26回
第26回理容師筆記試験問題
(平成24年9月2日実施)
[関係法規・制度]
問題 1 理容に関する法令のうち、厚生労働大臣が定めることができるのは、
次のうちどれか。
(1) 理容師法
(2) 理容師法施行令
(3) 理容師法施行規則
(4) 理容師法に関する条例
3
問題 2 理容師法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 公衆衛生の向上に資することで国民全体に寄与することを目的として
いる。
(2) 理容の業務の適正化を図ることを目的としている。
(3) 理容師の福利厚生を図ることを目的としている。
(4) 理容師の資格を定め、資格をもった者でなければ理容の業は行えないも
のとしている。
3
問題 3 理容師の免許に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 理容師試験に合格しても、伝染性の疾病にかかっている者には、免許を与え
ないことがある。
b 理容師の免許は、理容師試験に合格した者の申請により、理容師名簿に登録
された時点よりその効力を生じる。
c 免許を受けた者が本籍地又は氏名を変更したときは、30日以内に厚生労働大
臣が指定した指定登録機関に対し、理容師名簿の訂正を申請しなければなら
ない。
d 理容師の免許証を紛失した場合は、免許証の再交付を受けるまでは理容の業
を行うことができない。
(1) aとb (2) bとc
(3) cとd (4) aとd
2
問題 4 管理理容師に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) 理容師である従業者の数が常時2人以上である理容所の開設者が管理理容
師を置かないときは、理容所の閉鎖を命じられることがある。
(2) 管理理容師は、2か所まで理容所の管理理容師を兼ねることができる。
(3) 管理理容師の資格を得るためには、理容師の免許を受けた後3年以上理容
の業務に従事するか、又は都道府県知事が指定した講習会の課程を修了
しているか、どちらかの要件を満たせばよい。
(4) 理容師である従業者の数が常時2人以上である理容所において、開設者は
当該理容所の経営を管理するために、管理理容師を置かなければならな
い。
1
問題 5 次の行為のうち、理容師法に基づき罰金に処せられるものの組合せは
どれか。
a 理容所の開設者が、法律に定める届出事項を届け出なかった場合
b 理容所の開設者が、法律に定める理容所に必要な衛生措置を講じなかった
場合
c 理容師が、業務停止処分に違反して理容の業を行った場合
d 理容所の開設者が、その構造設備について都道府県知事の検査確認を受け
ずに理容所を使用した場合
(1) aとb (2) bとc
(3) cとd (4) aとd
4
[公衆衛生・環境衛生]
問題 6 平均寿命に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) 平均寿命とは、0歳時点の平均余命である。
(2) 2008年におけるわが国の平均寿命は、男女とも世界一である。
(3) 2008年におけるわが国の男女の平均寿命の差は、3年以下である。
(4) 平均寿命と地域住民や国民の健康水準は、関係がない。
1
問題 7 糖尿病に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 糖尿病では、血波中のブドウ糖の濃度が増加する。
(2) 1型糖尿病の発病には、生活習慣が大きく関連している。
(3) 糖尿病は病気自体が死因となることは少ないが、多くの合併症と関連し
ている。
(4) わが国の糖尿病及びその可能性のあるものの数は多く、国民病の1つと
いえる。
2
問題 8 次の栄養素のうち、不足すると夜盲症になることがあるものはどれか。
(1) カルシウム (2) 炭水化物
(3) ナトリウム (4) ビタミンA
4
問題 9 住居の衛生に関する次の語句の組合せのうち、誤っているものはど
れか。
(1) 自然光 ―――――― 証明
(2) 明るさの度合い ―― 照度
(3) 直接照明 ――――― 眼精疲労
(4) 燃焼による暖房 ―― 二酸化炭素ガス
1
問題 10 空気・水・日光に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 窒素は、空気の約78%を占める。
(2) 空気中には、細菌やウイルスなどの多くの微生物が浮遊している。
(3) 地表の水の97.5%が真水(淡水)である。
(4) 紫外線は、波長約400 nm以下の電磁波である。
3
[感染症]
問題 11 次の感染症のうち、理容師がり患した場合に、感染症法に基づき、
感染させるおそれが著しいと認められる場合、一定の期間、理容の
業務に従事することが禁止されるものはどれか。
(1) A型肝炎
(2) 狂犬病
(3) クリプトスポリジウム症
(4) 結核
4
問題 12 感染症予防の3原則に関する次の記述のうち、誤っているものはど
れか。
(1) 患者の隔離は、宿主の感受性対策の一つである。
(2) 患者及び病原体保有者の発見は、感染源対策の一つである。
(3) 学校(学級)の閉鎖は、感染経路対策の一つである。
(4) 手を洗うことは、感染経路対策の一つである。
1
問題13 腸管出血性大腸菌感染症に関する次の記述のうち、誤っているものは
どれか。
(1) 病原体は、75℃ で1分間以上の加熱により死滅する。
(2) 患者や保菌者の便を通じて、家族などに2次感染するおそれがある。
(3) 感染症法の一類感染症であり、無症状病原体保有者も原則入院するこ
ととなる。
(4) 生野菜が原因食品となることもある。
3
問題 14 飲料水による感染の特徴に関する次の記述のうち、誤っているもの
はどれか。
(1) 患者の発生する地域は、飲料水の使用区域と一致している。
(2) 病原体が水で薄まるので、患者の発生が大規模になることはない。
(3) 男女、年齢を問わず感染者が見られる。
(4) 水の消毒により、流行を終わらせることができる。
2
問題 15 常在細菌叢(そう)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) ヒトの皮膚や粘膜などには、一定の細菌が定着しており、常在細菌叢と
よばれている。
(2) 一般に顔面、頸部、腋窩(えきか)などに多数の細菌が認められる。
(3) 鼻腔には多数のブドウ球菌が存在し、感染源となることがある。
(4) 常在細菌は、本来は強い病原性を持たないので、人に感染を起こすこと
はない。
4
[衛生管理技術(消毒法)]
問題 16 理学的消毒法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはど
れか。
a 煮沸でウイルスを不活化することはできない。
b 蒸気で芽胞を不活化することができる。
c 紫外線は真菌(カビ)にも効果がある。
d 煮沸で結核菌を殺すことができる。
(1) aとb (2) bとc
(3) cとd (4) aとd
3
問題 17 理容所における清潔の保持と消毒に関する次の記述のうち、正しい
ものはどれか。
(1) 洗い場の清潔保持と消毒は、義務づけられていない。
(2) 清潔保持が義務づけられているのは、皮膚に接する器具と布片類だけで
ある。
(3) 客の待合室に置かれている雑誌や新聞は、清潔保持の対象物にはならな
い。
(4) 清潔の保持と消毒は、すべての理容師に義務づけられている。
4
問題 18 被消毒物とその消毒方法に関する次の記述のうち、誤っているもの
はどれか。
(1) スチームタオルは、次亜塩素酸ナトリウム消毒か煮沸消毒しか適してい
ない。
(2) プラスチック製のコームの中には、煮沸やエタノールで消毒すると変形
するものがあるので適していない。
(3) 毛払い用ブラシは、逆性石けん消毒か両性界面活性剤消毒が適している。
(4) カット専用レザーは、紫外線消毒かエタノール消毒が適している。
1
問題 19 消毒方法に関する次の記述のうち、血波が付着した器具の消毒法と
して、正しいものの組合せはどれか。
a 0,1%以上の次亜塩素酸ナトリウム水溶液に10分間以上浸す。
b 80℃を超える水蒸気に10分間以上さらす。
c 1㎠当たり85マイクロワット以上の紫外線を20分関以上照射する。
d 76.9~81.4%のエタノール水溶液中に10分間以上浸す。
(1) aとb (2) bとc
(3) cとd (4) aとd
4
問題 20 消毒薬使用液(希釈液)の調製に関する次の記述の( )内に入
る数字の組合せのうち、正しいものはどれか。
「グルコン酸クロルヘキシジンを5%含有する市販製剤(消毒薬)を用いて、
( A ) %の水溶液を作るには、市販製剤10ml を水( B )mlで希釈
すればよい。」
A B
a 0.05 ――― 995
b 0.1 ――― 490
c 0.2 ――― 240
d 0.25 ――― 195
(1) aとb (2) bとc
(3) cとd (4) aとd
2
[人体の構造及び機能]
問題 21 次の部位のうち、左右一対となっているものはどれか。
(1)人中 (2)口角
(3)上唇 (4)オトガイ唇溝
2
問題 22 次の血管のうち、最も血圧が低いものはどれか。
(1)大動脈 (2)小動脈
(3)毛細血管 (4)大静脈
4
問題 23 次のホルモンのうち、男性ホルモンに該当するものはどれか。
(1) エストロゲン (2) プロゲステロン
(3) テストステロン (4) インスリン
3
問題 24 次の臓器のうち、消化管以外のものはどれか。
(1) 肝臓 (2) 食道
(3) 直腸 (4) 小腸
1
問題 25 白血球の作用として正しいものは、次のうちどれか。
(1) 酸素の運搬 (2) 栄養素の運搬
(3) 貪(どん)食作用 (4) 血液凝固作用
3
[皮膚科学]
問題 26 皮膚の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 角化細胞は、表皮細胞の95%を占め、ケラチンをつくる。
(2) 皮膚は、表面より表皮、真皮、皮下組織の3つの層からできている。
(3) 色素細胞(メラノサイト)は、基底細胞の間に点々と存在する。
(4) 弾性線維は、皮下組織内に存在する。
4
問題27 皮膚及び皮膚付属器官の構造に関する次の記述のうち、誤っている
ものはどれか。
(1) 毛は、ケラチンという硫黄を含むタンパク質の一種からなる。
(2) 爪は、毛と同様に、生長期、退行期、休止期という周期がある。
(3) 脂腺の数は、頭部、顔面、体の中央部に多い。
(4) エクリン腺は、手掌と足底に最も多く分布する。
2
問題28 皮膚及び皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、正しい
ものはどれか。
(1) 皮膚で体温調節を積極的に行っているのは、リンパ管と立毛筋である。
(2) 脂肪膜(皮脂膜)は、通常、弱アルカリ性である。
(3) 接触皮膚炎の原因を見い出すには、パッチテスト(皮膚貼付試験)が最も
確かな方法である。
(4) 脂腺の発育は、女性ホルモンの刺激により起こる。
3
問題29 皮膚及び皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているも
のはどれか。
(1) 糖尿病になると、細菌や真菌による皮膚疾患にかかりやすい。
(2) サンスクリーン剤の使用方法には、紫外線を吸収する方法と紫外線を散
乱する方法がある。
(3) 手あれの対処法には、手袋をつける、保湿する、炎症を防ぐことなどが
ある。
(4) 油性のフケ症の人は、脂肪膜(皮脂膜)を取り去らないために、洗髪の回
数はなるべく少なくする。
4
問題30 皮膚疾患と病原体に関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。
(1) 単純性疱疹 ―――――――――――― ウイルス
(2) 水痘(すいとう)(ミズボウソウ) ――― 真菌(カビ)
(3) 円形脱毛症 ―――――――――――― ヒゼンダニ
(4) 頭部白癬(はくせん)(シラクモ) ――― 細菌
1
[理容の物理・化学]
問題 31 物体の変形に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)「伸び」は、物体の上面と下面に反対向きの力が平行にはたらくときに
起こる。
(2)「縮み」は、物体を押さえつける(圧する)ように力がはたらくときに起
こる。
(3)「ずれ」は、伸びと縮みの力が組み合わさったときに起こる。
(4)「たわみ」は、物体を引っ張るように力がはたらくときに起こる。
2
問題 32 光に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 太陽光線は、紫外線と赤外線だけで成り立っている。
(2) 紫外線は、化学線ともいい、皮膚でビタミンDを生成する作用がある。
(3) 紫外線灯は、レザーやはさみなど金属類の殺菌・消毒に用いる。
(4) 赤外線灯は、その熱作用や皮膚への浸透作用により血液循環を促進さ
せる。
1
問題 33 次のアルコール類のうち、人体への毒性が強く、化粧品への配合が
禁止されているものはどれか。
(1) メタノール (2) エタノール
(3) プロピレングリコール (4) グリセリン
1
問題34 酸と塩基の強弱に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) 電離度が1に近い酸を強酸といい、塩酸などがある。
(2) 電離度が1に近い酸を弱酸といい、酢酸などがある。
(3) 電離度が1に近い塩基を強塩基といい、アンモニア水などがある。
(4) 電離度が1に近い塩基を弱塩基といい、水酸化ナトリウムなどがある。
1
問題35 香粧品用色材に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 微粒子酸化チタンは、紫外線遮断剤として用いられている。
(2) 酸化鉄、カーボンブラック、グンジョウは体質顔料とよばれている。
(3) 雲母チタンは、光輝性顔料である。
(4) 使用できるタール色素は、省令で定められている。
2
問題 36 ヘアリンス剤に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せの
うち、正しいものはどれか。
「ヘアリンス剤に用いられる第四級アンモニウム塩は( A )界面活性剤
であり、( B )に吸着して毛髪を保護して柔軟にし、( C )の発
生を防止する効果がある。」
A B C
(1) 陰イオン ――― キューティクル ――― 静電気
(2) 陽イオン ――― コルテックス ―――― かゆみ
(3) 陰イオン ――― コルテックス ―――― フケ
(4) 陽イオン ――― キューティクル ――― 静電気
4
問題 37 香粧品の効能に関する次の記述のうち、薬事法で定められている化
粧品の効能の範囲に該当しないものはどれか。
(1) 頭皮、頭髪をすこやかに保つ。
(2) 毛髪の水分、油分を補い保つ。
(3) 毛髪を再生する。
(4) 裂毛、切毛、枝毛を防ぐ。
3
問題 38 制汗・防臭剤による体臭の防止方法に関する次の記述のうち、誤っ
ているものはどれか。
(1) 香料を利用して悪臭をマスキングする。
(2) 収れん剤を用いて発汗を抑制する。
(3) キレート剤を用いて金属イオンを封鎖する。
(4) 殺菌剤により微生物の発育・活動を抑制する。
3
問題39 香粧品に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
(1) 制汗・防臭剤 ――― パラフェノールスルホン酸亜鉛
(2) 酸化染毛剤 ―――― パラフェニレンジアミン
(3) ヘアブリーチ剤 ―― 過酸化水素
(4) 金属性染毛剤 ――― ヘンナ
4
問題40 香粧品原料に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
(1) 油性原料 ―― キャンデリラロウ ―― 口紅などのステイック製品
(2) アミノ酸類 ― システイン ― パーマネントウェーブ用剤第2剤(2液)
(3) 高分子化合物 ―――― ニトロセルロース ――― ネイルエナメル
(4) 有機酸 ――――――― クエン酸 ――――――― 酸性化粧水
2
[理容理論]
問題41 下図のA、B、C及びDに該当する名称の組合せのうち、正しいものは
どれか。
A B C D
(1) 鋏身 ――― 交点 ――― 接点 ――― 薬指環
(2) 鋏体 ――― 鋏要 ――― 接点 ――― 薬指柄
(3) 鋏身 ――― 鋏要 ――― 触点 ――― 薬指環
(4) 鋏体 ――― 交点 ――― 触点 ――― 薬指柄
3
問題42 レザーに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 替え刃式レザーは研磨が不要であり、汚れもたまりにくく消毒も簡単に
できる。
(2) レザーのハンドルを45度以上に聞くとハンドルの重みで切れ刃が浮き上
がり、皮膚との接触が軽くなる。
(3) 替え刃式レザーの切れ刃は、レザーより小さく、皮膚表面を削りやすい。
(4) ハンドルは、刀身をおさめて取り扱い上の危険をなくし、刃の損傷を防い
でいる。
1
問題43 頭の形とヘアスタイルに関する次の文章の( )内に入る語句の
組合せのうち、正しいものはどれか。
「頭の形として後頭部の丸みが少なく平面的なタイプのスタイリングでは、
後頭部とのバランスをとるため( A )に高さの頂点をおき、分髪線は奥
行を深くみせるために( B )する。 後頭部は高めに( C )立体感を
出す。」
A B C
(1) クラウン ―― 長く ――― 刈り上げないで
(2) 前頭部 ――― 短く ――― 刈り上げないで
(3) クラウン ―― 短く ――― 刈り上げて
(4) 前頭部 ――― 長く ――― 刈り上げて
4
問題44 下図は、スタンダードヘアのカット技法を表したものである。押し刈
に該当するものはどれか。
2 1-101
問題45 デザインヘアのカット技法に関する次の記述のうち、誤っているもの
はどれか。
(1) ブラントカットとは、「ぶつ切りにする」という意味で、構成する毛髪
の長さをつくる。
(2) テーパーカットとは、「そぐ、削る」という意味で、主としてシザーズ
で行う。
(3) ストロークカットは、振り子のように腕を動かし毛髪を切る。
(4) セニングカットは、毛量を減らし、毛先の表情を出す。
2
問題46 ヘアアイロンの基本的な持ち方に関する次の文章の( )内に入
る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。
「母指と示指で( A )を支えるように持ち、中指、薬指と小指で( B )
を持ち、小指を( C )へ入れて開閉操作をする。」
A B C
(1) ロッドハンドル ――― グルーブハンドル ―― 外側
(2) グルーブハンドル ―― ロッドハンドル ――― 外側
(3) ロッドハンドル ――― グルーブハンドル ―― 内側
(4) グルーブハンドル ―― ロッドハンドル ――― 内側
3
問題47 白髪染めの染毛剤の塗布に関する次の記述のうち、正しいものはど
れか。
(1) 染毛剤は、皮膚につけないように注意し、全体にたっぷり塗布する。
(2) 染毛剤は、頭皮につけながら根元から塗布する。
(3) 原則として、バック→生え際→フロント→トップの順に塗布する。
(4) 塗布した直後にコーミングする。
1
問題48 シェービングに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) シェービングの際、皮下に骨が突出している下顎部ではレザーのあたりが
弱く感じられ、反対に頬部では強く感じられる。
(2) レザーによって毛が切られずに引っ張られた場合、毛包周辺に分布する知
覚神経が刺激されるため痛みを感じる。
(3) シェービングの際の痛みの原因としては、添え手の張りや切れ刃の対皮角
度などが不適当であったことが考えられる。
(4) レザーの切れ刃は皮膚の表面に触れて、目に見えない微細な損傷を与える。
1
問題49 レディースシェービングの、注意点に関する次の記述のうち、誤って
いるものはどれか。
(1) シェービングの目的により剃る範囲が異なるので、施術をしやすい服装
を事前に客に提示しておく。
(2) 肌はデリケートなため、強い刺激を与えないよう、対皮角度を30度くら
いにし、対皮圧力は軽く、運行はゆっくりとする。
(3) シェービングソープや使用する化粧料の選定には、十分に配慮する。
(4) 女性の毛は細くてやわらかく、肌は男性に比べて弾力に富み傷つきやす
いので、レザーは鈍刃より鋭刃のものがタッチがよい。
4
問題50 ヘッドマッサージに使用するヘアトニックに関する次の記述のうち、
誤っているものはどれか。
(1) アルコール含有量の多いものは荒れ性の頭皮に使用する。
(2) ヘアトニックの主成分は、アルコールと水で、各種清涼剤、殺菌剤などが
配合されている。
(3) 塗布に際しては、頭皮を強くこすりすぎないように注意し、動作は機敏に
軽快に行う。
(4) ヘアトニックは、頭皮に快い刺激とさわやかな清涼感を与える。
1
出典
公益財団法人
理容師美容師試験研修センター
https://www.rbc.or.jp/