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30回

第30回理容師筆記試験問題
(平成26年9月7日実施)



[関係法規・制度]

問題1 理容師法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 理容の業務の適正化を図ることを目的としている。
(2) 理容業の振興を図ることを目的としている。
(3) 公衆衛生の向上に資することで国民全体の利益を図っている。
(4) 理容師の資格を定め、資格をもった者でなければ理容の業は行えないもの
  としている。
2


問題2 理容師免許に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 理容師試験は、都道府県知事が指定した試験機関が行うこととされている。
(2) 理容師試験に合格しても、伝染性の疾病にかかっている者には、免許を与
  えないことがある。
(3) 理容師の免許は、理容師試験に合格した者の申請により、理容師名簿に登
  録された時点よりその効力を生じる。
(4) 理容師免許を与えるのは、都道府県知事であるが、日本全国で有効である。
3


問題3 理容所の開設者が講ずべき衛生措置に関する次の記述のうち、正しいも
   のはどれか。

(1) 理容所の空気1リットル中の一酸化炭素の量を5立方センチメートル以下に
  保つこと。
(2) 理容師が理容のための直接の作業を行う作業面の照度を50ルクス以上とす
  ること。
(3) 開設者が業務上講ずべき衛生措置を怠ったときは、30万円以下の罰金に処
  せられる。
(4) ふた付きの汚物箱及び毛髪箱を備えること。
4


問題4 理容師法に基づく行政処分に関する次の記述のうち、誤っているものは
   どれか。

(1) 理容所の開設者が、環境衛生監視員の立入検査を正当な理由なく拒んだと
  きは、理容所の閉鎖を命じられることがある。
(2) 理容所の開設者が、業務の停止処分を受けている理容師に、理容の業を行
  わせたときは、理容所の閉鎖を命じられることがある。
(3) 精神の機能の障害により、理容師の業務を適正に行うにあたって必要な認
  知、判断及び意思疎通を適切に行うことができないときは、理容師免許を
  取り消すことができる。
(4) 理容師法により、違法又は不当な行政処分を受けたときは、審査請求又は
  異議申立ができる。
1


問題5 保健所に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 地域における疾病の予防、健康の増進、生活衛生などの公衆衛生活動の中心
 となる機関である。
b 高齢者の増加に応じ、福祉・介護行政に重点をおいている。
c 保健所は保健所法に基づき、都道府県、指定都市及び特別区のみが設置する
 ことができる。
d 保健所の業務として、環境衛生監視員による理容所の立入検査が行われてい
 る。

(1) aとb    (2) bとc
(3) cとd    (4) aとd
4



[衛生管理]

[公衆衛生・環境衛生]

問題6 わが国の平均寿命に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 2009年における平均寿命は、男女とも85歳を超えている。
(2) 2009年における女性の平均寿命は、世界一である。
(3) 2009年における男女の平均寿命の差は、5歳以上である。
(4) 平均寿命とは、0歳時点の平均余命である。
1


問題7 無機質に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 無機質は、エネルギー源である。
(2) ナトリウムは、無機質である。
(3) 動物に全く無機質を含まない食物を与え続けても生きていられる。
(4) 無機質とミネラルは、異なる栄養素である。
2


問題8 わが国の介護保険制度に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 介護保険制度は20年以上実施されている。
(2) 保険料の徴収、要介護度の認定等、介護保険の運営は、主として都道府県
  が行っている。
(3) 介護保険サービスの利用は、全て無料である。
(4) 介護保険制度による給付の財源は、40歳以上の人からの保険料と公費であ
  る。
4


問題9 わが国の廃棄物処理に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはど
   れか。

a 理容業者が排出する毛髪は、産業廃棄物である。
b 廃棄物の処理は、直接埋め立てが主流である。
c 廃棄物の抑制等を目的とした資源の有効利用に関する法律がある。
d 一般廃棄物の処理は、市町村長の責任となっている。

(1) aとb    (2) bとc
(3) cとd    (4) aとd
3


問題10 わが国の水道に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 浄水操作は、沈砂→ ろ過→ 沈殿→ 消毒の順に行われる。
(2) 簡易水道にも上水道と同じ水質基準が適用される。
(3) 浄水処理に薬品を使用する沈殿は、禁止されている。
(4) 水道水の塩素による消毒は、任意である。
2



[感染症]

問題11 感染症と感染源に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。

(1) マラリア ── 蚊
(2) 破傷風 ─── 土壌
(3) 日本脳炎 ── ノミ
(4) チフス ─── ヒト
3


問題12 感染症に対する人体の抵抗力に関する次の記述のうち、誤っているもの
    はどれか。

(1) 人は生まれながらにして、ある種の微生物に対して抵抗力がある。
(2) 皮膚及び粘膜は、微生物の侵入を拒む働きがある。
(3) 赤血球には、体内の微生物を捕えて、これを殺してしまう働きがある。
(4) 人体の栄養状態が良好であると感染症への抵抗力が高まる。
3


問題13 病原体の感染に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 不顕性感染とは、感染して発病しているが、体外に病原体を排世していな
  い状態をいう。
(2) 持続性感染とは、感染を受けた宿主が、発病しないで長期間にわたって病
  原体と共存し続けている状態をいう。
(3) 日和見感染とは、通常、健康人のほとんどが感染し、一部の人が感染して
  いない状態をいう。
(4) 病原体が人体に侵入しても発育・増殖できず、殺滅されて全部体外に排除
  された場合も感染という。
2


問題14 次の感染症のうち、消化器系感染症に該当するものはどれか。

(1) クラミジア
(2) 麻しん
(3) ベスト
(4) 急性灰白髄炎(ポリオ)
4


問題15 インフルエンザに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) インフルエンザウイルスは、ヒト以外の動物にも感染する。
(2) ワクチンは、接種後、直ちに効果が現れる。
(3) インフルエンザ(五類)は、診断した医師による全数届出対象の感染症であ
  る。
(4) インフルエンザは、1週間程度で回復し、これによって死亡することはない。
1



[衛生管理技術(消毒法)]

問題16 消毒を行う際の注意事項に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 消毒薬使用液(希釈液)は、エタノールの場合は毎日、その他の消毒薬につ 
  いては2週間に1回以上取り替える。
(2) 使用後の器具は、汚れを洗浄する以前に、速やかに消毒することを心がけ
  る。
(3) 皮膚に接する器具や布片類の消毒には、消毒薬だけではなく理学的方法を
  用いても差し支えない。
(4) 消毒する器具の材質は、消毒法を選択する際の見極めには重要な要素でな
  い。
3


問題17 被消毒物とその消毒法の次の組合せのうち、最も適切なものはどれか。

(1) カット用レザー(かみそり) 
    ───── 0.001%次亜塩素酸ナトリウム水溶液に5分間以上浸す方法
(2) プラスチック製セットコーム
           ────────── 沸騰後2分間以上煮沸する方法
(3) 乾燥タオル 
    ─────────── 0.1%逆性石けん水溶液に10分間以上浸す方法
(4) セニングシザーズ 
     ───── 0.05%グルコン酸クロルヘキシジン水溶液に10分間以上
           浸す方法
4


問題18 清潔保持に関する次の文章の(   )内に入る語句の組合せのうち、
    正しいものはどれか。

「理容師法では、皮膚に接する布片は客一人ごとに取りかえ、器具は客一人ごと
 に(   )することを定めている。なお、血液が付着又はその疑いのある
 タオルは(   )液に浸けた後、洗濯し乾燥させる。また、スチームタオ
 ルは(   )による消毒を行う。」

   A         B            C
(1) 消毒 ─── 両性界面活性剤 ────── 紫外線
(2) 洗浄 ─── 次亜塩素酸ナトリウム ─── 蒸気
(3) 消毒 ─── 次亜塩素酸ナトリウム ─── 蒸気
(4) 洗浄 ─── 両性界面活性剤 ────── 紫外線
3


問題19 殺菌灯から照射される紫外線に関する次の記述のうち、誤っているも
    のはどれか。

(1) 目や皮膚に直接照射すると害がある。
(2) 波長は320nm前後である。
(3) 芽胞やウイルスにも効果がある。
(4) 透明なガラスでも透過しない。
2


問題20 消毒薬使用液(希釈液)の調整法に関する次の記述のうち、正しいもの
    の組み合わせはどれか。

a 5%次亜塩素酸ナトリウム製剤10mLを水490mLで希釈すると、0.1%次亜塩素
  酸ナトリウム水溶液になる。
b 10%逆性石けん製剤10mLを水990mLで希釈すると、0.1%逆性石けん水溶液に
  なる。
c 5%グルコン酸クロルヘキシジン製剤5mLを水995mLで希釈すると、0.05%グル
  コン酸クロルヘキシジン水溶液になる。
d 10%両性界面活性剤製剤5mLを水995mLで希釈すると、0.1%両性界面活性剤水
  溶液になる。

(1) aとb    (2) bとc
(3) cとd    (4) aとd
1



[理容保健]

[人体の構造及び機能]

問題21 顔面にある筋肉とその働きに関する次の組合せのうち、正しいものは
    どれか。

(1) 眼輪筋 ───── 唇を横に伸ばす。
(2) 鼻筋 ────── 鼻の両側に横じわをつくる。
(3) 口輪筋 ───── 額にしわをよせる。
(4) 前頭筋 ────  えくぼをつくる。
2


問題22 次の器官のうち、体性運動神経によって支配されているものはどれか。

(1) 骨格筋   (2) 心臓
(3) 血管    (4) 消化管
1


問題23 次の血液循環経路のうち、正しいものはどれか。

(1) 左心室→ 動脈→  全身の毛細血管→ 静脈→  右心房
(2) 左心室→ 静脈→  肺の毛細血管→  動脈→  右心房
(3) 右心室→ 肺動脈→ 全身の毛細血管→ 肺静脈→ 左心房
(4) 右心室→ 肺静脈→ 肺の毛細血管→  肺動脈→ 左心房
1


問題24 次の内臓器官のうち、内分泌器官はどれか。

(1) 食道      (2) 膀胱(ぼうこう)
(3) 尿道      (4) 副腎
4


問題25 次の物質のうち、尿中に通常排泄されないものはどれか。

(1)尿素      (2) アンモニア
(3) グルコース   (4) クレアチニン
3



[皮膚科学]

問題26 皮膚と皮膚付属器官の構造に関する次の記述のうち、正しいものはど
    れか。

(1) 角化細胞は、表面から透明層、角質層、有棘層(ゆうきょくそう)、顆粒
  層、基底層に分けられる。
(2) 色素細胞(メラノサイト)は、皮膚の角化に関与する。
(3) 真皮の線維成分は、コラーゲンというタンパク質からなる膠原繊維(こう
  げんせんい)がその大部分を占める。
(4) 皮下組織には、皮脂腺によってつくられる脂肪が蓄えられている。
3


問題27 皮膚と皮膚付属器官に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) いわゆるトリハダ反応は、皮膚の毛細血管の収縮による。
(2) 成人の平均的な頭毛数は、約10万本である。
(3) 健康な成人の頭毛では、生長期が長く、休止期が短い。
(4) エクリン腺は、全身のほとんどの皮膚に広く分布する。
1


問題28 皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っているも
    のはどれか。

(1) 皮膚の表面には、汗と皮脂が混じり合った弱酸性の脂肪膜(皮脂膜)がある。
(2) 皮膚における皮脂の分泌は、高齢になると次第に増加してくる。
(3) 皮膚で体温調節を積極的に行っているのは、毛細血管と汗腺である。
(4) 皮膚は、日光光線のうち紫外線の作用で赤くなり、さらに水疱(すいほう)
  色素沈着を起こす。
2


問題29 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているもの
    はどれか。

(1) 油性のフケ症では、よくシャンプーして、汚れやフケを落とすことが重要
  である。
(2) 皮膚は、老化により皮膚の張りと弾力が失われ、シワが生じる。
(3) サンスクリーン剤は、紫外線を吸収又は散乱させる作用をもつ。
(4) 胃腸病患者は、細菌や真菌による皮膚疾患にかかりやすい。
4


問題30 皮膚疾患と関連の深い因子に関する次の組合せのうち、正しいものは 
    どれか。

(1) 円形脱毛症 ────────────── ウイルス
(2) 尋常性毛瘡(カミソリカブレ) ────── 細菌(化膿菌)
(3) アタマジラミ症 ──────────── ヒゼンダニ
(4) 単純性疱疹(単純性ヘルペス) ────── 真菌(カビ)
2



理容の物理・化学

問題31 光に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 光速は、媒質の種類で異なり、水中で伝わるときが最も速い。
(2) 姿見で全身を映すには、鏡と人の距離には関係なく、身長と同じ長さの鏡 
  を必要とする。
(3) 平面鏡を用いれば、鏡に映る照明の反射光の分だけ照度が増し、明るくな
  る。
(4) 蛍光灯のような光を出す光源の明るさを、照度という。
3


問題32 紫外線に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 紫外線は、物体に吸収されてその温度を高める熱作用があり、熱線ともい
  われる。
(2) 紫外線は、窓ガラスを透過するので、ガラス戸の内側でも日光消毒は可能
  である。
(3) 紫外線には、皮膚でケラチンを形成する作用がある。
(4) 紫外線の化学作用は、殺菌効果があるので、殺菌灯としても使用される。
4


問題33 物質と化学結合に関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。

(1) アルミニウム ────── イオン結合
(2) 水 ──────────── 共有結合
(3) 水素 ─────────── 水素結合
(4) 塩化カルシウム ────── 金属結合
2


問題34 酸化剤と還元剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 過酸化水素水は、ヘアブリーチ剤や染毛剤などに酸化剤として用いられる。
b チオグリコール酸は、パーマネントウェーブ用剤の第1剤(1液)に配合され、
 毛髪のケラチンのシスチン結合を還元して切断する。
c システインは、パーマネントウェーブ用剤の第2剤(2液)に配合され、毛髪の
 切断されたシスチン結合を再結合する。
d 次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、還元作用があるので、金属製品や動物性繊
 維の布地の消毒に適している。

(1) aとb   (2) bとc
(3) cとd   (4) aとd
1


問題35 香粧品に用いられる色材に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 酸化亜鉛や酸化チタンは、体質顔料である。
(2) カオリンやマイカは、光輝性顔料である。
(3) 酸化クロムやグンジョウは、着色顔料である。
(4) βーカロチンは、タール色素である。
3


問題36 高分子化合物に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。

(1) 天然高分子化合物(植物系) ────── アラビアゴム
(2) 天然高分子化合物(動物系) ────── コラーゲン
(3) 半合成高分子化合物 ─────── カルボキシメチルセルロース(CMC)
(4) 合成高分子化合物 ────────── キトサン
4


問題37 香粧品原料とその効果に関する次の組合せのうち、誤っているものは
   どれか。

(1) パラオキシ安息香酸エステル ───────── 日やけ防止効果
(2) 陽イオン界面活性剤の第4級アンモニウム塩 ──   毛髪の帯電防止効果
(3) 高級アルコール系合成洗剤 ───────── シャンプー剤の洗浄効果
(4) ヒアルロン酸ナトリウム塩  ────────── 保湿効果
1


問題38 次の高分子化合物とそれを構成する単位低分子の組合せのうち、正しい
    ものはどれか。

(1) ケラチン ───────── アミノ酸
(2) デンプン ───────── イソプレン
(3) ポリエチレン ─────── エタノール
(4) セルロース ──────── グリセリン
1


問題39 次の香粧品のうち、医薬部外品として規制されているものの組合せは
    どれか。

a サンスクリーン剤
b 染毛剤
c パーマネントウェーブ用剤
d アストリンゼントローション

(1) aとb   (2) bとc
(3) cとd   (4) aとd
2


問題40 制汗・脱臭剤による体臭の防止方法に関する次の記述のうち、誤って
    いるものはどれか。

(1) 殺菌剤により微生物の発育・活動を抑制する。
(2) キレート剤を用いて金属イオンを封鎖する。
(3) 収れん剤を用いて発汗を抑制する。
(4) 香料を利用して悪臭をマスキングする。
2



[理容技術理論]

問題41 下図のA、B、Cに該当する名称の次の組合せのうち、正しいものはど
    れか。
理30-41
   A      B        C
(1) 鼻翼 ―― オトガイ ―― 外後頭隆起点
(2) 鼻側 ―― 下顎 ―――― 外後頭隆起点
(3) 鼻翼 ―― 下顎 ―――― 乳様突起
(4) 鼻側 ―― オトガイ ―― 乳様突起
4     


問題42 クリッパーに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) マグネット式クリッパーは、回転部分により歯を左右に動かす構造になっ
  ている。
(2) 下刃は、上刃と共同して毛を刈る役目をもっている。
(3) 上刃は左右に動いて、毛を刈るという働きがある。
(4) 裏溝の働きによって、クリッパーを運行するとき皮膚を引っ張ることがな
  くなる。
1  


問題43 カッティングに使用するコームに関する次の記述のうち、正しいものは
    どれか。

(1) 胴に対する歯の角度が90度の直角櫛と、柄の側に24度30分傾いている角度
  櫛がある。
(2) えりつけ櫛は、基礎刈に用いるもので、歯先のラインに丸みがある。
(3) 引分櫛は、目の粗い歯と細かい歯とからできていて髪際を刈るのに用いる。
(4) 荒櫛は、クリッパーライン又は短い部分を刈るのに適している。
3   


問題44 スタンダードヘアのカット技法に関する次の記述のうち、正しいものは
    どれか。

(1) すくい刈は、頭部周囲の刈り上げ部分に多く用いられる。
(2) 固定刈は、ネックラインを整えるための技法である。
(3) 直鋏は、毛量を減らし調整する技法である。
(4) 押し刈は、連続刈に比べて広い面積の短髪部に多く用いられる。
4   
   

問題45 下図は、デザインヘアのカット技法と毛髪の長さの関係を表したもの
    である。次のA、Bの技法の組合せのうち、正しいものはどれか。
理30-45
    A                   B
(1) インサイドグラデーション ――――― ワンレングス
(2) アウトサイドグラデーション ―――― ワンレングス
(3) インサイドグラデーション ――――― スクエア
(4) アウトサイドグラデーション ―――― スクエア
4    
    

問題46 白髪染めの注意事項に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 頭毛の白髪の量(比率)をチェックし、量が多いほど染毛剤を明るく調合す
  る。
(2) 原則として、生え際 → フロント → トップ → バックの順に塗布す
  る。
(3) 額の生え際や襟まわりは、染毛剤を皮膚につけながら塗布する。
(4) 塗布した直後にコーミングを十分に行う。
2   
  

問題47 レザーの基本的な持ち方に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) ペンシルハンドは、刀身とハンドルが一直線になるようにまっすぐのばし、
  細い棒をにぎるようにして持つ持ち方である。
(2) フリーハンドは、常にレザーを手前に運行する持ち方である。
(3) バックハンドは、フリーハンドの持ち方で手関節だけを手背側へそらし、
  切れ刃を向こう側に向けた持ち方である。
(4) プッシュハンドは、最も基本的な持ち方で、常にレザーを手前に運行する
  持ち方である。
2    
  

問題48 フェイシャルトリートメントにおけるスチーミングに関する次の記述の
    うち、正しいものの組合せはどれか。

a スチーミングは、皮脂、汗の分泌を促進させ、神経の働きを活性化させる効
 果がある。
b スチーミングの方法には、スチームタオルによる場合と機器を使用する場合が
 ある。
c てん包で使用するときのスチームタオルの温度は、約50~55℃ が適当である。
d てん包では、耳介部まで覆い、鼻尖、鼻孔は覆ってはいけない。

(1) aとb   (2) bとc
(3) cとd    (4) aとd
1   
   

問題49 シャンプーイングに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) シャンプー剤の濃度に注意し、原液を頭部全体に塗布する。
(2) 毛髪は水分により膨潤しているので、こすり合わせるように行う。
(3) リンシングの際は、シャンプー剤が残らないように、やさしく十分に洗い
  流す。
(4) 1回目のシャンプーイングはマッサージを目的とし、2回目はクレンジング
  を目的として十分に行う。
3    
   

問題50 スキャルプトリートメントに関する次の記述のうち、正しいものの組
    合せはどれか。

a ドライスキャルプトリートメントは、潤いがない荒れ性頭皮に対して行う方
 法である。
b オイリースキャルプトリートメントは、あぶら性頭皮に対して行う方法であ
 る。
c 皮脂を奪う強いアルコールを含む養毛料は、乾性のフケに対する処置として
 使用する。
d 保湿力のあるシャンプー剤は、あぶら性頭皮に対する処置として使用する。

(1) aとb   (2) bとc
(3) cとd   (4) aとd
1   
  





出典

公益財団法人
理容師美容師試験研修センター
https://www.rbc.or.jp/