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43回

第43回理容師筆記試験問題
(令和 3年 3月 7日実施)


■関係法規・制度及び運営管理

問題1 理容師法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 公衆衛生の向上に資することを目的としている。
(2) 理容師の資格を定め、免許を持たない者が理容を業としてはならないと定
  めている。
(3) 理容業の振興を図る方策について定めている。
(4) 理容の業務が適正に行われるよう規律している。
3


問題2 理容師の免許に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 理容師試験に合格した者には自動的に免許証が交付される。
(2) 理容師が氏名を変更したときは、理容師名簿の訂正を申請しなければなら
  ない。
(3) 理容師が免許証を紛失したときは、住所地の都道府県知事に免許証の再交
  付を申請しなければならない。
(4) 理容師が住所地を変更したときは、免許証の書換え交付を申請しなければ
  ならない。
2


問題3 次の事項のうち、理容所の開設の届出事項に該当しないものはどれか。

(1) 理容所の構造及び設備の概要
(2) 理容師の氏名及び理容師名簿の登録番号
(3) 理容師の労働時間
(4) 理容師以外の従業者の氏名
3


問題4 理容師法が定める衛生上必要な措置に関す次の文章の(   )内に入
   る語句の組合せのうち、正しいものはどれか。

「理容師法では、理容師及び( A )が講ずべき衛生上必要な措置について
 は( B )でも定められることとなっている。理容師が衛生上必要な措置
 を講じなかったときは( C )を受けることがある。」

     A           B           C
(1) 理容所の開設者 ── 都道府県等の条例 ── 業務の停止処分
(2) 管理理容師 ──── 地域保健法 ───── 業務の停止処分
(3) 理容所の開設者 ── 地域保健法 ───── 罰金刑
(4) 管理理容師 ──── 都道府県等の条例 ── 罰金刑
1


問題5 理容師法に基づく行政処分に関する次の記述のうち、正しいものはど
   れか。

(1) 心身の障害により理容師の業務を適正に行うことができない場合は、業務
  の停止処分を受けることがある。
(2) 理容師が理容所以外の場所で、理容の業を行った場合は、そのことにより
  免許の取消処分を受けることがある。
(3) 理容所の開設者が環境衛生監視員の立入検査を正当な理由なく拒んだ場合
  は、理容所の閉鎖命令を受けることがある。
(4) 理容師が常時2人以上従事する理容所に管理理容師を置かなかった場合は、
  理容所の閉鎖命令を受けることがある。
4


問題6 生活衛生関係営業の運営の適正化及ぴ振興に関する法律に関する次の記
   述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 理容業の料金等を制限する適正化規程は、現在すべて廃止されている。
(2) 理容業の振興指針は、生活衛生同業組合の組合員のみを対象として都道府
  県知事が定める。
(3) 生活衛生営業指導センターは、経営の健全化を通じて衛生水準の維持向上
  を図り、利用者又は消費者の利益を守るために設置されている。
(4) 標準営業約款は、サーピスや技術の内容等を適正に表示し、利用者又は消
  費者の選択の利便を図ることを目的としている。
2


問題7 特定の感染症にかかった者の就業制限に関する次の記述のうち、誤って
   いるものはどれか。

(1) 理容師法では、理容師の業務の停止について定めている。
(2) 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)で
  は、患者が業務に従事することの禁止について定めている。
(3) 消費者基本法では、従業者の就業禁止について定めている。
(4) 労働安全衛生法では、労働者の就業禁止について定めている。
3


問題8 次の税金のうち、顧客から直接預かって後日税務署に納める税金はど
   れか。

(1) 所得税
(2) 法人税
(3) 消費税
(4) 固定資産税
3


問題9 社会保険に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 法人が経営する理容所の場合、厚生年金保険の適用事業所となるかは法
  人が自由に選ぶことができる。
(2) 雇用されて2か月以上健康保険に加入していた者は、退職後も任意継続の
  被保険者となることができる。
(3) 雇用されて育児休業している期間の医療保険の保険料は免除されない。
(4) 自営業者や学生は、国民年金に加入しなくてもよい。
2


問題10 次の給付のうち、労働者災害補償保険の給付に該当しないものはど
    れか。

(1) 療養補償給付
(2) 休業補償給付
(3) 遺族補償給付
(4) 育児休業給付
4


 
■衛生管理 公衆衛生・環境衛生

問題11 保健所に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) 保健所を設置することができるのは、都道府県だけである。
(2) 美容所の検査は、保健所の業務ではない。
(3) 保健所には医師が配置されることとなっている。
(4) 治療方法が確立していない疾病により長期療養を必要とする者の保健に
  関する事項は、保健所の業務ではない。
3


問題12 2015年のわが国の出生と死亡に関する次の記述のうち、正しいものは
    どれか。

(1) 出生数は、死亡数よりも少ない。
(2) 合計特殊出生率は、2.0である。
(3) 悪性新生物(がん)による死亡数は、2005年と比べ減少している。
(4) 乳児死亡率は、出生1.000に対して約10である。
1


問題13 身体活動・運動に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 健康日本21(第2次)に「歩数の増加」の目標が定められている。
(2) 適切な運動や身体活動は、生活習慣病予防に有効である。
(3) 健康を維持するためには、短時間に激しい運動をすることが必要である。
(4) 定期的な運動は、よい睡眠をもたらす。
3


問題14 住居の衛生に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。

(1) 自然光 ――――――― 採光
(2) 明るさの度合い ─── 照度
(3) 機械換気 ────── 送気式換気法 
(4) 暖房 ──────── 気化熱の利用
4


問題15 換気に関する次の文章の(    )内に入る語句の組合せのうち、
    正しいものはどれか。

「狭い室内に多くの人がいると、呼吸による水蒸気や( A )によって、室
 内の空気が汚染される。 また、ガスや石油の燃焼による暖房は、( B )
 を排出し、不快感や酸素不足を起こす可能性がある。」

    A           B
(1) 二酸化炭素 ──── 窒素ガス
(2) 二酸化炭素 ──── 二酸化炭素ガス
(3) 窒素 ─────── 窒素ガス
(4) 窒素 ─────── 二酸化炭素ガス
2



■感染症

問題16 感染症法において、美容師が感染した場合、就業制限の対象となる感
    染症は、次のうちどれか。

(1) 結核    (2) 麻しん
(3) 破傷風   (4) A型肝炎
1


問題17 次の感染症のうち、主として飛沫感染するものはどれか。

(1) 急性灰白髄炎(ポリオ)
(2) インフルエンザ
(3) 後天性免疫不全症候群(エイズ)
(4) 日本脳炎
2


問題18 芽胞に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1) ウイルスは芽胞を作る。
(2) 芽胞は熱や乾燥に強い。
(3) 結核菌は芽胞を作る。
(4) 細菌は芽胞を作ると栄養型になる。
2


問題19 結核に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 学校、事業所などで集団発生する傾向がある。
(2) 微熱、寝汗、長く続くせきや痰(たん)などが早期症状として現れる。
(3) 近年のわが国における死亡率のピークは青年期にある。
(4) 予防接種はBCGワクチンによる。
3


問題20 B型肝炎に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 潜伏期は、1~6か月である。
(2) 病原体は、B型肝炎ウイルスである。
(3) 感染源は、ヒトの血液や体液である。
(4) 予防のためのワクチンはない。
4



■衛生管理技術(消毒法)

問題21 美容所における消毒に関する次の記述のうち、誤っているものはど
    れか。

(1) 使用後の器具は、消毒の前に十分洗浄しなければならない。
(2) 皮ふに接したかみそり以外の器具の消毒方法は、血液の付着又はその疑
  いの有無によって区分される。
(3) 刷毛、くしは皮ふに接する器具にあたる。
(4) 美容師法施行規則に定められている消毒方法と同等以上の効果があれば、
  他の消毒方法を用いてもよい。
4


問題22 美容師法施行規則に定められている消毒法に関する次の記述のうち、
    正しいものの組合せはどれか。

a カットに用いた血液が付着していないはさみは、1㎠あたり85マイクロワッ
 ト以上の紫外線を20分間以上照射する。
b 整髪に用いた血液の付着したくしは、0.1%の逆性石けん水溶液中に浸す。
c 顔そりに用いた血液が付着していないかみそりは、0.01%の次亜塩素酸ナト
 リウム水溶液中に10分間以上浸す。
d 顔の清拭に用いた血液の付着した蒸しタオルは、沸騰後2分間以上煮沸する。

(1) aとb    (2) bとc
(3) cとd    (4) aとd
4


問題23 消毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 希釈した逆性石けんは、7日ごとに取り換える。
(2) エタノールは蒸発しやすいので、ガーゼに含ませて清拭する方法では、長
  時間作用させることは難しい。
(3) 次亜塩素酸ナトリウムによる消毒は、温度により効果が異なる。
(4) 紫外線消毒器の紫外線ランプは、2,000~3,000時間の照射で出力が低下
  する。
1


問題24 両性界面活性剤に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 結核菌に対して殺菌効果がある。
(2) 多量の有機物があっても殺菌力は変わらない。
(3) 直射日光によっても殺菌力は変わらない。
(4) 普通の石けんと併用すると消毒力が低下する。
2


問題25 消毒薬の希釈や器具の使い方に関する次の記述のうち、正しいものの
    組合せはどれか。

a 消毒薬の希釈倍数(倍)は、溶液量を溶質量で、割った値である。
b 薬品の臭いを嗅ぐときは、手のひらで容器の口をあおぎ、鼻のほうへ流れ
 てくる気体を嗅ぐ。
c メスシリンダーの読み方は、目を液面の高さに合わせ、真横から液面の高
 いほうを読む。
d 薬品は、容器のラベルの反対側をもって注ぐ。

(1) aとb    (2) bとc
(3) cとd    (4) aとd
1



■美容保健 人体の構造及び機能

問題26 腕を動かすとき、中枢神経系からの指令を骨格筋に伝える神経は、次
    のうちどれか。

(1) 運動神経    (2) 知覚神経
(3) 交感神経    (4) 副交感神経
1


問題27 交感神経が優位に機能したときの臓器と反応に関する次の組合せのう
    ち、正しいものはどれか。

(1) 心臓 ──── 心拍数減少
(2) 唾液腺 ─── 唾液の希薄・多量
(3) 気管支 ─── 収縮
(4) 眼 ───── 瞳孔の散大
4


問題28 次の耳の器官のうち、平衡器官はどれか。

(1) 耳小骨    (2) 蝸牛(かぎゅう)
(3) 半規管    (4) 耳管
3


問題29 次のうち、リンパ球の機能として正しいものはどれか。

(1) 酸素の運搬    (2) 二酸化炭素の運搬
(3) 免疫反応     (4) 血液凝固
3


問題30 次の臓器のうち、血液の小循環の経路に含まれるものはどれか。

(1) 脳     (2) 肺
(3) 肝臓    (4) 筋肉
2



■皮膚科学

問題31 皮膚の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 表皮は、表面より角質層、顆粒層、有棘層(ゆうきょくそう)、基底層の
  4つの細胞層からなる。
(2) 基底細胞から角質細胞に変化する過程を角化とよぶ。
(3) 角質層は手掌や足底で薄く、顔面や手足の屈曲部では厚い。
(4) 色素細胞(メラノサイト)は、皮膚の色素であるメラニンをつくる細胞で
  ある。
3


問題32 皮膚付属器官の構造に関する次の記述のうち、誤っているものはど
    れか。

(1) 毛は、ケラチンという硫黄を含むタンパク質の一種からできている。
(2) 毛は、中心から外に向かって順に毛髄質、毛小皮、毛皮質の3層からなっ
  ている。
(3) 毛の生える方向を毛流といい、皮膚の各部位で規則性がある。
(4) 毛は、皮膚表面から出ている部分を毛幹、皮膚の内部にある部分を毛根
  という。
2


問題33 皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤っている
    ものはどれか。

(1) 皮膚は、日光にさらされると赤くなり、さらに強い照射を受けると水泡が
  できる。
(2) 皮膚からは、脂溶性物質より水溶性物質のほうが吸収されやすい。
(3) 皮膚への化学的刺激に対しては、最初に脂肪膜が、ついで角質層にあるケ
  ラチンが防いでいる。
(4) 皮脂は皮膚や毛を保護し、汗は体温調節に役立つている。
2


問題34 皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているもの
    はどれか。

(1) 臓器に異常があると、皮膚にも変化が起きることがある。
(2) ふけ症は、角質層が過剰に剥がれ落ちる現象で、脂性と乾性がある。
(3) あぶら性の皮膚は、皮脂の分泌量が過剰であり、毛孔や汗孔に汚れがた
  まりやすい。
(4) 皮膚の老化は、個人の素因によるもので、環境の影響は受けない。
4


問題35 皮膚疾患と病原体に関する次の組合せのうち、正しいものはどれか。

(1) 尋常性毛瘡(カミソリカブレ) ──── 化膿菌
(2) 伝染性膿痂疹(トピヒ) ─────── 真菌(カピ)
(3) 疥癬(ヒゼン) ─────────── 虱(しらみ)
(4) 円形脱毛症 ──────────── ウイルス
1



■香粧品化学

問題36 アルコールに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) エタノール(エチルアルコール)は、水に溶けない油分などを溶かす有機
  溶媒である。
(2) イソプロパノール(イソプロピルアルコール)は殺菌力があり、防腐作用
  を持つ。
(3) メタノール(メチルアルコール)は、化粧品基準で配合が認められている。
(4) エタノールは、皮膚を引き締める収れん作用がある。
3


問題37 油性原料に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 炭化水素は、炭素原子と水素原子だけでできた化合物の総称である。
(2) ロウ類は、高級脂肪酸とグリセリンとのエステルで、クリームや口紅など
  に用いられる。
(3) 油脂が酸素や日光などの作用により変質することを酸敗という。
(4) スクワランは、動植物から得られる不飽和炭化水素であるスクワレンに水
  素を添加したもので、安定性に優れている。
2


問題38 界面活性剤に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) ノニオン界面活性剤は、水に溶かしたときに親水基が陰イオンになる。
(2) 石けんは、陰イオン界面活性剤である。
(3) 陽イオン界面活性剤として、第四級アンモニウム塩がある。
(4) 両性界面活性剤は、酸性の水溶液中では陽イオンに、アルカリ性の水溶
  液中では陰イオンになる。
1


問題39 パーマ剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 第1剤中の還元剤は、毛髪内のシスチン結合に水素を与えて切断する。
b 第2剤に用いられる酸化剤として、臭素酸ナトリウムは過酸化水素より酸化
 力が強い。
c モノエタノールアミンは、第1剤において還元剤として働く。
d 第1剤中のアルカリ剤によって、イオン結合が切断される。

(1) aとb    (2) bとc
(3) cとd    (4) aとd
4


問題40 パーマ剤及び、ヘアカラーの成分と役割に関する次の組合せのうち、
    正しいものはどれか。

(1) アンモニア水 ───────── 色剤(カップラー)
(2) パラフェニレンジアミン ──── 酸化剤
(3) レゾルシン ────────── アルカリ剤
(4) チオグリコール酸 ─────── 還元剤
4



■文化論及び理容技術理論

問題41 明治から昭和にかけての服装に関する次の記述のうち、誤っているも
    のはどれか。

(1) 明治時代の女性の洋装は、皇族や宮中の女官、上流階級を除き、男性ほ
  ど一般的ではなかった。
(2) 大正時代のバスガール(車掌)の制服は和装であった。
(3) 第2次世界大戦になると、軍服をモデルに国民服が作られた。
(4) 第2次世界大戦後、アメリカンファッションの影響を受け、女性の間で膝
  丈より長めのロングスカートが流行した。
2    


問題42 次の男性の髪型のうち、1950年代に流行したものはどれか。

(1) 慎太郎刈    (2) チャン刈
(3) 散切り     (4) 翼賛型
1   


問題43 1960年代に流行した髪型やファッションに関する次の記述のうち、
    誤っているものはどれか。

(1) アイビールックやコンチネンタルスタイルのファッションが、若者を中
  心に流行した。
(2) ビートルズの影響でマッシュルームカットが流行した。
(3) イギリスのスタイルとして紹介されたリーゼントが流行した。
(4) グループサウンズのヘアスタイルである長髪が流行した。
3    


問題44 下図のA、B、Cに該当する名称の次の組合せのうち、正しいものはど
    れか。
理容旧43回41
     A                B              C
(1) 前額髪際隅部 ── 鼻尖 ──── オトガイ
(2) 前額髪際隅部 ── 鼻翼溝 ─── オトガイ
(3) 側頭突起 ──── 鼻翼溝 ─── オトガイ唇溝
(4) 側頭突起 ──── 鼻尖 ──── オトガイ唇溝
3    


問題45 シザーズの形態と機能に関する次の記述のうち、誤っているものは
    どれか。

(1) 鋏尖・刃線・交点の3点を結ぶ線を中心線という。
(2) 鋏身及び鋏体の裏面にある浅いくぼみをひぞこという。
(3) シザーズを閉じたとき、動刃と静刃の間にできるすきまをあきという。
(4) 動刃と静刃の鋏体が互いに接触する部分を触点という。
1    


問題46 コームに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 凹凸がなく、ねじれのないものがよい。
(2) 直角櫛と角度櫛の違いは、胴に対する歯の角度である。
(3) 歯・目が均一にそろっているものがよい。
(4) 胴は全体の根幹であるので弾力性は必要ない。
4    


問題47 スタンダードヘアのカットの基本原則に関する次の記述のうち、正し
    いものはどれか。

(1) 正面から見える側面のシルエットはラインよりもぼかしに重点をおき、後
  頭部はラインに重点をおく。
(2) 前に切った毛髪の長さに合わせてカットしていくことを、基準剪髪(きじ
  ゅんせんぱつ)という。
(3) コームの運行は、毛流に対し平行に進め、直角にカットする。
(4) 基礎刈は頭部の低い方からカットし、仕上げ刈は高い方からカットする。
2  


問題48 すくい刈持ちの操作に関する次の文章の(   )内に入る語句の組
    合せのうち、正しいものはどれか。

「コームを目の高さで、床に( A )になるように構え、( B )は固定
 したまま( C )を曲げてコームを( D )ぐらい下へおろし、すくう
 ように元の位置へ戻す。」

   A       B      C       D
(1) 垂直 ── 手関節 ── 肘関節 ── 45度
(2) 垂直 ── 肘関節 ── 手関節 ── 75度
(3) 水平 ── 肘関節 ── 手関節 ── 45度
(4) 水平 ── 手関節 ── 肘関節 ── 75度
3    


問題49 ヘアセッティングの実際に関する次の記述のうち、誤っているものは
    どれか。

(1) ドライヤーセットは、ブラシで毛髪を曲げたり、形をつくった状態で熱
  風をあてて加熱し、冷える時間を与えることで形を固定させる方法であ
  る。
(2) ドライヤーセットは、ドライヤーの風力が強いため毛髪の乾燥が早く、水
  分がなくなってオーバードライ状態になりやすい。
(3) ストレートにするアイロンセットは、一般的にはスタンダードヘアの仕上
  げに用いられる。
(4) アイロンセットは、アイロンの熱で毛髪をいためやすいので、50℃以下の
  温度で仕上げる。
4 


問題50 ワインディングに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) ボリュームの出し方には、ロッドの太さによる方法とストランド(毛束)の
  角度による方法がある。
(2) 輪ゴムは、毛折れを防ぐためにピボットポイントにとめる。
(3) ロングステムは、ボリュームを必要とする部分に使用する。
(4) ハーフステムは、ややボリュームを必要とする部分に使用する。
3    


問題51 染毛剤のパッチテストに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

(1)初回のパッチテストで異常が認められなければ、次回からは省略してよい。
(2) テスト液を塗布した部分は、絆創膏(ばんそうこう)等で、覆っておく。
(3) テスト液を塗布したら、必ず48時間放置する。
(4) 脱色剤及び脱染剤は、パッチテストは不要である。
4    


問題52 替刃式レザーによるシェービングに関する次の記述のうち、正しいも
    のはどれか。

(1) ストロークを短くして、ゆっくりと運行をする。
(2) 剃り残しをしないために、同じ部位を必ず3回以上剃る。
(3) 切れをよくするために、必ず45度以上の斜行運行をする。
(4) 対皮角度を大きくとり、皮膚への圧力を強めにする。
1    


問題53 シャンプーイングに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 湯の温度は40℃くらいが適温である。
(2) 泡立ちが悪いときは、シャンプー剤をつけ足す。
(3) シャンプー剤は、手のひらに取ってよくのばしてから毛髪全体につける。
(4) 薬液処理前のシャンプーイングは、毛髪の汚れのみを落とすようにソフト
  に行う。
2    


問題54 レザーの原理に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1) シェービングを行う場合、レザーの刃が皮膚面に沿って進みながら毛を
  切断していく。
(2) レザーで毛を切断する場合、レザーの上面には、毛髪の切断面との接触
  による摩擦力が生ずる。
(3) レザーはくさびの原理によって破壊部分を押し聞き、毛髪を切断する。
(4) レザーによる切断の様式は剪断(せんだん)である。
4    


問題55 色彩の原理に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 色は、無彩色と有彩色の2つに大別される。
(2) 赤・青・緑など色味のあるものを有彩色という。
(3) 有彩色には、色相、明度、彩度の3つの属性がある。
(4) 無彩色には、色相しかない。
4    














出典

公益財団法人
理容師美容師試験研修センター
https://www.rbc.or.jp/