36回
第36回理容師国家試験(筆記問題)
(2017年9月3日実施)
[関係法規・制度]
問題1 理容師法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)理容師の資格を定め、理容師でなければ理容を業としてはならない。
(2)理容業の振興を目的としている。
(3)管理理容師の資格を取得するためには、3年以上理容の業に従事し、か
つ、都道府県知事指定の講習会の課程を修了しなければならない。
(4)理容師でなくても、理容所を開設することができる。
2
問題2 理容師免許に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 理容師試験に合格しても、かつて無免許で理容の業を行った者には、理容師
の免許が与えられないことがある。
b 理容師免許の効力は、日本国内全域に及ぶ。
c 氏名を変更した場合は、2ヶ月以内に理容師名簿の訂正を申請しなければな
らない。
d 理容師免許証を紛失した場合は、都道府県知事に免許証の再交付を申請しな
ければならない。
(1)aとb (2)bとc
(3)cとd (4)aとd
1
問題3 理容師法に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せのう
ち、正しいものはどれか。
「理容師法は( A )のため、( B )に対しては理容所について、理容
師に対しては理容の業を行うときについて、それぞれが講ずべき( C )
を定めており、その実施状況を環境衛生監視員が立ち入って検査することが
ある。」
A B C
(1)経営管理 ─── 管理理容師 ─── 安全管理の要領
(2)衛生管理 ─── 管理理容師 ─── 経営上必要な措置
(3)経営管理 ─── 開設者 ───── 顧客管理の要領
(4)衛生管理 ─── 開設者 ───── 衛生上必要な措置
4
問題4 理容師法に基づく行政処分に関する次の記述のうち、誤っているもの
はどれか。
(1)理容師が伝染性の疾病にかかり、その就業が公衆衛生上不適当と認められ
た場合は、業務停止処分を受けることがある。
(2)理容師が業務停止処分に違反した場合は、免許を取り消されることがある。
(3)理容所の開設者が業務停止処分を受けている者に理容の業を行わせた場合
は、理容所の閉鎖を命じられることがある。
(4)理容師名簿に登録されていない者が理容の業を行った場合は、業務停止処
分を受けることがある。
4
問題5 「生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関する法律」に基づき
設立された理容業生活衛生同業組合が行うことができないものは、次
のうちどれか。
(1)理容所の施設の改善及び経営の健全化のための資金のあっせん
(2)組合員の営業に関する技能の改善向上
(3)組合員に対する、施術料金を統一するための標準営業約款の作成
(4)組合員の共済に関する事業
3
[衛生管理]
[公衆衛生・環境衛生]
問題6 わが国の出生と死亡の統計に関する次の記述のうち、誤っているもの
はどれか。
(1)第1次ベビーブーム期の出生数は、年間200万人を超えていた。
(2)2008年の乳児死亡率は、出生1,000に対して約10である。
(3)2009年の出生数は、約100万人である。
(4)2009年の合計特殊出生率は、2.0以下である。
2
問題7 わが国の医療や介護の制度に関する次の記述のうち、正しいものはど
れか。
(1)医療保険制度は、国民皆保険制度を採用している。
(2)公的医療保険による一部負担金の割合は、最大で医療費の5割である。
(3)介護保険制度の財源は、公費と65歳以上の人からの保険料である。
(4)介護サービスの利用者負担はない。
1
問題8 不足するビタミンと疾病に関する次の組合せのうち、誤っているもの
はどれか。
(1)ビタミンA ─── 夜盲症
(2)ビタミンB1 ─── 脚気
(3)ビタミンC ─── 壊血病
(4)ビタミンD ─── 糖尿病
4
問題9 わが国の廃棄物処理に関する次の記述のうち、誤っているものはど
れか。
(1)産業廃棄物以外のものを一般廃棄物という。
(2)理容所から排出される毛髪は、一般廃棄物である。
(3)産業廃棄物の処理は事業主が自ら行い、業者に委託してはならない。
(4)一般廃棄物の焼却処理は、減量化と衛生的な処理のために行われる。
3
問題10 衛生害虫に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)ハエは、デング熱を媒介するおそれがある。
(2)蚊は、メスがヒトや動物から吸血し、感染症を媒介するおそれがある。
(3)コロモジラミは、衣服などを介してヒトに寄生する。
(4)ノミによる吸血は、かゆみを伴い、感染症を媒介するおそれがある。
1
[感染症]
問題11 次の感染症のうち、理容師がり患した場合、感染症法に基づき美容
の業務に従事できなくなるものはどれか。
(1)B型肝炎
(2)後天性免疫不全症候群(エイズ)
(3)結核
(4)梅毒
3
問題12 微生物の増殖に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)酸素があると増殖できない細菌がいる。
(2)10℃以下の温度でも増殖する細菌がいる。
(3)ウイルスの増殖には生きた細胞が不可欠である。
(4)ウイルスの増殖は2分裂で行われる。
4
問題13 人体の部位と存在する常在細菌叢に関する次の組合せのうち、誤っ
ているものはどれか。
(1)皮膚 ─── レンサ球菌
(2)鼻腔 ─── 結核菌
(3)顔面 ─── ブドウ球菌
(4)大腸 ─── 大腸菌
2
問題14 感染症と感染経路に関する次の記述のうち、誤っているものはど
れか。
(1)ペストは、蚊を介して感染する。
(2)麻しんは、飛沫(しぶき)を介して感染する。
(3)コレラは、飲食物を介して感染する。
(4)破傷風は、土壌を介して感染する。
1
問題15 B型肝炎に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)症状としては、全身倦怠感、食欲不振、悪心、嘔吐がある。
(2)肝硬変、肝がんへと進む場合がある。
(3)性的交渉では感染しない。
(4)血液を介して感染する場合がある。
3
[衛生管理技術]
問題16 理容所で行われる蒸気消毒と煮沸消毒に関する次の記述のうち、正
しいものはどれか。
(1)蒸気消毒は芽胞に効果がある。
(2)煮沸消毒は芽胞に効果がある。
(3)蒸気消毒は血液が付着している器具に適用できる。
(4)煮沸消毒は血液が付着している器具に適用できる。
4
問題17 化学的消毒法に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはど
れか。
a 両性界面活性剤による理容用器具の消毒は、0.05%の水溶液に5分間浸す。
b 逆性石けん液は、普通の石けんと混合すると効果が低下する。
c 次亜塩素酸ナトリウムは、冷暗所に保存しなければならない。
d 消毒用エタノールは、芽胞のある菌に効果がある。
(1)aとb (2)bとc
(3)cとd (4)aとd
2
問題18 次亜塩素酸ナトリウムによる消毒法に関する次の記述のうち、誤っ
ているものはどれか。
(1)次亜塩素酸ナトリウムは、漂白作用と殺菌作用がある。
(2)次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、ウイルスに対して効果があるが、金属
を腐食させる。
(3)0.01%次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、10分間で芽胞を不活化する。
(4)血液が付着していないタオルの消毒は、0.01%次亜塩素酸ナトリウム水
溶液に10分間浸す。
3
問題19 消毒液の濃度の表し方に関する次の記述のうち、誤っているものは
どれか。
(1)消毒液100mlの中に消毒薬の主剤を3ml含む消毒液の百分率は3%である。
(2)消毒液100mlの中に消毒薬の主剤を2ml含む消毒液の百万分率は20,000ppm
である。
(3)消毒液100mlの中に消毒薬の主剤を1ml含む消毒液の混合比は水99対主剤1
である。
(4)消毒液100mlの中に消毒薬の主剤を4ml含む消毒液の希釈倍率は40倍である。
4
問題20 消毒薬水溶液の特徴に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、無色透明・無臭でアルカリ性を示す。
(2)両性界面活性剤水溶液は、赤桃色で振ると泡立ち、中性から弱酸性を示す。
(3)エタノール水溶液は、無色透明で特有の臭いがあり、中性を示す。
(4)逆性石けん水溶液は、乳白色・無臭で、振ると泡立ち沈殿を生じる。
3
[理容保健]
[人体の構造および保健]
問題21 顔面の次の部位のうち、正中線上にないものはどれか。
(1)鼻翼 (2)鼻根
(3)鼻背 (4)鼻尖
1
問題22 次の血球のうち、血液凝固に深く関与するものはどれか。
(1)赤血球 (2)好中球
(3)リンパ球 (4)血小板
4
問題23 次の筋のうち、頸部の筋に該当するものはどれか。
(1)胸鎖乳突筋 (2)横隔膜
(3)肋間筋 (4)三角筋
1
問題24 次の器官と交感神経の作用の組合せのうち、正しいものはどれか。
(1)瞳孔 ────── 縮小
(2)消化管 ───── 機能亢進
(3)気管支 ───── 収縮
(4)心臓(心筋) ── 収縮率増加
4
問題25 次の器官のうち、循環器系に含まれないものはどれか。
(1)心臓 (2)気管
(3)血管 (4)リンパ管
2
[皮膚科学]
問題26 皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)皮膚は、上から表皮、真皮、皮下組織の3つの層からできている。
(2)色素細胞は、皮膚の色素であるケラチンをつくる細胞である。
(3)表皮内にあるランゲルハンス細胞は、知覚に関与する細胞である。
(4)真皮内に存在する線維成分は、弾性線維がその大部分を占める。
1
問題27 皮膚付属器官の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)健康な成人の頭毛では、休止期が長く、成長期(生長期)が短い。
(2)成人の頭毛は、約5,000本である。
(3)エクリン腺は、手掌と足底に最も多く分布している。
(4)爪は、真皮の角質層の変形したもので、その成分はメラニンである。
3
問題28 皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤ってい
るものはどれか。
(1)機械的外力に対する保護作用を有する主な成分には、表皮角質層、膠原
線維、弾性線維、皮下脂肪がある。
(2)外界からの刺激は、皮膚の神経終末から脳に伝えられ、知覚となって現
れる。
(3)経皮吸収には、表皮経路と皮膚付属器官経路がある。
(4)皮膚の表面にある脂肪膜(皮脂膜)は、弱アルカリ性のため細菌の発育
を抑制し、死滅させる。
4
問題29 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているも
のはどれか。
(1)皮膚のなめらかさには、皮膚の水分量が大きくかかわっている。
(2)毛は、エクリン腺から分泌される皮脂により、その水分が余分に失われず、
光沢としなやかさを保っている。
(3)糖尿病の人は、皮膚の抵抗力が弱くなって、化膿菌や真菌(カビ)による
感染症がおこりやすくなる。
(4)手あれの対処法には、手袋をつける、保湿する、炎症を防ぐ、二次感染を
防ぐなどがある。
2
問題30 皮膚疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)頭部白癬(シラクモ)は、真菌(カビ)による感染症である。
(2)円形脱毛症は、ウイルスによる感染症で、他人に感染することがある。
(3)疥癬(ヒゼン)は、ヒゼンダニの寄生によっておこる。
(4)伝染性膿痂疹(トビヒ)は、化膿菌による感染症で、うみがほかの部分
の皮膚について感染する。
2
[理容の物理・化学]
問題31 鋏に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せのうち、正
しいものはどれか。
「鋏は、物体を2枚の刃で挟んで切断する。図1のようにこれは( A )の
応力が主体である。物体の内部に侵入した刃は、図2のように( B )の
原理により切断する。切断する物体を図3のように支点に近づけてやると、
( C )の原理で小さな力で切断することができる。」
A B C
(1)くさび ── ねじれ ── ずれ
(2)ずれ ─── くさび ── てこ
(3)てこ ─── たわみ ── ねじれ
(4)たわみ ── てこ ─── くさび
2
問題32 気体と液体に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せの
うち、正しいものはどれか。
「気体が液体になる現象を( A )という。この現象を起こすには、温度を
( B )、あるいは、臨界温度に保ちながら圧縮して臨界圧力をかける必
要がある。気体を圧縮して液体にしたものを( C )といい、エアゾール
タイプの香粧品の噴射剤などに用いられる。」
A B C
(1)昇華 ── 沸点以下に下げる ── 昇華ガス
(2)昇華 ── 沸点以上に上げる ── 液化ガス
(3)凝縮 ── 沸点以下に下げる ── 液化ガス
(4)凝縮 ── 沸点以上に上げる ── 凝縮ガス
3
問題33 赤外線と紫外線に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)遠赤外線機は、浸透性の高い遠赤外領域の光を発生させている。
(2)赤外線は、皮膚でビタミンDを生成する。
(3)紫外線には、赤外線に比べ波長が短くエネルギーが高い。
(4)紫外線には、殺菌作用がある。
2
問題34 香粧品に含まれる有機化合物とその分類に関する次の組合せのうち、
正しいものはどれか。
(1)パラフィン ── タンパク質
(2)セタノール ── 炭化水素
(3)コラーゲン ── 多糖類
(4)システイン ── アミノ酸
4
問題35 界面活性剤に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)石けんは陽イオン界面活性剤である。
(2)石けんは油脂を加水分解してつくる。
(3)陽イオン界面活性剤を水に溶かすと、親水基は負電気を帯びる。
(4)界面活性剤は乳液に使用されることはない。
2
問題36 香粧品に用いられる色材に関する次の記述のうち、誤っているもの
はどれか。
(1)ベンガラは酸化鉄顔料である。
(2)タール色素は法定色素ともいわれる。
(3)雲母チタンは光輝性顔料である。
(4)β-カロチンは有機合成色素である。
4
問題37 頭皮・毛髪用香粧品とその配合成分に関する次の組合せのうち、誤
っているものはどれか。
(1)ヘアリンス剤 ─── 陽イオン界面活性剤
(2)ヘアブリーチ剤 ── アセチルシステイン
(3)育毛剤 ────── 抗男性ホルモン剤
(4)酸化染毛剤 ──── パラフェニレンジアミン
2
問題38 パーマネントウェーブの原理に関する次の文章の( )内に入
る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。
「毛髪を形成するケラチンの架橋構造(側鎖)の( A )結合を第1剤
(1液)に含まれるチオグリコール酸などの( B )により切断し、
次に第2剤(2液)を作用させると、含まれる( C )などの薬剤の
働きにより架橋構造にずれを生じた状態で( A )結合が復元し、ウ
ェーブが固定される。」
A B C
(1)シスチン ── 還元剤 ── 臭素酸カリウム
(2)シスチン ── 酸化剤 ── アンモニア
(3)ペプチド ── 還元剤 ── アンモニア
(4)ペプチド ── 酸化剤 ── 臭素酸カリウム
1
問題39 酸化染毛剤に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)酸化染毛剤は永久染毛剤に分類される。
(2)第1剤(1液)に含まれる染料中間体は、酸化されて発色する。
(3)第2剤(2液)に含まれる過酸化水素水には、メラニンに作用して髪を
黒くする働きがある。
(4)妊娠中の人の髪に使用してはならない。
3
問題40 芳香製品に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)香水は、メタノールに調合香料を溶解したものである。
(2)オーデコロンは、パフュームコロンよりも香料の配合量が少ない。
(3)香料の発散により、3段階に分けられる香水の香りのうち、2時間以上
残るものをうわだちという。
(4)香水には合成香料は使用されない。
2
[理容技術理論]
問題41 下図のA、B、Cに該当する名称の次の組合せのうち、正しいもの
はどれか。
A B C
(1)天頂部 ─── 上段部 ─── 中段部
(2)上段部 ─── 中段部 ─── 下段部
(3)上段部 ─── 下段部 ─── 後頭下部
(4)天頂部 ─── 中段部 ─── 後頭下部
4 1-16
問題42 手指に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)指腹は、指尖と指頭の中間に位置する。
(2)手指の名称は、親指側から母指・示指・中指・薬指・小指という。
(3)手指の関節は、指先側から第1関節・第2関節・第3関節という。
(4)母指球・小指球は、手背側に位置する。
2
問題43 シザーズに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)直線刃は抵抗が大きく、ぶつ切れを起こして毛髪の飛散も多い。
(2)触点の形と幅は、動刃、静刃ともに同形でなくてはならない。
(3)ひぞこは、刃線側に抜けているものがよい。
(4)接点が中心線を越えて薬指柄側にあると、静刃が動揺しやすく疲れやすい。
3
問題44 平面タイプの頭の形とヘアスタイルに関する次の記述のうち、正し
いものはどれか。
(1)分髪線は、奥行を深くみせるために標準タイプに比べて長くするとよい。
(2)平面的な後頭部とのバランスをとるために、高さの頂点はクラウンにおく
とよい。
(3)標準タイプに比べて自由にシルエットをつくることができる。
(4)後頭部は、刈り上げないほうがよい。
1
問題45 スタンダードヘアのカッティング用具の持ち方と操作に関する次の
記述のうち、正しいものはどれか。
(1)クリッパーは、毛流に対して平行に運行する。
(2)すくい刈持ちは、指先を下に向け、母指をコームの柄の表側に置き、他の
4指で裏側を挟んで持つ。
(3)まわし刈持ちは、中指・薬指・小指を軽くにぎり、中指の2節の上でコー
ムの背を支えて、母指と示指で柄の表裏を持つ。
(4)シザーズの操作は、母指で開閉を行い、他の4指は静刃の動揺を防ぐよう
に持つ。
4
問題46 デザインヘアのカット技法に関する次の記述のうち、正しいものの
組合せはどれか。
a ワンレングスカットは、毛髪を横一線の長さにそろえるレディスヘアの基本
的なスタイルをつくる技法である。
b グラデーションカットは、毛髪の長さを上が短く下は長く層状にカットす
る技法である。
c レイヤーカットは、毛髪の長さを上は長く下は短くして、長さの段差をつ
くる技法である。
d スクエアカットは、毛髪のアウトラインを四角形にカットすることにより
頭部全体に平均的なボリュームを出す技法である。
(1)aとb (2)bとc
(3)cとd (4)aとd
4
問題47 アイロンセットの技法に関する次の文章の( )内に入る語句
のうち、正しいものはどれか。
「アイロンの( A )は、中指・薬指・小指で持ち、小指を( B )に入
れて開閉操作をする。また、アイロンとコームは常に平行に操作し、
( C )、左から右へ運行する。」
A B C
(1)ロッドハンドル ─── 内側 ── 下から上
(2)グルーブハンドル ── 内側 ── 上から下
(3)ロッドハンドル ─── 外側 ── 上から下
(4)グルーブハンドル ── 外側 ── 下から上
2
問題48 シェービングにおける、レザーの運行に関する次の記述のうち、正
しいものはどれか。
(1)硬毛のように毛の抵抗が大きい場合は、対皮角度を小さくして運行する。
(2)運行速度は、1秒2ストロークくらいが標準である。
(3)肘関節による運行は、狭い範囲の部分を剃るときのストロークに適して
いる。
(4)レザーの斜行角度は、毛流の方向に対して50度以上が原則である。
1
問題49 肌の種類と特徴に関する次の組合せのうち、誤っているものはど
れか。
(1)ドライスキン ─ 皮膚の水分、皮脂の分泌が少なくカサカサしている。
(2)オイリースキン ──── 顔全体があぶらぎっている。
(3)センシティブスキン ── 肌に健やかな血色があり、きめが整っている。
(4)老化肌 ──────── はりや弾力がなく、皮膚がたるんでいる。
3
問題50 シャンプーイングに関する次の記述のうち、誤っているものはど
れか。
(1)シャンプーイングは、頭皮・毛髪を洗浄して清潔にする。
(2)シャンプー剤で最も使用されているものは、高級アルコール系のシャン
プー剤である。
(3)シャンプーイングは、強くこすり合わせたり、爪を立てるようなことは
しない。
(4)泡立ちが悪い場合、シャンプー剤をつけたし、泡立ちが良くなるまで塗
布する。
4
出典
公益財団法人
理容師美容師試験研修センター
https://www.rbc.or.jp/