32回
第32回理容師国家試験(筆記問題)
(2015年9月6日実施)
[関係法規・制度]
問題1 理容師免許に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せのう
ち、正しいものはどれか。
「理容師法は、理容師として必要な( A )を備えている者に資格を与え、
無資格者が理容の業を行うことを禁止するとともに、業を行うにあたっての
( B )の基準や( C )等を定め、これらの遵守により公衆衛生の向
上に資することを目的としている。」
A B C
(1)知識・技能 ─── 施設・設備 ─── 衛生措置
(2)管理能力 ─── 施設・設備 ─── 経営方法
(3)知識・技能 ─── 統一料金 ─── 経営方法
(4)管理能力 ─── 統一料金 ─── 衛生措置
1
問題2 理容師法において、保健所を設置する地方公共団体が条例で規定でき
ることになっている事項に該当しないもの次のうちどれか。
(1)理容師が理容所以外の場所において業を行うことができる場合
(2)理容師が業を行うときに講ずべき衛生上必要な措置
(3)理容所の開設者が管理理容師を置かなければならない要件
(4)理容所の開設者が理容所につき講ずべき衛生上必要な措置
3
問題3 理容所に関する次の事項のうち、変更の届出を行う必要のないものは
どれか。
(1)理容所の名称を変更した場合
(2)理容所に掲示している施術料金を変更した場合
(3)従事している理容師が、氏名を変更した場合
(4)従事している管理理容師が、転居により住所を変更した場合
2
問題4 理容師法に定める罰則に関する次の記述のうち、正しいものの組合せは
どれか。
a 理容師の免許を受けないで理容の業を行った者は、30万円以下の罰金に処さ
れる。
b 理容所の開設の届出をせず、又は虚偽の届出をした者は、30万円以下の罰金
に処される。
c 理容の業務停止処分に違反して、業務停止期間中に理容の業を行った理容師
は、30万円以下の罰金に処される。
d 理容の業を行うにあたって、皮ふに接する布片及び器具を清潔に保つ衛生措
置を講じなかった理容師は、30万円以下の罰金に処される。
(1)aとb (2)bとc
(3)cとd (4)aとd
1
問題5 「生活衛生関係営業の適正化及び振興に関する法律」に関する次の記
述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 理容業などの生活衛生関係営業の経営の健全化指導等の措置を講じて、公衆
衛生の向上及び増進と国民生活の安定に寄与することを目的としている。
b 理容業などの生活衛生関係営業について、営業の施設基準や衛生上講ずべき
措置を定めている。
c 理容師免許などの生活衛生関係営業に従事する者の免許に関する共通の事項
を定めている。
d 利用者又は消費者の利益の擁護を図る生活衛生営業指導センターについて定
めている。
(1)aとb (2)bとc
(3)cとd (4)aとd
4
[衛生管理]
[公衆衛生・環境衛生]
問題6 妊産婦の健康管理に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)母子健康手帳は、医療機関から交付される。
(2)妊産婦は、妊娠や出産に関して助産師や保健師から必要な保健指導を受け
ることができる。
(3)妊娠高血圧症候群では、むくみやタンパク尿などの症状が見られる。
(4)母子保健法のほか、労働基準法にも妊産婦についての規定が設けられてい
る。
1
問題7 喫煙に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)膀胱がんの罹患の危険性を高める。
(2)受動喫煙は、小児ぜんそくの罹患の危険性を高める。
(3)わが国の20歳以上の男性の喫煙率は、年々増加傾向にある。
(4)健康増進法には、受動喫煙防止について規定されている。
3
問題8 無機質に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)無機質は、エネルギー源として重要な栄養素である。
(2)カルシウムとリンは、骨や歯の主な成分である。
(3)鉄は、血液中で酸素の運搬に重要な役割を果たしている。
(4)ナトリウムは、主として食塩のかたちで摂取されている。
1
問題9 食中毒に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)細菌性食中毒の予防の3原則は、細菌を「付けない」、「増やさない」、
「死滅させる」である。
(2)ブドウ球菌が食品中で増殖すると、細菌性食中毒を引き起こすことがある。
(3)ノロウイルスによる食中毒は、ほとんどが高温多湿の夏期に発生している。
(4)ノロウイルスによる食中毒は、手指を介して食品が汚染され、発生するこ
とがある。
3
問題10 わが国の上下水道に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)水道水は、取水、導水、浄水、送水、配水の過程を経て供給される。
(2)下水は、沈殿処理の後、微生物の働きを利用した処理が施される。
(3)下水道の放流水には塩素消毒が施される。
(4)下水道の普及率は、近年90%台である。
4
[感染症]
問題11 感染症法上の三類感染症に関する次の記述のうち、誤っているもの
はどれか。
(1)診断した医師は、直ちに届け出なければならない。
(2)無症状病原体保有者にも規制が及ぶことがある。
(3)特定の職業への就業によって集団発生を起こすことがある。
(4)感染力や罹患した場合の重篤性等から極めて危険性が高い。
4
問題12 病原体と感染症に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
(1)細菌 ─── コレラ
(2)ウイルス ─── 風しん
(3)原虫 ─── マラリア
(4)クラミジア ─── 腸チフス
4
問題13 細菌に対する環境の影響に関する次の記述のうち、正しいものはど
れか。
(1)すべての細菌の発育には酸素が必要である。
(2)すべての細菌の最適pHは酸性である。
(3)多くの病原菌の発育温度は、15~45℃である。
(4)細菌の増殖には水分を必要としない。
3
問題14 人体の部位と存在する常在細菌叢に関する次の組合せのうち、正し
いものはどれか。
(1)皮膚 ─── 結核菌
(2)顔面 ─── ジフテリア菌
(3)鼻腔 ─── ブドウ球菌
(4)毛髪 ─── コレラ菌
3
問題15 麻しんに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)潜伏期は1~2日である。
(2)病原体はウイルスである。
(3)別名を「はしか」という。
(4)定期の予防接種が行われている。
1
[衛生管理技術]
問題16 次亜塩素酸ナトリウムに関する次の記述のうち、誤っているものは
どれか。
(1)有機物の汚れがあると、殺菌力が低下する。
(2)消毒作用のほか、漂白作用もある。
(3)ウイルスの消毒には、全く効果がない。
(4)酸性の洗剤と混ぜると、有毒な塩素ガスを発生する。
3
問題17 消毒用エタノールに関する次の記述のうち、正しいものの組合せは
どれか。
a エタノールは、76.9%~81.4%のものを使用する。
b エタノールは、手指の消毒の他に、刃物類の消毒に適している。
c 血液が付着した器具の消毒は、エタノールに5分間浸す。
d エタノールは、ほかの消毒薬と反応する場合があるので、単独で用いなけれ
ばならない。
(1)aとb (2)bとc
(3)cとd (4)aとd
1
問題18 理学的消毒法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)煮沸消毒は、沸騰後2分間以上煮沸する。
(2)煮沸消毒は、被消毒物が水中に沈んだ状態でなくても、蒸気により目的が
達成できる。
(3)蒸気消毒は、血液の付着したすべての器具に適用できる。
(4)蒸気消毒は、被消毒物の温度が70℃を超えていればよい。
1
問題19 紫外線消毒器による消毒に関する次の記述のうち、正しいものはど
れか。
(1)タオルやケープなど、布片類の消毒に適している。
(2)紫外線殺菌灯から照射される紫外線は、皮膚に障害を与えることはない。
(3)紫外線殺菌灯は、点灯していれば使用期間にかかわらず出力は低下しない。
(4)紫外線消毒は、あらゆる微生物に対して効果があるが、被消毒物の表面の
殺菌に限られる。
4
問題20 消毒の注意事項に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)蒸し器によるタオルの消毒では、タオル内部が80℃を超える温度で10分間
以上保つ。
(2)動物毛製のブラシは、煮沸消毒が適している。
(3)次亜塩素酸ナトリウム水溶液は、金属を腐食することがあるので、浸漬時
間に注意する。
(4)毛払いブラシなどの毛足の長いブラシは、薬液消毒が適している。
2
[理容保健]
[人体の構造および保健]
問題21 次の血球のうち、血液凝固を引き起こすものはどれか。
(1)赤血球 (2)血小板
(3)好中球 (4)リンパ球
2
問題22 顔面筋とその働きに関する次の組合せのうち、誤っているものはど
れか。
(1)眼輪筋 ─── 目を閉じる
(2)笑筋 ─── 口角を外方に引きえくぼをつくる
(3)前頭筋 ─── 額にしわをつくる
(4)口輪筋 ─── 唇を開く
4
問題23 次の消化器官のうち、消化管に含まれるものはどれか。
(1)咽頭 (2)肝臓
(3)膵臓 (4)胆嚢
1
問題24 次の臓器のうち、泌尿器系に含まれないものはどれか。
(1)腎臓 (2)尿管
(3)脾臓 (4)膀胱
3
問題25 次のホルモンのうち、最も糖尿病に関係するものはどれか。
(1)アドレナリン (2)インスリン
(3)パラトルモン (4)サイロキシン
2
[皮膚科学]
問題26 皮膚の構造に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)角化細胞は、表面より角質層、有棘層、顆粒層、透明層、基底層の5つの
細胞層からなる。
(2)色素細胞が生成したエラスチンは、顆粒細胞に伝達される。
(3)ランゲルハンス細胞は、免疫に関与する細胞である。
(4)真皮の線維成分は、ケラチンというタンパク質からできた弾性線維がその
大部分を占める。
3
問題27 皮膚付属器官に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)毛は、その中心部から順に毛髄質、毛皮質、毛小皮の3層からなる。
(2)頭毛には生長期、退行期、休止期という生長周期がある。
(3)健康な成人の頭毛では、全体の85~90%が休止期である。
(4)爪には、生長周期がなく、絶えず生長を続けている。
3
問題28 皮膚と皮膚付属器官の生理機能に関する次の記述のうち、誤ってい
るものはどれか。
(1)脂肪膜(皮脂膜)と角質層のケラチンには、外的化学的刺激に対する保護
作用がある。
(2)経皮吸収には、表皮経路と皮膚付属器官経路の2つの経路がある。
(3)皮膚描記症は、蕁麻疹の出やすい人では、その反応は強く起こる。
(4)皮膚で体温調節を積極的に行っているのは脂腺である。
4
問題29 皮膚及び皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っている
ものはどれか。
(1)荒れ性の皮膚では、角質層の水分量が減少している。
(2)乾性のフケ症の人は、シャンプーをしすぎないようにすることが重要で
ある。
(3)皮膚の分泌作用や新陳代謝は、加齢に伴って低下する。
(4)紫外線は、尋常性?瘡(ニキビ)や円形脱毛症の原因となる。
4
問題30 皮膚疾患と関連の深い因子に関する次の組合せのうち、正しいものは
どれか。
(1)肝斑(シミ) ─────────── 真菌(カビ)
(2)癤(せつ) ──────────── 細菌(化膿菌)
(3)単純性疱疹(単純性ヘルペス) ─── シラミ
(4)尋常性毛瘡(カミソリカブレ) ─── ヒゼンダニ
2
[理容の物理・化学]
問題31 下図はてこを表し、点Aは作用点を、点Bは力点を示している。
点Aと点Bの力の関係についての次の記述のうち、正しいものはど
れか。
(1)作用点Aにかかる力は、力点Bにかける力の2倍である。
(2)作用点Aにかかる力は、力点Bにかける力の5倍である。
(3)作用点Aにかかる力は、力点Bにかける力の10倍である。
(4)作用点Aにかかる力は、力点Bにかける力の20倍である。
2
問題32 100ボルトの電圧で、消費電力1200ワットのヘアドライヤーを使用し
たとき、流れている電流の値として正しいものはどれか。
(1)1.2アンペア
(2)12アンペア
(3)120アンペア
(4)1200アンペア
2
問題33 酸と塩基に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)赤色リトマス紙は、塩基性溶液では変色しない。
(2)塩基性溶液のpHは7より小さい。
(3)酢酸は強酸である。
(4)硝酸は無機酸である。
4
問題34 天然高分子化合物とその分類に関する次の組合せのうち、正しいも
のはどれか。
(1)ヘモグロビン ─── 単純タンパク質
(2)コラーゲン ─── 複合タンパク質
(3)ケラチン ─── 硬タンパク質
(4)セルロース ─── 可溶性タンパク質
3
問題35 硬水と軟水に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)軟水とは、カルシウムイオンやマグネシウムイオンを多量に含む硬度の高
い水をいう。
(2)硬水中では、石けんがよく泡立ち、効果的な洗浄作用を発揮する。
(3)一時硬水は、煮沸すると軟化する。
(4)永久硬水とは、カルシウムイオンやマグネシウムイオンが炭酸水素塩とし
て含まれる水をいう。
3
問題36 金属とさびに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)金は、鉄に比べて化学的に不活発でさびにくい。
(2)特殊鋼は、さびにくくするために鋼に他の成分を混ぜて作られた合金で
ある。
(3)金属のさびを防ぐためには、乾燥した場所での保存、めっきなどの方法が
ある。
(4)鉄の赤さびは、質がち密で内部を保護する働きがある。
4
問題37 香粧品に配合される成分とその主な配合目的に関する次の組合せの
うち、正しいものはどれか。
(1)ベンザルコニウム塩化物
(塩化ベンザルコニウム) ─── 紫外線吸収剤
(2)ベンゾフェノン誘導体 ───────── 殺菌剤
(3)ヒアルロン酸ナトリウム ────── 酸化防止剤
(4)パラオキシ安息香酸エステル ────── 防腐剤
4
問題38 石けんに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)石けんは、界面活性剤の一種である。
(2)石けんは、油脂を酸で加水分解して作る。
(3)軟質石けんは、水酸化ナトリウムを用いて作る。
(4)透明石けんは、機械練石けんである。
1
問題39 パーマネントウェーブ用剤第1剤(1液)に含まれる還元剤は、次
のうちどれか。
(1)シスチン (2)チオグリコール酸
(3)臭素酸ナトリウム (4)過酸化水素
2
問題40 染毛剤に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)酸化染毛剤は、1回のシャンプーで除去される。
(2)染料中間体をカップラーとともに用いると、様々な色調に染毛できる。
(3)ヘアブリーチ剤は、毛髪に含まれるメラニンを酸化して分解する。
(4)一時着色料は、法定色素等を毛髪の表面に付着させて着色する。
1
[理容技術理論]
問題41 シザーズに関する次の文章の( )内に入る語句の組合せのう
ち、正しいものはどれか。
「刈込み用シザーズの刃線は、抵抗が少なくて楽に切れる( A )がよく、
半径( B )mmの外曲状の刃線形態になっている。( C )は抵抗が大
きく疲労しやすい。」
A B C
(1)笹刃 ─── 900 ─── 鎌刃
(2)鎌刃 ─── 800 ─── 笹刃
(3)直線刃 ─── 900 ─── 柳刃
(4)柳刃 ─── 800 ─── 直線刃
4
問題42 分髪に関する次の文章の( )内に入る語句の組合せのうち、
正しいものはどれか。
「6:4分髪は、( A )の延長線を基準とする分髪で、ボリュームが
( B )にでるので、一般的には、( C )に合う。」
A B C
(1)内眼角 ─── 内側 ─── 丸顔
(2)外眼角 ─── 外側 ─── 丸顔
(3)内眼角 ─── 外側 ─── 角顔
(4)外眼角 ─── 内側 ─── 角顔
3
問題43 スタンダードヘアの分類に関する次の記述のうち、正しいものはど
れか。
(1)ブロースは、最短髪型のヘアスタイルである。
(2)ハーフロングは、中髪型のヘアスタイルである。
(3)丸刈は、短髪型のヘアスタイルである。
(4)ミディアムヘアは、長髪型のヘアスタイルである。
2
問題44 スタンダードヘアのカット技法に関する次の記述のうち、正しいも
のはどれか。
(1)押し刈は、長髪部に用いられ、主にロングやミディアムヘアの天頂部を切
るときに用いられる。
(2)指間刈は、仕上げ刈として短髪部の面をそろえるときに用いられる。
(3)まわし刈は、長髪部に用いられ、毛量を減らし調整する技法である。
(4)直鋏は、コームを用いず、シザーズだけでヘアスタイルの表面を切りそろ
える技法である。
4
問題45 ヘアスタイルと頭の形に関する次の文章の( )内に入る語句の
組合せのうち、正しいものはどれか。
「ヘアスタイルを構成するにあたり、凸面タイプの場合は、( A )に高さ
の頂点をおき、分髪線は( B )し、後頭部は( C )ほうがよい。」
A B C
(1)クラウン ── 長く ─── 高めに刈り上げる
(2)クラウン ── 短く ─── 高く刈り上げない
(3)前頭部 ─── 長く ─── 高く刈り上げない
(4)前頭部 ─── 短く ─── 高めに刈り上げる
2
問題46 デザインカットの技法とその説明に関する次の組合せのうち、誤っ
ているものはどれか。
(1)スライドカット ─── 毛束感をつくる
(2)チョップカット ─── 毛先を直線にそろえる
(3)ブリックカット ─── 一つのパネルの中を間引くようにする
(4)ツイストカット ─── 毛束をねじった状態でカットする
2
問題47 ワインディングに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)輪ゴムは、ピボットポイント側のゴム圧が強くなるようにかける。
(2)ノンステムは、ボリュームを大きく出す場合に用いる。
(3)ハーフステムの輪ゴムは、頭皮面に対して45度にかける。
(4)ロングステムの輪ゴムは、頭皮面と平行にかける。
1
問題48 染毛剤によるカラーリングに関する次の記述のうち、正しいものは
どれか。
(1)カラーリングは、パーマネントウェーブと同時に施術するとよい。
(2)調合済の染毛剤は、冷暗所で保存すれば長期間使用できる。
(3)パッチテストの結果が陰性であっても、頭部に傷がある人の染毛は、施術
してはならない。
(4)眉毛やまつ毛の染毛は、染毛剤が目に入らないように十分注意して行う。
3
問題49 シェービングの基本技術と要領に関する次の記述のうち、正しいも
のはどれか。
(1)肘関節を軸とする前腕の操作によるレザーの運行は、運行範囲が小さい時
に使う。
(2)斜行運行は、毛流の方向に対して45度以内に行う。
(3)毛が硬く量が多い場合には、対皮角度を大きくして運行する。
(4)軟毛には、対皮角度を小さくして運行する。
2
問題50 ラザーリングに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)1回目のラザーリングの目的は、皮膚とひげの水分を保ち、シェービング
しやすくすることである。
(2)2回目のラザーリングの目的は、石けんの作用により皮膚の汚れを取り除
くことである。
(3)ラザーリングは、手関節を軸とする回転運動で行う。
(4)毛孔の部分まで泡を塗布させるためには、毛流と同じ方向に運行する。
3
出典
公益財団法人
理容師美容師試験研修センター
https://www.rbc.or.jp/