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38回

第38回理容師国家試験(筆記問題)
(2018年9月2日実施)



■関係法規・制度

問題1 理容師法及び美容師法に関する次の文章の(   )内に入る語句の
    組合せのうち、正しいものはどれか。

「理容師法において、理容とは、頭髪の刈込、( A )等の方法により、容
 姿を整えることをいうと規定されており、美容師法において、美容とは、
 ( B )、( C )、化粧等の方法により、容姿を美しくすることをい
 うと規定されている。」

    A         B            C
(1)洗髪  ─── パーマネントウェーブ ─── 毛染め
(2)整髪  ─── 洗髪 ─────────── 結髪
(3)顔そり ─── パーマネントウェーブ ─── 結髪
(4)顔そり ─── 洗髪 ─────────── 毛染め
3


問題2 理容師の免許及び登録に関する次の記述のうち、誤っているものはど
    れか。

(1)免許を受けようとする者は、指定登録機関である公益財団法人理容師美容
   師試験研修センターに対し、免許申請書等とともに、精神の機能の障害に
   関する医師の診断書を提出しなければならない。
(2)免許の取消処分を受けた者は、都道府県知事に免許証又は免許証明書を返
   納しなければならない。
(3)免許の取消処分を受けた者であっても、取消しの事由に該当しなくなった
   ときや、その後の事情により適当と認められるに至ったときは、再免許
   を与えられることがある。
(4)理容師が死亡したときは、戸籍法による届出義務者が、30日以内に、名簿
   の登録の消除を申請しなければならない。
2


問題3 理容師法の処分や罰則に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)理容師試験の合格者が理容師名簿に登録される前に理容の業を行った場合、
   罰金に処せられることがある。
(2)住所を変更した理容師が理容師名簿の訂正を申請しなかった場合、業務停
   止処分を受けることがある。
(3)理容所の開設者が届出事項の変更手続きをしなかった場合、理容所の閉鎖
   命令を受けることがある。
(4)理容所の開設者が構造設備について都道府県知事の確認を受ける前に理容
   所を使用しても、開設の届出を行っていれば、処分や罰則を受けること
   はない。
1


問題4 理容師法により条例で定めることができるとされている事項として、
    誤っているものはどれか。

(1)理容師が理容所以外の場所において理容の業を行うことができる場合
(2)理容師が理容の行を行う場合に講ずべき衛生上必要な措置
(3)理容所の開設者が理容所につき講ずべき衛生上必要な措置
(4)理容師免許証記載事項の変更手数料の額
4


問題5 「生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律」に基づき
    設立された理容業生活衛生同業組合が、組合員に対して行うことがで
    きないものは、次のうちどれか。

(1)営業に関する資金のあっせん
(2)営業に関する技能の改善向上
(3)営業の料金の統一
(4)共済事業
3



■衛生管理 公衆衛生・環境衛生 

問題6 次の疾病のうち、2001年から10年間で死亡率(人口10万対)が低下し
    ているものはどれか。

(1)悪性新生物(がん)
(2)心疾患(心臓病)
(3)肺炎
(4)脳血管疾患(脳卒中)
4


問題7 「健康日本21(第2次)」の項目となっていないものはどれか。

(1)生活習慣病の予防
(2)労働災害の防止
(3)健康寿命の延伸
(4)健康格差の縮小
2


問題8 「国民健康・栄養調査」による栄養摂取状況の傾向に関する次の記述
    のうち、誤っているものはどれか。

(1)炭水化物の摂取量は、増加傾向である。
(2)動物性タンパク質の摂取量は、増加傾向である。
(3)動物性脂肪の摂取量は、増加傾向である。
(4)食塩は、過剰摂取の状態が続いている。
1


問題9 水に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)カルシウムやマグネシウムを多く含む水を軟水という。
(2)硬水は、石けんの泡立ちがわるい。
(3)リンや窒素を多く含む排水は、湖沼での藻の発生を促進する。
(4)水道水中の塩素の量は、給水栓の水で一定量以上とされている。
1


問題10 衛生害虫と疾病に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれ
     か。

(1)蚊 ───── デング熱
(2)ダニ ──── ぜんそく
(3)ノミ ──── ペスト
(4)ゴキブリ ── 日本脳炎
4



■感染症

問題11 感染症法において、理容師が感染した場合、就業制限の対象となる
     感染症はどれか。

(1)結核    (2)麻しん
(3)梅毒    (4)A型肝炎
1


問題12 次の感染症のうち、飛沫感染するものはどれか。

(1)後天性免疫不全症候群(エイズ)
(2)C型肝炎
(3)腸管出血性大腸菌感染症
(4)麻しん
4


問題13 ウイルスに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)基本構造は、核酸とそれを保護するタンパク質である。
(2)DNAかRNAのいずれか1種類の核酸をもっている。
(3)生きた細胞が無くても発育、増殖できる。
(4)生活環境に適応し、しばしば変異をおこす。
3


問題14 次の感染症のうち、患者や病原体保有者によって汚染されたタオル
     に接触することにより感染するものはどれか。

(1)日本脳炎    (2)白癬
(3)狂犬病      (4)マラリア
2


問題15 風しんに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)三日はしかともいう。
(2)胎内感染により先天性風しん症候群の子どもが生まれることがある。
(3)症状としての発疹は顔に多く出る。
(4)予防接種は毎年受けなければ効果がない。
4



■衛生管理技術

問題16 殺菌条件の温度と時間に関する次の記述のうち、正しいものの組合
     せはどれか。

a.芽胞は、100℃の沸騰水中で殺菌できる。
b.栄養型の細菌は、80℃以上では数分で殺菌できる。
c.化学的消毒法による殺菌効果は、消毒液の温度が高いほど効果が増す。
d.蒸気殺菌は、煮沸殺菌より短時間で殺菌ができる。

(1)aとb   (2)bとc
(3)cとd   (4)aとd
2


問題17 理学的消毒法に関する次の文章の(   )内に入る語句の組合せ
     のうち、正しいものはどれか。

「細菌の芽胞に対して( A )や( B )は効果が無いが、( C )は
 効果がある。また、血液が付着したかあるいはその疑いのある器具の消毒に、
 ( A )は適用できるが、( B )と( C )は適用できない。」

     A       B        C
(1)紫外線消毒 ── 蒸気消毒 ─── 煮沸消毒
(2)煮沸消毒 ─── 紫外線消毒 ── 蒸気消毒
(3)煮沸消毒 ─── 蒸気消毒 ─── 紫外線消毒
(4)蒸気消毒 ─── 煮沸消毒 ─── 紫外線消毒
3


問題18 紫外線消毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)紫外線消毒は、タオルやケープなど、布片類の消毒に適している。
(2)紫外線消毒は、1㎠あたり85マイクロワット以上の紫外線を10分間照射す
   る。
(3)紫外線ランプは、使用とともに出力が低下するので、2,000~3,000時間
   で取り替える必要がある。
(4)紫外線消毒は、あらゆる微生物に効果があり、血液の付着した器具の消毒
   にも適している。
3


問題19 化学的消毒法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれ
     か。

a.グルコン酸クロルヘキシジン(クロルヘキシジングルコン酸塩)は、普通
  の石けんと混合しても効果は低下しない。
b.消毒用エタノールは、結核菌をはじめ多くの細菌やウイルスに効果がある。
c.両性界面活性剤は、普通の石けんと混合すると効果が低下する。
d.次亜塩素酸ナトリウムは、濃度変化をおこしにくい。

(1)aとb    (2)bとc
(3)cとd     (4)aとd
2


問題20 消毒薬の特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、濃度が濃い場合でも無色透明な液体であ
   る。
(2)逆性石けん水溶液は、普通の石けん液を加えると沈でんを生じる。
(3)グルコン酸クロルヘキシジン(クロルヘキシジングルコン酸塩)水溶液は、
   刺激臭がある。
(4)消毒用エタノールは、引火性がない。
2



■理容保健 人体の構造および保健

問題21 図の矢印で示した部位の名称として、該当するものは、次のうちど
     れか。
理38-21
(1)鼻尖   (2)外鼻孔
(3)鼻翼   (4)鼻根
1


問題22 頭部の表層にある薄い板上の筋肉で、一端または両端が皮膚と連結
     している筋肉の名称として該当するものは、次のうちどれか。

(1)顔面筋    (2)咀嚼筋
(3)咬筋     (4)側頭筋
1


問題23 交感神経が優位になったときにおこる現象は、次のうちどれか。

(1)瞳孔の縮小
(2)心拍数の減少
(3)気管支の拡張
(4)消化管運動の亢進
3


問題24 次の眼の構造のうち、レンズの役割をしているものはどれか。

(1)角膜    (2)虹彩
(3)水晶体   (4)毛様体
3


問題25 次の腺のうち、内分泌腺はどれか。

(1)汗腺    (2)乳腺
(3)唾液腺   (4)甲状腺
4



■皮膚科学

問題26 皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)表皮の最下層にある基底細胞は、分裂して順次上方に移動し、有棘細胞
  (ゆうきょく)、顆粒細胞(かりゅう)、最後に角質細胞になる。
(2)表皮内にあるランゲルハンス細胞は、皮膚の色素であるメラニンをつく
   る細胞である。
(3)真皮の線維成分の大部分を占めるのは、エラスチンというタンパク質か
   らなる弾性線維である。
(4)皮下組織には、脂腺から分泌された脂肪が蓄えられている。
1


問題27 皮膚付属器官の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)毛球の毛乳頭に接するところを毛幹といい、細胞の分裂が盛んに行われ、
   毛の細胞がつくられている。
(2)毛の構造は、中心部から順番に毛皮質、毛小皮(キューティクル)、毛髄
   質の3つの層からなっている。
(3)エクリン腺は、全身のほとんどの皮膚に分泌するが、手掌と足底に多い。
(4)爪は、皮膚の真皮が変形したもので、その成分はコラーゲンである。
3


問題28 皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤ってい
     るものはどれか。

(1)皮膚には、紫外線を吸収し、また散乱させて、身体を保護する役割がある。
(2)皮膚の表面にある脂肪膜(皮脂膜)は、弱アルカリ性で、細菌などの発育
   を抑制する。
(3)皮膚で体温調節作用を積極的に行っているのは、毛細血管と汗腺である。
(4)皮膚の瘙痒(そうよう)は、皮膚に機械的、物理的、化学的刺激が加わる
   ことによっておこる。
2


問題29 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているも
     のはどれか。

(1)糖尿病の人は、皮膚が化膿しやすく、細菌や真菌(カビ)による皮膚疾患
   にかかりやすい。
(2)皮膚は、老化により皮膚の張りと弾力が失われると、たるみが生じ、シワ
   となる。
(3)荒れ性の人は、皮膚の荒れを防ぐために、洗顔後に保湿クリームを塗って
   皮膚を保護すると良い。
(4)男性では、年齢が進むにつれて、女性ホルモンの影響で前額部から頭頂部
   に脱毛が目立ち、これを円形脱毛症という。
4


問題30 皮膚疾患に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)アレルギー性のカブレ(接触皮膚炎)では、カブレをおこす物質の濃度を
   薄めると、カブレをおこさなくなる。
(2)脂漏性皮膚炎は、フケ症やあぶら性の人に多い皮膚炎で、頭部、顔面に多
   くみられる。
(3)尋常性毛瘡(カミソリカブレ)は、ひげの毛包にウイルスが感染して慢性
   の炎症をおこす。
(4)爪白癬(はくせん)と爪カンジダ症は、爪甲に化膿菌が侵入しておこる皮
   膚疾患である。
2



■理容の物理・化学

問題31 力と刃物に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)物体に外から力を加えて変形させようとするとき、物体内部に、もとに
   戻そうと抵抗する力が生まれる。これを応力という。
(2)物体に大きな力を加えて変形させたとき、力を取り去っても変形が残る
   ことがある。この変形を弾性変形という。
(3)刃物は、物体を破壊するため、一方の端が厚く、他方の端へ行くにつれ
   て薄くなった構造をしている。このような形をてこという。
(4)刃物はさびが付くことがある。刃物の金属と結びついてさびをおこす空
   気中の物質は二酸化炭素である。
1


問題32 電気抵抗に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)同じ材質で同じ長さの導体に同じ電圧をかけたときの電気抵抗は、太い
   導体より細い導体の方が大きい。
(2)電気抵抗の単位にはボルト(V)を用いる。
(3)ニクロム線に電流を流すとき、電流の大きさが同じであれば電気抵抗が
   大きいほど発生するジュール熱は小さい。
(4)導体に電流を流すとき、電流、電圧、電気抵抗の間には次の関係が成り
   立つ。

        電流=電圧×電気抵抗
1

問題33 界面活性剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a.ヘアクリームは、界面活性剤の乳化作用によりエマルジョンを形成してい
  る。
b.両性界面活性剤は、水溶液中でイオンに解離しない。
c.界面活性剤は、臨界ミセル濃度(cmc)以上になると可溶化能が減少する。
d.界面活性剤は、リキッドファンデーションの油性基剤中で粉体(固体)の
  顔料を分散して安定化させている。

(1)aとb   (2)bとc
(3)cとd   (4)aとd
4


問題34 次の化合物のうち、天然高分子化合物はどれか。

(1)ポリビニルアルコール
(2)カルボキシビニルポリマー
(3)エラスチン
(4)カルボキシメチルセルロース
3


問題35 化粧液に配合される成分と効果に関する次の組合せのうち、正しい
     ものはどれか。

(1)パラオキシ安息香酸エステル(パラベン) ─── エモリエント効果
(2)ヒアルロン酸ナトリウム ─────────── 保湿効果
(3)パラアミノ安息香酸エステル ───────── 美白効果
(4)クエン酸 ────────────────── 紫外線防止効果
2


問題36 ヘアスタイリング剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)ヘアリキッドは、メタノール水溶液にスタイリング成分を溶解したスタイ
   リング剤である。
(2)エアゾールタイプのヘアスタイリング剤に噴射剤として配合されるのは、
   フロンガスである。
(3)ヘアスタイリング剤に配合されるアクリル樹脂アルカノールアミン液は、
   防腐・殺菌剤である。
(4)ヘアスタイリング剤のセット力の違いは、被膜形成剤の配合量による。
4


問題37 ヘアカラーに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1)脱色剤は、毛髪に含まれるメラニンを酸化して分解する。
(2)酸化染毛剤により染毛しても、1回のシャンプーで色落ちする。
(3)染料中間体をカップラーとともに用いると、様々な色調に染毛できる。
(4)一時染毛料は、法定色素等を毛髪の表面に付着させて着色する。
2


問題38 育毛剤と医薬品医療機器等法(旧薬事法)に関する次の記述のうち、
     誤っているものはどれか。

(1)ふけやかゆみの抑制を効能の範囲とする育毛剤は、化粧品に分類される。
(2)脱毛予防・発毛促進などの育毛・養毛効果を効能の範囲とするものは、医
   薬部外品に分類される。
(3)フィナステリドを含む育毛剤は、医薬部外品に分類される。
(4)ミノキシジルを含む育毛剤は、医薬品に分類される。
3


問題39 有機溶媒に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a.有機溶媒は、水に溶けない油分や樹脂などを溶かす溶媒として用いられる。
b.ネイルエナメルリムーバー中の有機溶媒は、爪の脂分を保護する。
c.有機溶媒は、顔料を溶解する。
d.エタノールは、香粧品に用いられる有機溶媒の一つである。

(1)aとb   (2)bとc
(3)cとd   (4)aとd
4


問題40 酸化剤と還元剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはど
     れか。


a.過酸化水素水は、ヘアブリーチ剤や染毛剤などに酸化剤として用いられる。
b.チオグリコール酸は、パーマ剤の第1剤に配合され、毛髪のケラチンのシ
  スチン結合を還元して切断する。
c.システインは、パーマ剤の第2剤に配合され、毛髪の切断されたシスチン
  結合を再結合する。
d.次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、還元作用があるので、金属製品や動物性
  繊維の布地の消毒に適している。

(1)aとb    (2)bとc
(3)cとd    (4)aとd
1



■理容技術理論

問題41 下図は顔部、頭部、頸部の各部位を表したものである。A、B、C
     に該当する名称の組合せのうち、正しいものはどれか。
20180902_ri41 400
     A      B      C
(1)オトガイ部   前頸部   眼窩下部
(2)オトガイ部   側頸部   眼窩部
(3)頬骨部     側頸部   眼窩下部
(4)頬骨部     前頸部   眼窩部
2    1-15


問題42 コームの形態と機能に関する次の記述のうち、誤っているものはど
     れか。

(1)定規となって、カッティング技術の運行角度を定める働きがある。
(2)歯先がとがりすぎていると触感が悪く、毛孔をついて危険である。
(3)目幅が広すぎると毛髪がそろわない。
(4)胴はコームの支えであり根幹でもあるので、弾力性がないものがよい。
4     


問題43 ヘアドライヤーに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)ハンドドライヤーは、風を直接吹きつけるような構造になっている。
(2)スタンドドライヤーの噴流タイプは、二重のフードの内側に開いたたくさ
   んの穴から温風を吹き出す構造になっている。
(3)赤外線ランプドライヤーやオゾンドライヤーは、毛髪を傷めずに乾かす目
   的に使用されている。
(4)ドライヤーは使用する前に点検をし、使用後はプラグを持ってコンセント
   から抜く。
2      


問題44 直上線カットに関する次の文章の(   )内に入る語句の組合せ
     のうち、正しいものはどれか。

「毛束を左右どちらかに寄せてそこを基準に( A )に引き出してカットす
 ると、反対側が一番( B )なる。スタンダードヘアのカット技法の
 ( C )は、この原理を上下関係で応用したものである。」

   A     B     C
(1)平行 ── 長く ── 連続刈
(2)平行 ── 短く ── すくい刈
(3)直角 ── 短く ── 連続刈
(4)直角 ── 長く ── すくい刈
4     


問題45 スタンダードヘアのカットの基本原則に関する次の記述のうち、誤
     っているものはどれか。

(1)コームで毛髪の長さを決めて切っていくが、必ず前に切った毛髪の長さに
   合わせることが大切である。
(2)毛流に対してコームを平行に進め、直角にカットすると毛が起きにくく、
   段になりやすい。
(3)正面から見える側面のシルエットは、ラインよりもぼかしに重点をおく。
(4)基礎刈は頭部の高い方からカットする。
3    


問題46 すくい刈に関する次の文章の(   )内に入る語句の組合せのう
     ち、正しいものはどれか。

「すくい刈の技法は主に( A )に用いられる。コームで毛髪をすくい出し
 て( B )で一直線に切る技法である、一櫛( C )を原則とする。」

    A       B      C
(1)長髪部 ─── 歯元 ─── 一鋏
(2)短髪部 ─── 歯先 ─── 一鋏
(3)長髪部 ─── 歯先 ─── 二鋏
(4)短髪部 ─── 歯元 ─── 二鋏
1   


問題47 ワインディングに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)ノンステムは、根元からはりのあるカールやウェーブを必要とするときに
   使用する。
(2)輪ゴムをとめる位置は毛折れを防ぐために、ピボットポイントにとめるこ
   とが原則である。
(3)ロングステムは、ストランドの角度を110度以上に引き出してワインディ
   ングする。
(4)ハーフステムでは、輪ゴムは頭皮面に対して45度にかけてとめる。
3    


問題48 下図はシェービングにおけるレザーの持ち方を表したものである。
     プッシュハンドに該当するものはどれか。
20180902_ri48 400
2     


問題49 シェービングにおけるレザーの運行に関する次の記述のうち、正し
     いものはどれか。

(1)運行速度は、1ストローク2秒が標準である。
(2)斜行角度は、毛流の方向に対して45度以内が原則である。
(3)斜行するよりも、毛流にそって運行する方が切れ味が増大する。
(4)軟毛は、対皮角度を小さくして運行する。
2    


問題50 シャンプーイングに関する次の記述のうち、誤っているものはどれ
     か。
(1)シャンプー剤は、まず手のひらにとってよくのばしてから毛髪全体につ
   ける。
(2)薬液処理の前には、毛髪の汚れのみを落とすようにソフトに洗う。
(3)事前にブラッシングを行い、毛髪や頭皮に付着したふけや汚れを浮き上が
   らせておく。
(4)リンシングの際は、シャンプー剤が残らないように頭毛を強くこすりあわ
   せる。
4

















出典

公益財団法人
理容師美容師試験研修センター
https://www.rbc.or.jp/