40回
第40回理容師国家試験(筆記問題)
(2019年9月1日実施)
[関係法規・制度]
問題1 理容師の免許及び登録に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)理容師の免許の申請には、結核及び皮膚疾患の有無に関する医師の診断書
を添えなければならない。
(2)理容師免許申請書に記載した本籍地都道府県名だけでなく、住所も理容師
名簿への登録事項である。
(3)理容師名簿の登録事項に変更が生じたときは、30日以内に、都道府県知事
に名簿の訂正を申請しなければならない。
(4)理容師名簿に登録される前に理容を業とした場合、30万円以下の罰金に処
されることがある。
1
問題2 理容師が業を行う場合に講ずべき措置に関する次の記述のうち、正しい
ものの組合せはどれか。
a.業を行う場合に講ずべき衛生上必要な措置は、都道府県などの条例でも定め
られることとなっている。
b.理容師が業を行う場合に講ずべき措置の実施状況については、都道府県等の
環境衛生監視員の立入検査の対象となっている。
c.理容師が業を行う場合に講ずべき措置をとらなかった場合、そのことにより、
理容師は免許の取消処分を受けることがある。
d.理容師が業を行う場合に講ずべき措置をとらなかった場合、そのことにより、
理容所の開設者は30万円以下の罰金に処されることがある。
(1)aとb (2)bとc
(3)cとd (4)aとd
1
問題3 理容所の開設者が理容所に講ずべき措置に関する次の文章の( )
内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。
「理容所の開設者は、業務を開始する前に( A )が理容所に必要な衛生上の
措置を講ずるに適する旨の( B )を受けた後でなければ、使用できない。
これに反した場合、開設者は( C )に処されることがある。」
A B C
(1)器具機材 ── 確認 ── 開設の取消処分
(2)構造設備 ── 確認 ── 30万円以下の罰金
(3)器具機材 ── 立入検査 ── 30万円以下の罰金
(4)構造設備 ── 立入検査 ── 開設の取消処分
2
問題4 理容師が理容所以外の場所で業を行う「出張理容」に関する次の記述の
うち、誤っているものはどれか。
(1)出張理容を行える特別な事情は、都道府県等の条例でも定めることができ
る。
(2)出張理容において理容師が衛生上の措置を怠ったときは、業務停止処分を
受けることがある。
(3)骨折、認知症等のために理容所に来ることが困難な人に対し、出張理容が
認められる場合がある。
(4)衛生管理の徹底のため、管理理容師でなければ出張理容を行うことはでき
ない。
4
問題5 「生活衛生関係営業の適正化及び振興に関する法律」に関する次の記述
のうち、誤っているものはどれか。
(1)生活衛生関係営業の経営の健全化、振興等の措置が定められている。
(2)理容業では、開設者を組合員として、都道府県に1つの生活衛生同業組合
を組織することができる。
(3)生活衛生同業組合は、営利を目的としており、加入、脱退には一定の制限
がある。
(4)生活衛生同業組合は、組合員に対する設備改善等の資金のあっせんについ
ても事業としている。
3
[衛生管理]
【公衆衛生・環境衛生】
問題6 わが国の平均寿命に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 2011年の平均寿命は、男女とも世界のトップレベルである。
(2) 2011年の男女の平均寿命の差は、10年以下である。
(3) 2000年以降の女性の平均寿命は、低下傾向である。
(4) 戦後の平均寿命の伸長は、公衆衛生の向上もその一因である。
3
問題7 次の疾病のうち、生活習慣病に含まれないものはどれか。
(1) がん (2) 脳卒中
(3) 心臓病 (4) うつ病
4
問題8 高齢者の在宅福祉サービスに関する次の文章の( )内入る語句の
組合せのうち、正しいものはどれか。
「在宅福祉サービスには、家事を援助する( A )サービスの他に、日帰りで
老人福祉施設等に通所する( B )サービスや、かかりつけ医との連携によ
る( C )サービス等がある。」
A B C
(1) ホームヘルプ ── デイ ─────── 訪問看護
(2) デイ ────── ショートステイ ── ホームヘルプ
(3) 訪問看護 ──── デイ ─────── ショートステイ
(4) ショートステイ ─ ホームヘルプ ─── 訪問看護
1
問題9 空気の成分等に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 酸素は、空気の約78%を占めている。
(2) 二酸化炭素は、地球温暖化との関係で注目されている。
(3) 二酸化炭素は、人の呼気中にも含まれている。
(4) 空気中には、細菌やウイルスが浮遊している。
1
問題10 わが国の上水道と下水道に関する次の記述のうち、誤っているものはど
れか。
(1) 水道水には、消毒のために塩素が加えられている。
(2) 上水道の普及率は、2011年の時点で100%に達している。
(3) 下水道は、上水道に比べて普及が遅れている。
(4) 下水が処理施設で処理された後、再利用されることもある。
2
[感染症]
問題11 次の感染症のうち、蚊によって媒介されるものはどれか。
(1) 狂犬病 (2) デング熱
(3) 腸チフス (4) 麻しん
2
問題12 細菌に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 大きさはウイルスより大きい。
(2) 球菌、稈菌(かんきん)、らせん菌に大別される。
(3) 成分は80%がタンパク質である。
(4) 増殖は菌体の2分裂によって行われる。
3
問題13 予防接種に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 対象疾病により接種回数は異なる。
(2) 対象疾病により接種対象年齢は異なる。
(3) 麻しんワクチンはトキソイドである。
(4) 定期に行うものと臨時に行うものがある。
3
問題14 次の感染症のうち、患者によって汚染されたタオルに接触することによ
って感染するものはどれか。
(1) 伝染性膿痂疹(のうかしん)
(2) マラリア
(3) C型肝炎
(4) 破傷風
1
問題15 結核に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) 結核の新規登録患者は、年間約1000人である。
(2) 定期の予防接種が実施されている。
(3) 菌は、肺以外の場所に定着しても病変を起こさない。
(4) 感染経路は、主として経口感染である。
2
[衛生管理技術(消毒法)]
問題16 美容所における消毒等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) 病原微生物の付着した器具に触れて、手指に病原微生物が付着した状態を
「感染」という。
(2) 病原微生物を殺すか除去して、感染力をなくすことを「消毒」という。
(3) 消毒には、必ず消毒薬を用いなければならない。
(4) 美容師法施行規則で定められている器具の消毒方法は、あらゆる微生物を
殺すか除去して、生きている微生物が存在しない状態にする方法に限られ
ている。
2
問題17 美容師法施行規則に定められた消毒方法に関する次の記述のうち、正し
いものの組合せはどれか。
a 血液の付着していない器具の消毒は、逆性石けんが0.1%以上の水溶液に10分間
以上浸す。
b 血液の付着した器具の消毒は、1?当たり85マイクロワット以上の紫外線を20分
間以上照射する。
c 血液の付着した器具の消毒は、76.9~81.4% のエタノール水溶液を含ませた綿
又はガーゼで器具の表面を拭く。
d 血液の付着していない器具の消毒は、沸騰後2分間以上煮沸する。
(1) aとb (2) bとc
(3) cとd (4) aとd
4
問題18 病原微生物の抵抗力に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 結核菌は、塩素剤に対して抵抗力が弱い。
(2) 破傷風菌は、熱に対して抵抗力が強い。
(3) 赤痢菌は、熱に対して抵抗力が弱い。
(4) ウイルスは、逆性石けんに対して抵抗力が強い。
1
問題19 消毒薬の特徴に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 次亜塩素酸ナトリウムは、ウイルスに対して効果がある。
(2) エタノールは、芽胞を有する細菌の芽胞に効果がある。
(3) 両性界面活性剤は、結核菌に効果がある。
(4) 逆性石けんは、結核菌には効果がない。
2
問題20 血液が付着したタオルの消毒の方法に関する次の記述のうち、正しいも
のの組合せはどれか。
a 80℃を超える温度で10分間蒸気消毒する。
b 逆性石けんが0.1%の水溶液に10分間浸す。
c 沸騰後2分間煮沸する。
d 次亜塩素酸ナトリウムが0.1%の水溶液に10分間浸す。
(1) aとb (2) bとc
(3) cとd (4) aとd
3
[理容保健]
[人体の構造及び機能]
問題21 マイボーム腺の説明として、正しいものはどれか。
(1) まつ毛の外側に位置している。
(2) 皮脂腺の一つで、油性物質を分泌している。
(3) 左右の目に一対の開口部がある。
(4) 涙液膜の乾燥を促進するために働く。
2
問題22 次の血球のうち、血色素(ヘモグロビン)を含むものはどれか。
(1) 赤血球 (2) 血小板
(3) リンパ球 (4) 単球
1
問題23 次の筋のうち、体性神経(運動神経)の活動によって収縮するものはど
れか。
(1) 心筋 (2) 顔面筋
(3) 血管の平滑筋 (4) 気管の平滑筋
2
問題24 次の血管のうち、心臓に栄養を供給しているものはどれか。
(1) 門脈 (2) 肺動脈
(3) 冠状動脈 (4) 腸間膜動脈
3
問題25 次の内分泌腺とホルモンの組合せのうち、正しいものはどれか。
(1) 膵臓(すいぞう) ── コルチコイド
(2) 卵巣 ──────── アンドロゲン
(3) 甲状腺 ─────── インスリン
(4) 副腎髄質 ────── アドレナリン
4
[皮膚科学]
問題26 皮膚の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 表皮の色素細胞(メラノサイト)は、皮膚の色素であるメラニンをつくる細
胞である。
(2) 表皮には、ランゲルハンス細胞という免疫に関与する細胞が存在する。
(3) 真皮の線維成分は、コラーゲンというタンパク質からなる膝原線維(こう
げんせんい)が、その大部分を占める。
(4) 表皮の角化細胞(ケラチノサイト)は、エラスチンというタンパク質をつく
る細胞系列である。
4
問題27 皮膚付属器官の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) アポクリン腺は、皮膚表面に汗孔を作って開口している。
(2) 脂腺(皮脂腺)は、毛包に開口して、皮膚や毛にあぶらを与えている。
(3) 毛の主成分は、ケラチンという硫黄を含むタンパク質である。
(4) 爪は、毛と違って成長周期というものはなく、絶えず成長を続けている。
1
問題28 皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っている
ものはどれか。
(1) 表皮角質層のケラチンは、外力に対して強い抵抗力を持っている。
(2) 体温調節作用を積極的に行うのは、立毛筋と脂腺である。
(3) 皮脂の分泌は20~25歳で最高となる。
(4) 経皮吸収には、表皮経路と皮膚付属器官経路がある。
2
問題29 皮膚疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 男性型脱毛症では、男性ホルモンのテストステロンが脱毛をすすめる。
(2) 単純性疱疹(単純性ヘルペス)は、感冒や発熱したときに口唇やその周囲にで
きやすい。
(3) 脂漏性皮膚炎は、フケ症やあぶら性の人に多く、黄色調の紅斑や落屑(らく
せつ)を伴う。
(4) 尋常性?瘡(ニキピ)は、毛包にウイルスが増殖しておこる疾患である。
4
問題30 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているもの
はどれか。
(1) 皮膚の健康に必要な栄養は、体内から血液などによって供給される。
(2) 皮膚の老化は、個人の素因や環境の要因に影響されない。
(3) あぶら性の皮膚は、毛孔に汚れやほこりがたまりやすく、ニキピができや
すい。
(4) 保湿剤は、入浴後、水分が残っている間に塗布すると効果的である。
2
[理容の物理・化学]
問題31 熱に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 発熱に電気を利用したヘアアイロンのロッド部分には、熱伝導の良い金属
が使われる。
(2) 液体が沸騰している問、熱を加えても温度は上がらない。
(3) 赤外線は、黒色の物体によく吸収され、物体の温度を上げる。
(4) 電流によって導線上に発生する熱量は、電流の流れた時間に反比例する。
4
問題32 電気に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) 乾電池をつないだ回路に流れる一定方向の電流を直流電流という。
(2) 電気器具に水が付着して絶縁不良になると漏電を生じることがある。
(3) 家庭にあるコンセントから取り出す交流電流の周波数は、国内で統一され
ている。
(4) 電気器具などで電流がする仕事の量(電力)は、電圧に比例する。
3
問題33 香粧品の原料に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) パラフインは炭化水素に分類される。
(2) ポリピニルピロリドン(PVP)はアミノ酸がペプチド結合でつながった構造
を持つ。
(3) 水性原料としてメタノールが使用される。
(4) グリセリンは防腐剤として使用される。
1
問題34 香粧品に配合される成分に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) ヒアルロン酸は、保湿性に富む高分子で、皮膚では作られない。
(2) チオグリコール酸は、パーマ剤第2剤に配合される代表的な酸化剤である。
(3) パラフェニレンジアミンは、酸性染毛料に配合される染料である。
(4) ポリピニルピロリドンは、皮膜を形成する合成高分子で、ヘアスタイリン
グ剤に配合される。
4
問題35 香粧品に配合される油性原料に関する次の記述のうち、正しいものはど
れか。
(1) 高級アルコールは貴重な高級品のアルコールという意味である。
(2) シリコーン油は水をはじく性質があり、スタイリング剤に配合される。
(3) 炭化水素は口紅には配合されるが、クリームには配合されない。
(4) 油脂は脂肪酸と高級アルコールのエステルである。
2
問題36 界面活性剤に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せのう
ち、正しいものはどれか。
「界面活性剤の作用の一つに洗浄作用がある。この作用を示すものに石けんが
あるが、これは( A )界面活性剤である。また、油性原料を溶解した油相
と水溶性原料を溶解した水相とを混合し、エマルジョンを形成させる作用を
( B )といい、非イオン(ノニオン)界面活性剤がよく用いられる。その他、
ヘアリンス剤に用いられ、毛髪に対して帯電防止効果がある界面活性剤とし
て、塩化アルキルトリメチルアンモニなどの( C )アンモニウム塩が挙げ
られる。」
A B C
(1) 陽イオン(カチオン) ── 乳化 ─── 第一級
(2) 陽イオン(カチオン) ── 可溶化 ── 第四級
(3) 陰イオン(アニオン) ── 乳化 ─── 第四級
(4) 陰イオン(アニオン) ── 可溶化 ── 第一級
3
問題37 次の高分子化合物のうち、動物から採取されるものはどれか。
(1) キトサン
(2) ポリピニルアルコール
(3) アラビアゴム
(4) デンプン
1
問題38 パーマ剤第1液こ使用されるアルカリ剤に関する次の文章の( )
内に入る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。
「アルカリ剤は毛髪を膨潤させる作用を持つが、pHが高いほど膨潤度は
( A )なる。アンモニア水とエタノールアミンは、ともに( B )であ
るが、アンモニア水は( C )性が高く、モノエタノールアミンは( C )
性がない。このため、第1剤の作用時間中に、アンモニア水は( C )により
アルカリ剤としでの作用が徐々に弱まるが、モノエタノールアミンは持続す
る。」
A B C
(1) 小さく ── 強アルカリ剤 ── 凝集
(2) 小さく ── 弱アルカリ剤 ── 揮発
(3) 大きく ── 強アルカリ剤 ── 揮発
(4) 大きく ── 弱アルカリ剤 ── 凝集
3
問題39 酸化染毛剤を用いたヘアカラーリングの前に行う皮膚アレルギー試験
(パッチテスト)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) 染毛の30分前に行う。
(2) 第2剤を皮膚に塗る。
(3) 塗った部分は絆創膏(ばんそうこう)等で覆わない。
(4) かぶれが生じた場合、別の酸化染毛剤でもう一度試験を行う。
3
問題40 タンパク質に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) ケラチンは、タンパク質どうしが強固に結合した繊維状の硬タンパク質で
ある。
(2) ペプチド結合は、ヒドロキシ基(-OH)とチオール基(-SH)の聞の結合である。
(3) シスチン結合は、ポリペプチド鎖間の架橋構造を構成する結合の一つであ
る。
(4) タンパク質を酸で加水分解すると、色々なアミノ酸を生じる。
2
[理容技術理論]
問題41 下図のA、B、Cに該当する名称の次の組合せのうち、正しいもの
はどれか。
A B C
(1)側面中心線 ── 天頂部 ── 中段部
(2)側面正中線 ── 上段部 ── 中段部
(3)側面中心線 ── 上段部 ── 後頭下部
(4)側面正中線 ── 天頂部 ── 後頭下部
1 1-16
問題42 シザーズの各部の名称に関する次の記述のうち、正しいものはどれ
か。
(1)小指掛は動刃側にある。
(2)切れ刃は、刃線先・刃線中・刃線元からなっている。
(3)母指孔は静刃側にある。
(4)交点は鋏背側につくられる。
2
問題43 クリッパーに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)クリッパーは、目に入った毛髪を上刃と下刃が左右に動いて刈る用具である。
(2)下刃は、毛髪を同じ長さにそろえるためのコームのはたらきをする。
(3)上刃は、左右に規則正しく往復運動するものでなければならない。
(4)下刃の裏みぞは、毛髪の通りをよくするためにある。
1
問題44 ヘアカッティングに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)ガイドカットとは、重要なポイントの長さを最初に決め、それを基準にカ
ットすることをいう。
(2)正しいカット姿勢をとることにより長時間続けても疲労が少ない。
(3)スタンダードヘアにおける「線」は髪型のシルエットをいい、「ぼかし」
は短髪部位の色彩の濃淡をいう。
(4)基礎刈は原則として頭部の低い部分からカットし、それを基準に高いほう
をカットする。
4
問題45 頭の形とスタンダードヘアに関する次の記述のうち、正しいものの
組合せはどれか。
a.平面タイプは、後頭部とのバランスをとるために前頭部に高さの頂点を
おく。
b.平面タイプの後頭部は、立体感をだすために高めに刈り上げる。
c.凸面タイプの後頭部は、高く刈り上げてすっきりとした形にする。
d.凸面タイプの分髪線は、奥行きを深くみせるために長くする。
(1)aとb (2)bとc
(3)cとd (4)aとd
1
問題46 レイヤーカットの技法に関する次の記述のうち、正しいものはどれ
か。
(1)毛髪のアウトラインが四角形になるようにカットしてヘアスタイルを構成
する技法である。
(2)毛髪の上が長く下が短い段差をつくることによりシルエットや動きをつく
る技法である。
(3)毛髪を層状になるようにカットしてヘアスタイルを構成する技法である。
(4)仕上がったヘアスタイルのヘムラインが横一直線にそろったスタイルをつ
くる技法である。
3
問題47 アイアニング技術に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)アイパーでは、アイロンの温度設定は80~100℃が適切である。
(2)アイパーをしっかりとかける場合は、細丸アイロンを使用する。
(3)アイロンパーマのカールは、リンシング後は強く、乾くと伸びる。
(4)アイロンパーマのカールの強弱は、テンションのかけ具合と作用時間の長
短で調節する。
4
問題48 ヘアカラーリングに関する次の記述のうち、誤っているものはどれ
か。
(1)酸化染毛剤は使用直前に調合し、残った場合は保存できないので捨てる。
(2)頭毛が非常に黒く硬い場合には、カラーチャート見本で一段明るめの色を
選ぶようにする。
(3)パッチテストは、以前かぶれたことがないのであれば行う必要はない。
(4)リタッチとはカラーリングやブリーチ後の新生毛に施術することをいう。
3
問題49 レディースシェービングに関する次の記述のうち、誤っているもの
はどれか。
(1)シェービング技術を行うことによって、化粧料ののりがよくなる。
(2)レザーの対皮圧力は軽く、対皮角度を30度くらいとする。
(3)かぶれやアレルギーの体質、健康状態などについて、あらかじめ聞いて
おく。
(4)女性の肌は男性に比べ弾力が少ないので傷つきにくく、斜行角度は毛流
に対して45度以上がよい。
4
問題50 スチームタオルのてん包法に関する次の記述のうち、誤っているも
のはどれか。
(1)側頸部までてん包すること。
(2)耳介部をてん包すること。
(3)鼻尖が覆われていること。
(4)鼻孔が出ていること。
2
出典
公益財団法人
理容師美容師試験研修センター
https://www.rbc.or.jp/