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27回

第27回理容師筆記試験問題
(平成25年3月3日)



[関係法規・制度]

問題1 理容師試験に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)理容師試験は、厚生労働大臣が指定した試験機関に実施に関する事務を
   行わせることができる。
(2)理容師試験は、都道府県知事が指定した理容師養成施設を卒業した者で
   なければ受けることができない。
(3)理容師試験の合格者に対して合格したことを証する証書が交付される。
(4)筆記試験又は実技試験のいずれかに合格した者は、引き続いて行われる
   次回の理容師試験に限り、申請によりその合格した試験が免除される。
2


問題2 免許等に係る事項の変更等に関する次の文章の(   )内に入る
    語句の組合せのうち、正しいものはどれか。

「本籍地を変更した場合は、( A )に( B )に対し、理容師名簿の
 訂正を申請する。また、業務停止処分を受けた時は、その処分を行った
 ( C )に免許証を提出する。」

    A         B             C
(1)速やか
    ── 厚生労働大臣(指定登録機関)
                ── 都道府県知事・保健所設置市長等
(2)30日以内
    ─ 都道府県知事・保健所設置市長等
                  ───────── 厚生労働大臣
(3)速やか
    ── 都道府県知事・保健所設置市長等
                  ───────── 厚生労働大臣
(4)30日以内
     ─ 厚生労働大臣(指定登録機関)
                ── 都道府県知事・保健所設置市長等
4


問題3 理容所の開設者が講ずべき措置等に関する次の記述のうち、正しい
    ものはどれか。

(1)洗い場は、必ず浸透性材料を使用すること。
(2)換気は、理容所内の空気0.1リットル中の炭酸ガスの量を5立方センチメ
   ートル以下に保つこと。
(3)採光及び照明は、直接の作業を行う場合の作業面の照度を100ルクス以
   上とすること。
(4)床及び腰板には、コンクリート、タイル、リノリューム等の耐久性材料
   を使用すること。
3


問題4 理容師法に違反した場合の行政処分とその手続きに関する次の記述
    のうち、誤っているものはどれか。

(1)理容所の開設者が、理容師でない者に理容の業を行わせたときは、期間
   を定めてその理容所の閉鎖を命じられることがある。
(2)理容所の開設者が、環境衛生監視員の立入検査を正当な理由なく拒んだ
   場合、理容所の閉鎖を命じられることがある。
(3)理容師法により違法又は不当な行政処分を受けた場合は、審査請求又は
   異議申立てができる。
(4)理容師の免許取消処分を受けた者であっても、その後の事情により再び
   免許を与えることが適当と認められる場合、再免許を与えられることが
   ある。
2


問題5 保健所の役割と機構に関する次の記述のうち、誤っているものはど
    れか。

(1)保健所は、都道府県以外は指定都市及び特別区のみ設置できる。
(2)保健所の役割について定めている法律は、地域保健法である。
(3)保健所には、理容所の立入検査を行う環境衛生監視員が配置されている。
(4)保健所は、地域における公衆衛生活動の中心となる機関である。
1


[衛生管理]

[公衆衛生・環境衛生]

問題6 公衆衛生の歴史上の人物で結核菌を発見したのは、次のうち誰か。

(1)パスツール   (2)ジョン・スノー
(3)コッホ     (4)ヒポクラテス
3


問題7 予防医学に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)健康増進は、第1次予防である。
(2)早期発見は、第1次予防である。
(3)早期治療は、第2次予防である。
(4)リハビリテーションは、第3次予防である。
2


問題8 わが国の医療保険制度に関する次の記述のうち、誤っているものは
    どれか。

(1)すべての国民は、公的な医療保険制度に加入することができる。
(2)医療保険制度は、平均寿命の延びに貢献している。
(3)医療保険制度は、年齢調整死亡率の低下に貢献している。
(4)医療機関の窓口で支払う一部負担金の割合は、すべて3割である。
4


問題9 衣服の着用目的と生地の性質に関する次の組合せのうち、正しいも
    のはどれか。

(1)体温調節 ──── 通気性
(2)身体保護 ──── 抗帯電性
(3)清潔保持 ──── 防水性
(4)作業能率増進 ── 耐熱性
1


問題10 下水に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)下水は、病原微生物、寄生虫卵、有害物質などを含んでいる。
(2)平成19年度末の下水道の普及率は、全国平均で97%である。
(3)公共下水道が整備されていない地域では、し尿を処理する浄化槽が広く
   利用されている。
(4)第1次処理と第2次処理により、浮遊物質量(SS)は80~90%除去さ
   れる。
2



[感染症]

問題11 細菌の増殖に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)細菌は、生きた細胞の中だけで増殖する。
(2)細菌の種類によっては、低音や高温でよく発育するものがある。
(3)細菌の種類によっては、酸素があると発育できないものがある。
(4)細菌の増殖には、十分な水分が必要である。
1


問題12 次の感染症のうち、定期の予防接種の対象となっているものはど
     れか。

(1)狂犬病
(2)腸管出血性大腸菌(O157)感染症
(3)コレラ
(4)日本脳炎
4


問題13 免疫に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)先天免疫とは、生まれながらにもっている免疫のことである。
(2)後天免疫とは、生後獲得した免疫のことである。
(3)能動免疫とは、感染やワクチンで獲得した免疫のことである。
(4)受動免疫とは、抗原の移入によって得られた免疫のことである。
4


問題14 次の感染症のうち、消化器を経由しないで感染するものはどれか。

(1)A型肝炎   (2)急性灰白髄炎(ポリオ)
(3)破傷風    (4)コレラ
3


問題15 感染症に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 結核に感染した疑いがある者は、強制的に入院させる。
b コレラの患者には、就業禁止の措置をとることがある。
c マラリアの対策には、蚊の駆除を行う。
d エイズは、発生動向調査が行われていない。

(1)aとb   (2)bとc
(3)cとd   (4)aとd
2



[衛生管理技術(消毒法)]

問題16 理学的消毒法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはど
     れか。

a 煮沸で刃物類を消毒する場合、刃先が互いに触れ合わないように注意
  する。
b 蒸気でタオルを消毒する場合、水洗いしてから固く絞って横に並べると
  熱の伝導が早い。
c 煮沸でシェービング用レザーを消毒する場合、消毒後、湯の温度が下が
  るまで取り出さずにおく。
d 紫外線でコーム類を消毒する場合、互いに重なり合わないように配置す
  る。

(1)aとb   (2)bとc
(3)cとd   (4)aとd
4


問題17 プラスチック製の器具の消毒法として不適切なものはどれか。

(1)紫外線消毒
(2)煮沸消毒
(3)逆性石けん消毒
(4)グルコン酸クロルヘキシジン消毒
2


問題18 理容師法施行規則に定められている皮膚に接する器具の消毒に関
     する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 85マイクロワット/平方cm以上の紫外線を20分間以上照射する。
b 消毒用エタノール液中に10分間以上浸す。
c 0.1%以上の逆性石けん水溶液を含ませた綿又はガーゼで拭う。
d 80℃以上の温湯中に2分間以上浸す。

(1)aとb    (2)bとc
(3)cとd    (4)aとd
1


問題19 化学的消毒法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)消毒用の界面活性剤(逆性石けん、両性界面活性剤)は、毒性が弱く、
   有機物(汚れ)が存在していても効力は低下しない。
(2)血液が付着したか又はその疑いのある器具を消毒するための次亜塩素酸
   ナトリウム水溶液の濃度は、0.01%以上である。
(3)グルコン酸クロルヘキシジンは、主剤濃度が5%(赤桃色に着色)の製剤
   と20%(無色)の製剤があり、どちらも0.05%以上の水溶液で用いるこ
   とができる。
(4)81.4%以上のエタノール水溶液であれば、綿又はガーゼに含ませて血液
   が付着した器具の表面を拭う方法を適用できる。
3


問題20 消毒薬使用液(希釈液)の調製に関する次の記述のうち、法令の
     規定に適合しないものはどれか。

(1)10%逆性石けん製剤の10mlを水990mlで希釈する。
(2)15%両性界面活性剤製剤の5mlを水495mlで希釈する。
(3)5%グルコン酸クロルヘキシジン製剤の1mlを水99mlで希釈する。
(4)5%次亜塩素酸ナトリウム製剤の1mlを水999mlで希釈する。
4



[理容保健]

[人体の構造および保健]

問題21 血液に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)赤血球は、酸素を運搬する。
(2)白血球は、血漿成分である。
(3)血小板は、血液凝固に関係する。
(4)フィブリノゲンは、血液凝固に関係する。
2


問題22 神経系に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)神経系は、中枢神経系と末梢神経系に分けられる。
(2)小脳は、脊髄の中にある。
(3)交感神経は、体性神経である。
(4)脳神経は、31対存在する。
1


問題23 呼吸器系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)肺において空気と血液の間で行われるガス交換を肺呼吸という。
(2)鼻孔から肺に至る空気の通り道を気道という。
(3)喉頭の下に続く管状の気道を咽頭という。
(4)気管は、気管支に分かれて肺に入る。
3


問題24 次のうち、唾液腺でないものはどれか。

(1)耳下腺   (2)舌下腺
(3)顎下腺   (4)扁桃腺
4


問題25 次の臓器のうち、消化器でないものはどれか。

(1)胆嚢   (2)膀胱
(3)肝臓   (4)膵臓
2



[皮膚科学]

問題26 皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)表皮にある角化細胞は、コラーゲンというタンパク質をつくる。
(2)色素細胞(メラノサイト)は、表皮の顆粒細胞の間に点々と存在する。
(3)真皮は、エラスチンというタンパク質からできた弾性線維の間に点々と
   存在する。
(4)皮下組織は、脂肪細胞でつくられた多量の脂肪を含んでいる。
4


問題27 皮膚付属器官に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)毛は、外側から毛小皮(キューティクル)、毛皮質、毛髄質の3つの層
   からなっている。
(2)頭毛は、退行期や休止期よりも生長期の方が長い。
(3)腋窩のエクリン腺から分泌される汗に刺激性のにおいがあるものを腋臭
   症(ワキガ)という。
(4)爪根の基部にある爪母で、爪がつくられる。
3


問題28 皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤って
     いるものはどれか。

(1)脂腺の発育は、女性ホルモンの刺激によるもので、女性は男性より皮脂
   の分泌が多い。
(2)皮膚の表面にある脂肪膜は、弱酸性のため、細菌、白癬菌の発育が抑制
   される。
(3)経皮吸収の経路には、表皮経路と皮膚付属器官経路の2つがある。
(4)皮膚で体温調節を積極的に行っているのは、毛細血管と汗腺である。
1


問題29 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、正しいもの
     の組合せはどれか。

a 紫外線によって起こる皮膚疾患には、帯状疱疹、伝染性膿痂疹、頭部白
  癬、疥癬がある。
b 保湿剤(尿素、ヘパリノイド)は、入浴後、水分の残っている間に塗布
  するのが効果的である。
c 乾性のフケ症の人は、シャンプーしすぎないようにして、シャンプー後
  にはリンス剤を用いる。
d 心臓や腎臓の悪い状態が長く続くと皮膚は黄色になる。

(1)aとb   (2)bとc
(3)cとd   (4)aとd
2


問題30 接触皮膚炎(カブレ)に関する次の記述のうち、正しいものの組
     合せはどれか。

a 酸化染毛剤に用いられる酸化染料の中では、パラフェニレンジアミンが
  最もカブレを起こしやすい。
b 過去に何回使用してもかぶれなかった染毛剤は、将来的にかぶれること
  はない。
c カブレの症状は、皮膚病変の境界がはっきりしないことが最も特徴的で
  ある。
d パッチテストは、カブレの原因を見い出す最も確かな方法である。

(1)aとb    (2)bとc
(3)cとd    (4)aとd
4



[理容の物理・化学]

問題31 対流に関する次の文章の(   )内に入る語句の組合せのうち、
     正しいものはどれか。

「暖房器は部屋の( A )部に設置すると、暖かい空気は( B )方へ
 移動し、冷房器は部屋の( C )部に設置すると、冷えた空気は
 ( D )方に移動するので部屋全体に冷暖房効果が及ぶ。」

   A    B    C    D
(1)上 ── 下 ── 上 ── 下
(2)上 ── 下 ── 下 ── 上
(3)下 ── 上 ── 下 ── 上
(4)下 ── 上 ── 上 ── 下
4


問題32 光に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)紫外線の波長は、UVA、UVB、UVCの順で長くなる。
(2)紫外線は、殺菌灯として用いられ、カット用レザーやはさみの殺菌・消
   毒に適している。
(3)赤外線は、化学線ともいい、カルシウム及びリンの代謝促進や皮膚でビ
   タミンDを生成する作用がある。
(4)紫外線は、その熱作用や皮膚への浸透作用を利用し、血液循環促進の目
   的でエステティック技術などにも用いられる。
2


問題33 原子の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)原子には、中心に負電気を帯びた原子核がある。
(2)陽子と中性子は、ほぼ同じ質量をもっている。
(3)原子核を構成する陽子及び中性子は、共に負電気を帯びている。
(4)原子核のまわりを正電気を帯びた電子が取り巻いている。
2


問題34 溶液に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)物質を溶かしている液体を溶媒という。
(2)溶液に溶けている物質を溶質という。
(3)水和による溶解は、イオン結晶である食塩のみである。
(4)水は無機溶媒とよばれている。
3


問題35 常温で気体をなす次の分子のうち、有機化合物に該当するものは
     どれか。

(1)NH3(アンモニア)
(2)O3(オゾン)
(3)CO2(二酸化炭素)
(4)CH4(メタン)
4


問題36 酸と塩基に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)酸性の水溶液は、青色リトマス紙を赤変させる。
(2)アルカリ性の水溶液では、赤色リトマス紙が変色しない。
(3)酸性の水溶液中では、フェノールフタレインは青色である。
(4)酸性では、pHが7より大きく、アルカリ性では7より小さくなる。
1


問題37 硬水と軟水に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)硬水は、カルシウムイオンやマグネシウムイオンを多量に含む。
(2)軟水中では、石けんの泡立ちが悪く、洗浄作用も著しく低下する。
(3)永久硬水は、カルシウムやマグネシウムを硫酸塩や塩化物として含む。
(4)一時硬水は、煮沸するだけで軟化し、軟水となる。
2


問題38 香粧品に用いられる無機顔料とこれを配合する顔料の次の組合せ
     のうち誤っているものはどれか。

(1)酸化鉄 ──── 着色顔料
(2)酸化チタン ── 白色顔料
(3)タルク ──── 体質顔料
(4)酸化亜鉛 ─── 着色顔料
4


問題39 石けんの製造方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)石けんは、油脂を塩酸で加水分解して作る。
(2)透明石けんは、機械練りによる製法で作る。
(3)油脂を加水分解すると、石けんとグリセリンができる。
(4)薬用石けんは、通常の硬質石けんに抗生物質を添加して作る。
3


問題40 頭皮・毛髪用香粧品とその配合成分に関する次の組合せのうち、
     誤っているものはどれか。

(1)ヘアブリーチ剤 ── チオグリコール酸又はその塩類
(2)ヘアリンス剤 ─── 第四級アンモニウム塩(陽イオン界面活性剤)
(3)シャンプー剤 ─── 高級アルコール系合成洗剤
(4)酸化染毛剤 ──── パラフェニレンジアミン
1



[理容理論]

問題41 理容技術を行うときの作業姿勢に関する次の記述のうち、正しいも
    のはどれか。

(1) 作業点に常に正対できる位置に体を移動すると、疲労しやすい。
(2) 基本足位のつくり方は、身長の高低によって足の開きかたを変えながら
  調節する。
(3) 安定し、疲労しない姿勢を保つには、技術者の重心が両足の幅の範囲か
  ら外れないようにする。
(4) 目線の高さで施術するときは、技術部位と目の距離を60cm以上にすると
  よい。
3    


問題42 下図はセットに使用するブラシを表したものである。A、B、Cの名称
    の次の組合せのうち、正しいものはどれか。
27-1 400
   A        B       C
(1) 先部 ──── 腰部 ──── 胴
(2) 先部 ──── 元部 ──── ハンドル
(3) 植毛台 ─── 元部 ──── 胴
(4) 植毛台 ─── 腰部 ──── ハンドル



問題43 クリッパーに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a エレクトリッククリッパーは、方式により、マグネット式、IC式とに区別
 される。
b クリッパーの下刃の厚さが厚くなるにつれて、上刃と下刃の歯幅や目幅が狭
 くなる。
c クリッパーの下刃は、上刃と共同して毛髪を刈る役割をもつが、同時に一連
 の毛髪を同じ長さにそろえるコームのはたらきもする。
d エレクトリッククリッパーのマグネット式は、回転部分がなく簡単な構造に
 なっている。

(1)aとb   (2)bとc
(3)cとd   (4)aとd
3    


問題44 スタンダードヘアのカットの基本原則に関する次の記述のうち、誤っ
    ているものはどれか。

(1) カッティングにおけるコームの運行は、原則として毛流に対し垂直に運
  行して、垂直にカットする。
(2) 線とは髪型のシルエットの線のことで、ぼかしとは短髪部における色彩
  の濃淡をいう。
(3) 毛髪は、頭皮に対し直上線上に引き出して切るのが原則である。
(4) 毛髪は短く切ると弾力によって立ちやすく、長くすると重さでねる。
1   


問題45 スタンダードヘアのカット技法に関する次の記述のうち、正しいもの
    はどれか。

(1) まわし刈は、短髪部の面をそろえるための技法で、主に仕上げ刈として
  用いられる。
(2) 連続刈は、長髪部位に用いられる技法で、頭部周囲の仕上げ刈に多く用
  いられる。
(3) 押し刈は、主に長髪部位に用いられる技法で、広い面積の長髪部位に用
  いられる。
(4) すくい刈は、主に短髪部位に用いられる技法で、コームで毛をすくい出
  し45度の角度で切る技法である。
1   


問題46 デザインヘアのカット技法に関する次の記述のうち、正しいものはど
    れか。

(1) エンドテーパーは、毛先より毛髪の長さの3分の1以内をテーパーする技
  法である。
(2) インサイドテーパーは、毛束の外側をテーパーする技法である。
(3) アウトサイドテーパーは、毛束の内側をテーパーする技法である。
(4) サイドテーパーは、毛束の下から上にテーパーする技法である。
1   


問題47 整髪料に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) ヘアワックスは、毛束感、毛の流れ、毛先の動きをつくることに向いて
  いる。
(2) ヘアムースは、ヘアワックスに比べると油分が多いので、乾くと軟らか
  い感触になりやすい。
(3) ヘアジェルは、ホールド力が強いものが多く、重さがでて乾くとバリッ
  とした硬さが出る。
(4) ヘアワックス、ヘアムース、ヘアジェルは、単独で使われる場合もある
  が、組合せて使う場合もある。
2    


問題48 シェービングの姿勢に関する次の文章の(   )内に入る語句の
    組合せのうち、正しいものはどれか。

「技術者の位置は、その部位に( A )する。 技術は技術者の( B )
 で行い、重心は刃物を持つ手の運行をスムーズに行うため刃物を( C )
 におく。」

   A          B       C
(1) 右45度正対 ─── 右側 ─── 持つ逆足
(2) 正対 ────── 右側 ─── 持つ足
(3) 右45度正対 ─── 中心 ─── 持つ逆足
(4) 正対 ────── 中心 ─── 持つ足
4  


問題49 シェービングにおけるラザーリングに関する次の記述のうち、正しい
    ものはどれか。

(1) ラザーリングを行う場合、肘関節を軸とする回転運動で行う。
(2) 毛孔部分に十分泡を塗布するには、毛流と逆の方向にブラシを運行する。
(3) ブラシの圧力は、毛先が皮膚表面からそり返る程度がよい。
(4) ラザーリングは、皮膚とひげの水分を取り除きシェービングしやすくする。
2   


問題50 シャンプーイングに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはど
    れか。

a 現在、最も多く使用されているシャンプー剤は、脂肪酸石けん系のシャンプ
 ー剤である。
b コンディショニングタイプのシャンプー剤は、ふけ、かゆみの軽減、消臭に
 効果がある。
c シャンプーイングの方法のうちリアシャンプーは、バックシャンプーに比べ
 首への負担が軽減されている。
d ドライシャンプーは、病気などで毛髪を濡らすことができない場合に行う方
 法である。

(1) aとb    (2) bとc
(3) cとd    (4) aとd
3    













出典

公益財団法人
理容師美容師試験研修センター
https://www.rbc.or.jp/