚礼その他の儀式に参列する者に対してその儀式の直前に理容を行う場
  合は、出張理容が認められている。
(3) 出張理容を行う理容師に対しても、衛生上必要な措置を講ずることが求
  められる。
(4) 出張理容が認められない場所で理容の業務を行った理容師に対しては、
  そのことにより、罰金が科されることがある。
4


問題7 理容業の運営や衛生に関連する法律に関する次の記述のうち、誤ってい
   るものはどれか。

(1) 医師法により、理容師がレーザー脱毛などの医療行為を業として行うこと
  は禁じられている。
(2) 株式会社日本政策金融公庫法に基づき、理容業等の生活衛生関係営業に対
  する融資制度が設けられている。
(3) 生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律に基づき、理容業
  の振興を図るための振興指針が厚生労働大臣により定められている。
(1) 個人情報の保護に関する法律により、顧客データ数の多い事業者に限定し
  て個人情報の取扱いが規制されている。
1


問題8 税金に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 所得税や法人税は、利益が出ているときに支払う税金である。
(2) 従業員の給与からの源泉所得税は、従業員が税務署に支払うものであり、
  雇用主が預かることはない。
(3) 固定資産税は、経営がうまくいかず赤字の場合でも、支払わなければな
  らない税金である。
(4) 申告納税しなければならない者が申告や納税義務を怠った場合には、罰
  則として追加の税が課されることになっている。
2


問題9 国民年金制度に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 20歳以上60歳未満の自営業者や学生は、国民年金に加入する義務がある。
(2) 遺族基礎年金は、国民年金の被保険者などが死亡した場合に、一定の要件
  に該当する遺族に支給される。
(3) 国民年金の第1号被保険者(自営業者等)の保険料は、所得が高いほど高額と
  なる。
(4) 所得が低いなど、保険料を納めることが困難な場合に保険料の免除や納付
  猶予となる制度が設けられている。
3


問題10 次の給付のうち、雇用保険の給付はどれか。

(1) 育児休業給付
(2) 障害補償給付
(3) 療養補償給付
(4) 遺族補償給付
1



■公衆衛生・環境衛生

問題11 喫煙に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 妊婦が喫煙した場合、低出生体重児、早産などの危険性が高くなる。
(2) 「2016年全国たばこ喫煙者率調査」によると、わが国の20歳以上の男性の
  喫煙者率は年々上昇傾向にある。
(3) 受動喫煙で小児ぜんそくの危険性が高くなる。
(4) たばこの煙は発がん物質や発がん促進物質を含んでいる。
2


問題12 わが国の人口の高齢化に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 2015年の総人口に占める65歳以上の人口割合は、15%以下である。
(2) 2015年の総人口に占める65歳以上の人口割合は、欧米諸国よりも低い。
(3) 総人口に占める65歳以上の人口割合は、2015年がピークである。
(4) 人口の高齢化のスピードは、欧米諸国よりも速い。
4


問題13 心の健康に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 心の健康は身体状況や生活の質に大きく影響する。
(2) うつ病は早期発見、適切な治療が重要である。
(3) 厚生労働省により「健康づくりのための睡眠指針2014」が策定されてい
  る。
(4) 自殺による人口10万人人あたりの死亡率は、1958年以降現在まで不変で
  ある。
4


問題14 ダニやカビなどに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) ハウスダストの中に含まれているダニの死骸やふんが人のアレルギー反応
  を引き起こすことがある。
(2) カビや害虫による被害は、一般的には夏に多いが、暖房の普及とともに、
  一年中見られるようになった。
(3) カビが人のアレルギー反応を引き起こすことはない。
(4) 害虫などの駆除に用いる薬剤は、人に有害なこともあるので、使用方法に
  注意を要する。
3


問題15 浮遊粒子状物質に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 浮遊粒子状物質とは、大気中に浮遊する粒子状物質であって、その粒径が
  1ミリメートル以上のものをいう。
(2) 大気中の浮遊粒子状物質に関する環境基準が定められている。
(3) その量とともに、成分や大きさも健康に関係がある。
(4) その成分は、粉じん、アスベスト、病原体などさまざまである。
1



■感染症

問題16 ウイルスに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 増殖は2分裂で行われる。
(2) DNAとRNAの両方の核酸をもっている。
(3) 生きた細胞内でのみ増殖する。
(4) 変異を起こすことはない。
3


問題17 常在細菌叢(さいきんそう)に関する次の記述のうち、誤っているも
    のはどれか。

(1) 人体の皮膚や粘膜などには一定の細菌が定着している。
(2) 鼻腔に存在するブドウ球菌は感染源となることはない。
(3) ビタミンなど人体に必要な物質を産生する腸内細菌もある。
(4) 常在細菌には、病原体が人体へ侵入することを防ぐはたらきもある。
2


問題18 予防接種に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 対象疾病や実施方法は健康増進法によって定められている。
(2) 法に基づく予防接種には、定期に行うものと臨時に行うものがある。
(3) 対象疾病により接種回数は異なる。
(4) 対象疾病により接種対象年齢は異なる。
1


問題19 次の感染症のうち、患者や病原体保有者によって汚染されたタオルな
    どへの接触を原因として感染するものはどれか。

(1) 日本脳炎
(2) マラリア
(3) 伝染性膿痂疹(トビヒ)
(4) 破傷風
3


問題20 B型肝炎に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 約1週間の潜伏期を経て発病する。
(2) レザーやシザーズによる皮膚の傷からは感染しない。
(3) 母子感染予防に新生児へのワクチン投与は有効である。
(4) 持続性感染は起こらない。
3



■衛生管理技術

問題21 消毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 乾熱は、湿熱より短時間で消毒できる。
(2) 蒸気は、煮沸より短時間で消毒できる。
(3) 消毒薬による消毒は、低温で行った方が有効である。
(4) 消毒薬には、消毒しようとする対象によって適した濃度がある。
4


問題22 美容所で行う血液が付着している器具の消毒に関する次の記述のうち、
    正しいものの組合せはどれか。

a  1㎠あたり85マイクロワット以上の紫外線を20分間以上照射する。
b  消毒用エタノールを含ませたガーゼで表面を拭く。
c  0.1 %以上の次亜塩素酸ナトリウム水溶液に10分間以上浸す。
d  沸騰後2分間以上煮沸する。

(1) aとb    (2) bとc
(3) cとd    (4) aとd
3


問題23 化学的消毒法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 両性界面活性剤は、結核菌に効果がない。
b 逆性石けんは、中性洗剤と併用すると効果が低下する。
c グルコン酸クロルヘキシジン(クロルヘキシジングルコン酸塩)は、細菌の芽
 胞に効果がない。
d 消毒用エタノールは、逆性石けんと併用すると効果が低下する。

(1) aとb   (2) bとc
(3) cとd   (4) aとd
2


問題24 次亜塩素酸ナトリウムに関する次の記述のうち、誤っているものはど
    れか。

(1) 石けんと反応するので、併用できない。
(2) 有機物の汚れがあると、効力が低下する。
(3) 酸性の洗剤と混ぜると、有毒な塩素ガスを発生する。
(4) 日光にさらすと分解するので、冷暗所に保存する。
1


問題25 10%逆性石けん液から0.1%逆性石けん水溶液を調製する方法に関する
    次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 10%逆性石けん液1mLに、水499mLを加える。
(2) 10%逆性石けん液1mLに、水99mLを加える。
(3) 10%逆性石けん液1mLに、水49mLを加える。
(4) 10%逆性石けん液1mLに、水9mLを加える。
2



■人体の構造及び機能

問題26 次のうち、正中線上にないものはどれか。

(1) 鼻背   (2) 鼻翼
(3) 鼻根   (4) 鼻尖
2


問題27 次のうち、頸部の筋はどれか。

(1) 咬筋(こうきん)  (2) 胸鎖乳突筋
(3) 三角筋       (4) 広背筋
2


問題28 次のうち、脳に含まれるものはどれか。

(1) 延髄    (2) 胸髄
(3) 頸髄    (4) 仙髄
1


問題29 次のうち、内耳に含まれないものはどれか。

(1) 蝸牛(かぎゅう)  (2) 鼓膜
(3) 前庭        (4) 半規管
2


問題30 次のうち、血小板の機能はどれか。

(1) 酸素の運搬    (2) 造血作用
(3) 血液凝固     (4) 食作用
3



■皮膚科学

問題31 皮膚の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 皮膚は、表面より表皮、真皮、皮下組織の3層からなる。
(2) 表皮最下層の基底細胞が表層に移動し、角質細胞になる。
(3) 角化細胞(ケラチノサイト)は、メラニンをつくる細胞であり、表皮の細胞
  の約95%を占める。
(4) 表皮内には、ランゲルハンス細胞という抗原物質(アレルゲン)を取り込
  み、リンパ球に抗原情報を提示する細胞がある。
3


問題32 皮膚付属器官の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれ
    か。

(1) 毛母の部分には、色素細胞が多数存在する。
(2) 毛は、成長期、退行期、休止期を繰り返す。
(3) 爪は、表皮の角質層が変形したもので、その成分はケラチンである。
(4) 脂腺は、体の部位に関係なく同じ密度で分布している。
4


問題33 皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、正しいもの
    はどれか。

(1) 紫外線の照射によって、エラスチンが大量につくられ、皮膚の色が黒くな
  る。
(2) 膠原繊維(こうげんせんい)は、機械的外力に対する保護のはたらきをし
  ている。
(3) 痛みを感じる点を痛点といい、冷たさを感じる点を温点という。
(4) 人間の皮膚で体温の調節作用を積極的に行っているのは脂腺と汗腺であ
  る。
2


問題34 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているもの
    はどれか。

(1) 思春期になると、女性ホルモンの影響で脂腺が発育して皮脂の分泌が多く
  なる。
(2) 糖尿病で体の免疫が低下し、皮膚の抵抗力が弱くなると化膿菌や真菌によ
  る感染が起こりやすくなる。
(3) 糖尿病では神経障害により知覚鈍麻になることがある。
(4) 肝臓に障害が起きて血中に胆汁色素が増加して皮膚に沈着すると黄痘
  (おうだん)になる。
1


問題35 皮膚疾患に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 頭部白癬(シラクモ)は、白癬菌(はくせんきん)による感染症で、ペット
  から感染することがある。
(2) 疥癬(ヒゼン)は、虱(しらみ)という昆虫の寄生によって起こる。
(3) 伝染性膿痂疹(トビヒ)は、毛包が角質の栓で詰まったものであり、毛包内
  に皮脂が貯留し、細菌に感染することによって起こる。
(4) 尋常性痤創(ニキビ)は、膿(うみ)がほかの部分の皮膚に付いて感染が広
  がる。
1



■香粧品化学

問題36 香粧品原料とその分類に関する次の組合せのうち、正しいものはどれ
    か。

(1) メチルポリシロキサン ──── シリコーン油
(2) ワセリン ────────── 植物性ロウ
(3) ホホバ油 ────────── 鉱物油
(4) セタノール ───────── 高級脂肪酸
1


問題37 界面活性剤の乳化作用に関する次の記述のうち、誤っているものはど
    れか。

(1) 水相と油相とが乳化状態にあるものをエマルジョンという。
(2) 油相に水滴が分散している乳化型(タイプ)をO/W型という。
(3) 界面活性剤は分子内に親油基(疎水基)と親水基を持ち、乳化作用を示す。
(4) 界面活性剤がミセルを形成する濃度以上になると、乳化作用が発揮される。
2


問題38 香粧品に用いられる成分とその配合目的に関する次の組合せのうち、
    誤っているものはどれか。

(1) パラオキシ安息香酸エステル(パラベン) ── 防腐剤
(2) パラフィン ──────────── 金属イオン封鎖剤(キレート剤)
(3) パラアミノ安息香酸エステル ─────── 紫外線吸収剤
(4) ジブチルヒドロキシトルエン(BHT) ──── 酸化防止剤
2


問題39 パーマ剤第1剤に使用されるアルカリ剤に関する次の文章の(   )
    内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。

「アルカリ剤は毛髪を膨潤させる作用を持つが、pHが高いほど膨潤度は
 ( A )なる。アンモニア水とモノエタノールアミンがpHを大きく上昇さ
 せるのに必要な配合量は、ともに( B )が、アンモニア水は( C )
 性が高く、モノエタノールアミンは( C )性がない。このため、第1剤
 の作用時間中に、アンモニア水は( C )によりアルカリ剤としての作用
 が徐々に弱まるが、モノエタノールアミンは持続する。」

   A           B          C
(1) 大きく ─── 少ない ─── 揮発
(2) 大きく ─── 多い ──── 凝集
(3) 小さく ─── 少ない ─── 凝集
(4) 小さく ─── 多い ──── 揮発
1


問題40 ヘアカラーに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 一時染毛料は、タール色素(法定色素)等を毛髪の表面に付着させて着色す
  る。
(2) 脱色剤は、毛髪に含まれるメラニンを酸化して分解する。
(3) 酸化染毛剤は、1回のシャンプーで色落ちする。
(4) 染料中間体をカップラーとともに用いると、さまざまな色調に染毛できる。
3



■文化論及び理容技術理論

問題41 昭和時代における男性の髪型に関する次の文章の(   )内に入る語
    句の組合せのうち、正しいものはどれか。

「男性の髪型は昭和初めごろも( A )時代とほぼ同じだったが、1933年
 (昭和8年)に従来の髪型とは異なる( B )がイギリスのヘアスタイル
 として紹介され、東京・銀座を中心に流行しはじめた。1936(昭和11)年前後
 には、電熱式の( C )技術が一般に普及し、男性の髪型にも取り入れられ
 るようになった。」

   A         B          C
(1) 明治 ─── リーゼント ── アイロンパーマ
(2) 大正 ─── 翼賛型 ──── パーマネントウェーブ
(3) 明治 ─── 翼賛型 ──── アイロンパーマ
(4) 大正 ─── リーゼント ── パーマネントウェーブ
4    文化論‐76


問題42 1945年~1950年代の服装に関する次の記述のうち、誤っているものはど
    れか。

(1) 第2次世界大戦後しばらくの間、国民服やもんペ、復員服とよばれた軍服を
  着ている人が多かった。
(2) 女性に膝丈より長めのロングスカートが流行した。
(3) モダンガールが東京・銀座などに出現し始めた。
(4) 若者の間でキューバ生まれのマンボのリズムが支持され、細身のマンボズボ
  ンが流行した。
3    文化論‐82,89,90


問題43 男性の洋装礼装に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 昼間の正式礼装として、モーニングコートが着用される。
(2) 昼間の略式礼装として、メスジャケットが着用される。
(3) 夜の正式礼装として、燕尾服(えんびふく)が着用される。
(4) 夜の略式礼装として、タキシードが着用される。
2    文化論‐168,169


問題44 技術姿勢に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 体の中心線を技術部位に正対させることが基本である。
(2) 技術者に合った足の構えを基本足位という。
(3) 目線の高さで施術するときは、技術部位と目の距離を60cm以上にすると
  よい。
(4) 安定した姿勢を保つには、重心を両足の幅の範囲から外さない。
3    1‐17,18,19


問題45 モーター式クリッパーの構造に関する次の文章の(   )内に入る
    語句の組合せのうち、正しいものはどれか。

「モーターの( A )運動はウォームギアを通じてギアに伝えられ、( B )
 してギアについているクランクピンによってクランクに伝わり、( C )運
 動に変えられる。」

   A        B       C
(1) 回転 ── 減速 ── 往復
(2) 往復 ── 減速 ── 回転
(3) 回転 ── 加速 ── 往復
(4) 往復 ── 加速 ── 回転
1    1‐44


問題46 コームに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) コームの胴は、目に入った毛髪を一線にそろえ支える役割がある。
(2) 角度櫛は、胴に対する歯の角度が柄の方に12度30分傾いている。
(3) コームの歯先は、毛髪の根元に分け入り、毛髪を起こす役割がある。
(4) 襟つけ櫛は、クリッパーラインや短髪部を刈るのに適している。
1    1‐48,49,50


問題47 スタンダードヘアのカットの基本原則に関する次の記述のうち、誤って
    いるものはどれか。

(1) どのような技法であっても、毛髪を頭皮に対し直上線上に引き出してカッ
  トする。
(2) 正面から見える側面のシルエットはぼかしよりラインに重点をおき、後頭
  部はぼかしに重点をおく。
(3) 基礎刈りは頭部の高い部分からカットし、仕上げ刈りは低い方から仕上げ
  る。
(4) カッティングでのコームの運行は、毛流に対し直角に運行し、直角にカッ
  トする。
4    1‐88,89,90


問題48 スタンダードヘアの分類に関する次の記述のうち、正しいものはどれ
    か。

(1) ショートカットパーティングは、最短髪型のスタイルである。
(2) ハーフロングは、長髪型のスタイルである。
(3) 丸刈、原型刈は、短髪型のスタイルである。
(4) ミディアムヘアは、中髪型のスタイルである。
4    1‐92,93


問題49 スタンダードヘアでの押し刈のコームの操作に関する次の文章の
   (   )内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。

「押し刈りは短髪部に使い、( A )を頭皮につけて( B )を浮かせて操
 作するので、しっかり持つことが大切である。操作は肩・肘・手首の関節を
 軸として、( C )に沿って直線に近い円運行で動かす。」

   A       B       C
(1) 歯元 ── 背側 ── 毛流
(2) 歯先 ── 背側 ── 頭皮面
(3) 歯元 ── 親歯 ── 頭皮面
(4) 歯先 ── 親歯 ── 毛流
2    1‐97


問題50 下図は、デザインヘアカットの4つの基本形と角度を表したものであ
    る。レイヤーカットに該当するものはどれか。

4    1‐116,117


問題51 マンセル表色系による色の分類に関する次の記述のうち、正しいもの
    はどれか。

(1) マンセル記号による色の表し方は「彩度・色相/明度」である。
(2) 明度は、黒を0、白を10とした11段階に分けて設定されている。
(3) 青や緑は高い彩度まであるが、赤や黄にはあまり高い彩度はない。
(4) 最も彩度が高いのは明度5の青で、彩度14まである。
2    1‐193,194,195


問題52 ヘアカラーリングに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 頭皮に傷がある場合は、十分注意して施術する。
(2) ネープは染まりやすいが、トップ、クラウンは染まりにくい。
(3) ヘアブリーチ剤や染毛剤は、使用直前に調合を行い、使用後残った液は再
  使用しない。
(4) パッチテストのテスト液を塗布して12時間経過後、皮膚の状態に異常がな
  ければ染毛してよい。
3    1‐206,207、210


問題53 レザーの操作・運行に関する次の記述のうち、誤っているものはどれ
    か。

(1) レザーは、皮膚に均等に接触させるために円弧状に運行する。
(2) 広い部分を剃るときは、肘関節を軸とした大きなストロークで行う。
(3) レザーの操作・運行は、技術者の左胸の前で行う。
(4) レザーを円弧状に運行すると、刃先は動きが大きくなり皮膚への刺激が強
  くなるので刃元を使う。
3    2‐14、15


問題54 レディースシェービングに関する次の記述のうち、正しいものはどれ
    か。

(1) 三つ襟の左右の先は、背骨のほうに向くかたちにする。
(2) 額は、剃り込んで生え際の線をつくる。
(3) 眉毛の上側は、下がっているほうを先に剃る。
(4) 眼から下の部分は、メンズシェービングと同じ運行順序で行う。
4    2ー42,43


問題55 下図は、爪の構造を表したものである。A、B、Cに該当する名称の組合
    せのうち、正しいものはどれか。

     A            B                C
(1) ネイルプレート ─── ハーフムーン ──── キューティクル
(2) ハーフムーン ──── フリーエッジ ──── キューティクル
(3) ネイルプレート ─── ハーフムーン ──── ネイルウォール
(4) ハーフムーン ──── フリーエッジ ──── ネイルウォール
1    2‐80













出典

公益財団法人
理容師美容師試験研修センター
https://www.rbc.or.jp/